Topics及びNTイントラ関連ニュース 98年3月分


【98/03/31】「Bonk」問題 NT 3.51版修正公開(日本語版対応)
 マイクロソフト株式会社から、「Bonk」問題のNT 3.51版の修正情報が追加された「Microsoft Windows NT 3.51 日本語版 Service Pack 5以降に修正されたモジュールのダウンロード 」が3月24日付けで追加公開されています。
 NT 4.0 日本語版と同様に、
   ・「変種の teardrop アタックによる STOP 0x0000000A, 0x00000019 (J042091)」
   ・「"Land Attack" により、Windows NT の速度が遅くなる(J040523)」
   ・「無効な ICMP データフラグメントによるWindows NTのハングアップ(J030717)」
   ・「Out Of Band (OOB)データ受信時のTCPIP.SYS の Stop 0A(J030463)」
 の、計4つの修正モジュールを含んでいます。


【98/03/30】有償の製品版「NextCom RADIUS」登場
 ネクストコム株式会社から、リモートアクセス接続のセキュリティ情報の一括管理やアカウント情報の管理可能なGUIベースのネクストコム・オリジナル・ソフトウェア製品として、「認証サーバ"NextCom RADIUS"発売開始のお知らせ」が公開されています。4月1日から発売(受注)開始で、定価は400,000円です。
 「Security Dynamics社(ACE/Server)のワンタイムパスワード認証機能をサポート」「ODBCをサポートするリレーショナルデータベースとの連携が可能」等の目新しい機能もありますが、無償で提供されているデジタルテクノロジー株式会社の「DTC Radius Ver 2.0x for Windows NT」とのすみわけが気になる部分です。

【98/03/29】NT Server のライセンス体系情報掲載
 マイクロソフト株式会社から、NT Serverで選択可能な「接続クライアント数モード」と「同時使用ユーザー数モード」という2種類の異なるライセンス モード等の概要が説明された「Windows NT Server のライセンス体系概要」が公開されています。モードの選択の基準や、モードの変更等の記述があり、NT管理者は要チェックです。

【98/03/29】「NTイントラ虎の穴」来訪者数 17万突破
 この「NTイントラ虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が17万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/03/28】ネットワークで結ばれたPCの集中管理ソフト
 横河ディジタルコンピュータ株式会社から、オフィス内のネットワークで結ばれたパーソナルコンピュータ(PC)を容易に集中管理できるPC管理ソフトウエア「NetWizard Ver.4.0J」発売のおしらせが3月5日付けで公開されています。価格は、10ユーザパックが15万円です。特徴は、公衆回線を利用した遠隔地へのソフトウエア配布や、クライアントPCの遠隔操作も行え、導入のために特別なハードやデータベースを用意する必要が無いことです。また、ネットワークOSからも独立しているため、既存の環境で利用可能です。尚、Ver.4.0Jから、新たにWindowsNT4.0が標準サポートされています。そして、NetWizardマネージャ、エージェント、ブランチマネージャが WindowsNTおよび95のサービスで動作可能になった為、クライアントPCのユーザがWindowsNT、95にログインしていなくてもPCの電源が入っていればソフトウエア配布やインベントリ情報の取得などが可能になりました。

【98/03/27】異種メールシステムを含めたメールシステムの稼働状況監視ソフト
 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社から、異種メールシステムを含め、 すべてのメールシステムの稼働状況を集中的に監視可能なソフト「MailCheck」が公開されています。価格は、基本システム(49,800円) + 必要ライセンス数(228,000円〜)です。特徴は、ロータス cc:Mail や Microsoft Mail、UNIX SMTP メール等一般的なメールシステムのほとんどをサポートしている点です。また、この「NTイントラ虎の穴」で【98/02/11】に紹介した、「IP.Check」と併用することで、 1つのモニタ画面でイントラネットサーバとメールサーバを一元監視可能です。でも、ちょっと価格が高いのが残念です。

【98/03/26】「Microsoft @ COMDEX Japan '98」詳細情報掲載
 マイクロソフト株式会社から、98年4月6日(月)〜 9日(木)に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催される「COMDEX Japan '98」のマイクロソフトブース紹介の「Microsoft @ COMDEX Japan '98」が公開されています。国内で初公開されるWindows ベースのシン (Thin) クライアントである「Windows-based Terminal (WBT) 」が、楽しみです。この専用端末である WBT は、 Windows CE を ROM に搭載し、ハードディスクを持たず、4MB 程度の RAM と比較的低速な CPUで稼動します。また、500 ドル以下でのリリースが期待されています。マルチユーザー対応した Windows NT Server 上で、 Win 32アプリケーションを管理/実行し、画面イメージを端末に転送する為、TCOの削減が期待出来ます。尚、今年半ばにリリースされる予定です。

【98/03/25】「Windows NT 4.0 Option Pack」に含まれる「SMTPサーバ」を補完する「POPサーバ」ソフト
 株式会社ピーデーから、「Windows NT 4.0 Option Pack」に含まれる「SMTPサーバ」と併用することで、Internetの電子メールサーバとして機能させる為の「POPサーバ」である「簡易POPサーバ 秋POP」が3月19日付けで公開されています。一種の簡易なシェアウェアである「リサーチウェア」として公開されています。確かにNT Server 4.0対応の「SMTP Server 2.0」が同梱されています。しかし、これは通常の電子メールサーバとしての機能を意識したものではなく、IISのASP等を利用して、特定のフォームと連携して電子メールを送付する等の特殊な利用をターゲットにしたものです。これに、利用者がメールを取り出す為の「POPサーバ」をオンして、電子メールサーバ相当として使用するというアプローチは冴えています。尚、ページに記述してあるように、送金する前に、使用するシステムで実際に試してみる必要はあると思います。
 話は、全く関係ありませんが、「Windows NT 4.0 Option Pack」適用に関する留意事項が記載されている「追加リリース ノート」は、適用前にチェックした方が良いと思います。あれっ?この「NTイントラ虎の穴」で【98/02/06】に紹介した、「IIS 4.0」「PWS 4.0」でロングファイル・ネームを使用した場合のアクセス権問題は解決されていないのでしょうか?この件に該当する方は意識した方がよさそうです。

【98/03/24】NTセキュリティに関連した評価・監視ソフト
 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社から、Windows NT セキュリティに関連した評価ソフトの「Analyst」、監視ソフトの「Monitor」 の「Kane Security(ケイン・セキュリティ)」が公開されています。98年5月発売予定です。「Kane Security Analyst」は、ネットワーク上のセキュリティリスクを数分間で分析し、 各種レポートを作成し、対策を提案可能です。また、「Kane Security Monitor」は、サーバ/ワークステーションの NT セキュリティログを継続的に検査・分析することにより、問題発生を早期に発見し、管理者に通知可能です。 これは、今までNTセキュリティに関する高度なスキルを有する管理者の肩代わりを、一部行うことが出来るツールです。リリースが非常に楽しみです。

【98/03/23】「Bonk」問題 Webサイトにて正式修正公開(日本語版対応)
 マイクロソフト株式会社から「NT 4.0:変種の teardrop アタックによる STOP 0x0000000A, 0x00000019」情報が追加された「Microsoft Windows NT 4.0 日本語版 Service Pack 3 以降に修正されたモジュールのダウンロード」が3月20日付けで追加公開されています。この「NTイントラ虎の穴」で【98/03/16】に紹介したように、3月14日付けでFTPサーバ上に修正モジュールはアップされていましたが、ようやくWebサイトにて正式公開です。

【98/03/22】Microsoft BackOffice News 配信サービス運営中
 マイクロソフト株式会社から、登録すると「WindowsNT Server」や「Microsoft BackOffice」に関する製品および技術情報をE-Mailにて提供してもらえる「Microsoft BackOffice News 配信サービス」が公開されています。購読料は無料で、基本的に毎週1回発行されています。私も購読中ですが、やや商売っ気が強い?(当然でしょうが)傾向はあるものの、情報源として重宝しています。

【98/03/21】Microsoft Back Office環境に特化したサーバ管理ソフト
 日本ヒューレット・パッカードから、Microsoft Back Office環境に特化したWindows NTサーバ管理ソフト「HP OpenView ManageX」が公開されています。Microsoft Exchange, SQL Server, イントラネットなどのNTベースのアプリケーションを正常かつ最大限に運用可能で、クリティカルな状況やアプリケーション・ボトルネックが起こる前にエラーメッセージを送信、自動修正アクションを起動可能です。また、イベント・ログの収集、サービスの再起動、問題の解析やMicrosoftサービス・パックのアップデートなどの運用タスクの自動化可能です。規模な大きなWindows NT環境の集中管理には、威力を発揮しそうなソフトです。

【98/03/20】インターネット上で、相手先に確実に届けるドキュメント配信システム
 キヤノン販売株式会社から、オープンなインターネット環境の上で書留郵便と同様に「重要なビジネス文書」を配信可能とするインターネット・ドキュメント配信システム安全で確実なインターネット・ドキュメント“配信システム「POSTA」”が公開されています。3月19日から発売され、POSTA基本システム(5ユーザライセンス付 NT用)の標準価格は、1,560,000円です。インターネットメールとWebブラウザがあれば誰でも簡単に利用可能です。また、暗号化、パスワード設定、セキュアード接続等を統合的に組み合わせることが可能。デリバリー過程の状況を追跡調査可能。コンテンツ毎あるいは配達毎に自由に価格を設定可能というような、特徴を持っています。確かに「インターネット上で、相手先に確実に届ける」というコンセプトは分かりやすいです。ただもう少し値段が抑えてあれば利用しやすいのですが...

【98/03/19】「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」の正式提供開始
 マイクロソフト株式会社から、この「NTイントラ虎の穴」で【98/03/17】に紹介した、「Internet Information Server 4.0」が含まれる各国語に対応した「Windows NT 4.0 Option Pack」の提供の正式な発表である「Microsoft Windows NT Server 4.0」日本語版の機能を大幅に強化が3月19日付けで公開されています。情報提供のページ「Windows NT 4.0 Option Pack」もあります。慌てなくても良かったのですね。入手方法も、Webサーバからのダウンロード以外にも、コンピュータ書籍/雑誌への添付も充分行われます。また、「ダウンロード モジュールを取得するサイトを選択する画面で、"High Capacity US Download Sites"と"Online Distribution Sites"という選択肢が表示されるものの、"Online Distribution Sites"からは日本語版のダウンロードはできません。」との注意書きがありました。アララ。私はこれに引っかかっていたはずです。私は、入力フォームに延々プロフィールを打ち込むのにも疲れましたので、コンピュータ書籍/雑誌に添付されたものを入手しようと思います。

【98/03/18】FTP、HTTPの転送ファイルとE-Mailの添付ファイルも監視OKのウイルス対策ソフト
 トレンドマイクロから、FTPとE-Mailのトラフィックをインターネット・ゲートウェイ上で監視することにより、ウイルスのネットワークへの侵入と流出を阻止する「InterScan VirusWall」が公開されています。ActivePS方式(米国特許取得)は、リアルタイムでFTP、HTTPの転送ファイルとE-Mailの添付ファイルを高速に検索可能になっています。また、ファイアウォールとも問題なく共存可能です。尚、ZIP、LHA、ARJなどの主要な圧縮方法に対応しており、圧縮ファイルに潜むウイルスにも対応し、MIME、UUENCODEなどのE-Mailのエンコード形式にも対応します。ちなみに、この製品は、NT版が長らく準備中でしたが、ようやく出荷されています。

【98/03/17】「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」の提供開始
 Microsoft社から、この「NTイントラ虎の穴」で【98/03/04】に紹介した、「Internet Information Server 4.0」が含まれる各国語に対応した「Windows NT 4.0 Option Pack」の提供が3月13日に開始された「Windows NT 4.0 Option Pack」が公開されています。各国語には、日本語版も含まれています。ただ、ちょっと試した所、延々自分のプロフィールを入力した後、やっとダウンロードの画面に行き着きますが、「japan」のモジュールを選択出来るものの、実際には、英語版のモジュールしか入っていないという現象にぶち当たりました。今日は38度の熱を出して会社を休んでおりますので、充分な調査が出来ていませんが、この件に関してはフォローしていきます。

【98/03/16】「Bonk」問題修正公開(日本語版対応)
 Microsoft社から、この「NTイントラ虎の穴」で【98/03/06】に紹介した、「Teardrop2」,「NewTear」,「Bonk」,「Boink」等の名前で知られていた「Denial of Service Attack(サービスが出来なくなる攻撃)」に対する修正情報/モジュール「STOP 0x0000000A or 0x00000019 Due to Modified Teardrop Attack」が3月14日付けでftpサーバ上のみで公開されています。対象は、NT Workstation version 4.0/NT Serverversion 4.0/NT Server Enterprise Edition version 4.0です。また、このFixにはこの「NTイントラ虎の穴」で紹介済みの、「ICMP-fix」(公開済), 「OOB-fix」(公開済), 「Land-fix」(新規)も含まれています。

 尚、Windows NT 4.0の場合、(「Denial of Service Attack」関連で)対応すべき修正モジュールの対応状況は以下の通りになりました。
   ・「LSA Denial of Service Fix」:(日本語対応無し)
   ・「Simple TCP/IP Services Denial of Service Fix」:(日本語対応有り)
   ・「NewTear/Bonk/Boink TCP/IP Denial of Service Fix」:(日本語対応有り)
      *「Out Of Band (OOB) Data」:(日本語対応有り)
      *「Invalid ICMP Datagram Fragments Hang」:(日本語対応有り)
      *「Windows NT Slows Down Due to Land Attack」:(日本語対応有り)
      *「Multiprocessor Computer May Hang Because of Tcpip.sys」:(日本語対応無し)
        の過去に発表された4モジュールも含む複数対応。
   ・「IIS Denial of Service Fix」日本語対応有り)
   ・「SMB/CIFS Denial of Service Fix」:(日本語対応無し)

【98/03/15】号外!「モバイル虎の穴」外伝? 紙面にて連載スタート!
 「モバイル虎の穴」来訪者数10万突破記念という訳ではないのですが、日経BP社「日経マルチメディア」5月号(発売は4月15日)から、私のモバイル関連のコラムを連載して頂きます。執筆依頼のお申し出有り難うございます。コラム名は「デジタル・メディア活用講座」の「モバイル編」です。Webページ上では、私の独断と偏見で、日々のホットなニュースを毎日1件づつ切り出すスタイルを採っていますが、なかなか体系立てて、解説が出来ませんでした。今回日経BP社さんに執筆の声を掛けて頂き、Web上ではなかなか取り組めなかった「体系立てたモバイル・コラム」を5回程度のボリュームで、執筆していきます。内容的には、モバイルの概要や使い分けから入って、実際にモバイルを仕事に役立てるまでに必要な知識をステップ・アップ式に、4ページずつ解説していく予定です(NTのノウハウを利用し、RASにPIAFS通信経由でモバイル・アクセス実現等も紹介予定です)。早々に連載打ち切りになり、レアものになる可能性もありますので、興味のある方は、こちらにて購読をお申し込み下さい。(^^;)

【98/03/15】「netGUARDIAN」が複数のDMZセグメントをサポート
 株式会社データコントロールから、イスラエルNetGuard社が開発したWindows NT対応のインターネット/イントラネット向けファイアウォールソフトウェア『netGUARDIAN(ネットガーディアン)』Version 3.0リリースのご案内が2月2日付けで公開されています。一番の特徴は、新技術「ZoneGuard」により、複数のDMZ(DeMilitarized Zone)セグメントをサポートしたことです。ファイアウォールを導入してサーバを公開する場合、DMZ(DeMilitarized Zone-非武装セグメント)環境を構築して、そのセグメントに公開サーバを設置することも多いですが、netGUARDIANTMでは、「ZoneGuard」アーキテクチャにより、複数のDMZ(無制限でネットワークアダプタをサポート)を構築可能です。DMZ環境に加え、複数のセキュリティゾーンを構築して、外部向けは当然のことながら、社内LANやビジネスパートナー向け等のセグメント等に分離し、それぞれにセキュリティルールを設定することで、きめ細かい運用を行うことが可能です。

【98/03/14】「Small Business Server (SBS) 4.0」を利用したISPの新しいサービス形態
 「DREAM ★ NET」(メディアバンク株式会社:ソフトバンク,NTTデータ通信出資)から、マイクロソフト株式会社が3月13日より発売開始した小規模オフィス向け統合ビジネスサーバー「Small Business Server (SBS) 4.0」を利用したISP(インターネット・サービス・プロバイダ)の新しいサービス形態として、インターネット接続サービス「DREAM ★ SBS」が公開されています。メールサーバー、DNSサーバー、WWWサーバーは、ISPが準備を行ない、ユーザは、「Small Business Server (SBS)」を導入して、「DREAM★SBS」に契約するだけで、独自ドメインによる電子メールの送受信やホームページでの情報公開を簡単に行うことが可能なサービスです。また、「Small Business Server (SBS)」が持つダイヤルアップ接続機能を利用可能な為、専用線接続も必要ありません。今後こうした「Small Business Server (SBS)」を利用した「インターネット接続サービス」も増えそうですね。

【98/03/13】PCの使用状況をモニタリングするマネージメントツール
 株式会社アスキー インターネット教育ソリューション事業推進部から、パーソナルコンピュータの使用状況をモニタリングするマネージメントツール「com.Policy」販売開始が3月3日付けで公開されています。Com.Policy1.30J版の販売予定は3月26日で、価格はオープンプライスです。独自のスクリーンキャプチャリングと画像圧縮技術を使用し、PCの使用状況を定期的に画像データを含むドキュメントで生成します。また、プログラムが起動されたり、新たな操作が行われた場合には、プログラムの実行履歴として使用されたファイル,オンラインの作業状況,アクセスしたWebページのタイトルなどをテキストベースで収集可能です。かなり、強烈な監視ツールですね。NTサーバに導入して、不正利用が無かったかを調べるのにも使用出来そうです。

【98/03/12】NTサーバー向けアンチウイルスソフト期間限定キャンペーン
 株式会社シマンテックから、NTサーバー向けアンチウイルスソフト「Norton AntiVirus for Windows NT Severs」の年度末キャンペーンを開始が3月9日付けで公開されています。法人向け年度末キャンペーン(1998年3月5日〜3月31まで)が開始され、同製品の「シマンテック・バリューライセンス・プログラム価格」の割引きが最大で22.3%実施されるようです。またこの制度によりライセンス購入を行うことで、通常パッケージ製品にて購入した場合と比べ、1ライセンス当たり最大56.1%もお得とされています。ちなみに、「Norton AntiVirus for Windows NT Servers」は、業界初の未知のウイルスを発見するAIウイルス検知技術「Bloodhound? (ブラッドハウンド)」を搭載し、「ネットワークマネージャ(プル型配布ツール)」,「ノートンソフトウェア配布ユーティリティ(プル型配布ツール)」,「LiveUpdate管理ユーティリティ(LUADMIN)」の三つのツールを組み合わせるというユニークなアプローチを採っています。

【98/03/11】インターネットの使用状況トラッキング・ソフトウェア登場
 株式会社アスキー インターネット教育ソリューション事業推進部から、インターネットおよびイントラネットの使用状況トラッキング・ソフトウェア「SiteTracker」販売開始が3月3日付けで公開されています。製品は、「SiteTrackerスタンダード版」69,000円、「SiteTrackerプロフェショナル版」123,000円、マルチWebサイト機能を装備した「SiteTrackerエンタープライズ版」369,000円(5Webサイトサポート)が存在します。「トラッキング・ソフトウェア」とは、インターネットWebサイトやイントラネットへのビジターのトラフィックを分析するために設計された、Webベースの使用状況追跡およびログ分析の新しいソフトウェアです。一番のメリットは、Webサーバーにインストールして実行する為、従来の製品のようにWebサイトのトラッフィック・データを分析するのに、膨大なログ・ファイルをダウンロードする必要がないということです。これは、私も、ウンウンとうなずきました。(でも負荷が大丈夫かな?)

【98/03/10】「SQL Server Enterprise評価・検証」レポート
 日経BP社から、日経BPシステムラボ:評価・検証レポートNo.23として「Windows NT, Enterprise Edition 4.0実践的活用ガイド MS SQL Server Enterprise編」が公開されています。98年2月25日に発行され、定価は13,800円(税込)です。SQL Server 6.5を利用しておりEnterprise Editionへの移行を検討しているユーザー企業のシステム担当者(より大規模なシステムや基幹システムへの適用)は、要チェックです。

【98/03/09】PDFファイルを対象とした全文検索ツール
 株式会社 言語工学研究所から、大量に貯まったPDFファイルを手軽に高速検索なPDFの「Adobe Acrobat Exchange」用の全文検索プラグイン「オリンポス (仮称)」が公開されています。開発中で、近日販売予定となっています。検索したいキーワードでファイル間の検索をし、検索キーワードが含まれるPDFファイルのページを開きキーワードを反転表示させます。但し、事前にPDFファイルを登録して検索データベースの作成が必要です。他にも、具体的なスケジュールは未定ながら、「俊司 for Web」のCGIソフトとして稼動する「PDFオプション」の追加も検討されているようです。

【98/03/09】「NTイントラ虎の穴」来訪者数 16万突破
 この「NTイントラ虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が16万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/03/08】Windows NT, Notesのユーザ゙管理を完全自動化ツール
 株式会社ソリトンシステムズから、Windows NT, Notesのユーザ゙管理を完全自動化可能な統合ユーザ管理ツール「UserAdminPlus」を開発、出荷開始が2月20日付けで公開されています。2月23日より順次出荷開始です。「NTやNotesなどの複数システム上に分散された複数ユーザアカウントの新規作成や変更」を 単一管理画面(対話モード)もしくは単一CSVファイル(大量ユーザ一括自動バッチモード)から、一切の手作業を省いて完全自動実行可能です。

【98/03/07】DNSサーバー,メールサーバー,ニュースサーバーのスイートパック
 株式会社アスキーネットワークテクノロジーから、WindowsNT上で動作するDNSサーバー,メールサーバー,ニュースサーバーのスイートパック「Sendmail ++」が2月5日付けで公開されています。「Domain name system 2.1」:84,000円,「Sendmail with POP3 2.0」:89,800円,「NewsChannel Lite」:69,800円がパッケージングされた価格は、218,000円(400本限定。本来は243,600円。)です。サポートも考えてまとめて一社から購入する方がいいという方には、お得なスイートパックです。但し、スイートパックに含まれる「NewsChannel Lite」には、「NewsChannel Pro」(128,000円)と異なり、DBサイズは1.5GBまでという制限事項が付いています。

【98/03/06】全米で「Windows NT」と「Windows 95」マシンに対して大規模なアタック発生
 Microsoft社から、2日夜(米国時間)、全米の様々な施設のインターネットの接続された「Windows NT」と「Windows 95」マシンに対して大規模に行われた 「Denial of Service Attack(サービスが出来なくなる攻撃)」に対する見解と顧客がどう対処すれば良いかを示した「Network Denial of Service Attacks」が3月3日付けで公開されています。この「Denial of Service Attack」を受けると、NTの場合システムがクラッシュして「ブルースクリーン」になったり、リブートしたりという現象が発生します。いずれも、リスタートすれば復旧するもので、データ破壊等を引き起こすものではありません。Microsoft社は、今回の攻撃手法を、この「NTイントラ虎の穴」で【98/01/14】に紹介した「UDPパケット」を使用して行われる「Teardrop2」,「NewTear」,「Bonk」,「Boink」等の名前で知られていた既知の手法を用いていると分析しています。しかも、今回攻撃者は、自動的に多くのホストを攻撃するために工夫されたツールを使用したようです。
 ちなみに、このアタックに対する日本語版の修正モジュールはまだ出荷されていませんので、防ぐとすれば非常に乱暴になりますが、ルータ等でUDPパケットを全て遮断することになりそうです。(UDPは、リアルオーディオや「CU-SeeMe」等のマルチメディア系サービスで使用される事が多いです。尚、Application Gateway型FirewallサーバCentri Firewallは、以前のバージョンではUDPを通せませんでした。)

 そして、このレポートではWindows NT 4.0の場合、(「Denial of Service Attack」関連で)対応すべき修正モジュールとして、
   ・「LSA Denial of Service Fix」:(日本語対応無し)
   ・「Simple TCP/IP Services Denial of Service Fix」:(日本語対応有り)
   ・「NewTear/Bonk/Boink TCP/IP Denial of Service Fix」:(日本語対応無し)
      *「Out Of Band (OOB) Data」:(日本語対応有り)
      *「Invalid ICMP Datagram Fragments Hang」:(日本語対応有り)
      *「Windows NT Slows Down Due to Land Attack」:(日本語対応無し)
      *「Multiprocessor Computer May Hang Because of Tcpip.sys」
        の過去に発表された4モジュールも含む複数対応。
   ・「IIS Denial of Service Fix」日本語対応有り)
   ・「SMB/CIFS Denial of Service Fix」:(日本語対応無し)
が挙げられています。

 尚、CNET社の関連(翻訳)記事「ハッカーがNASA、海軍などを攻撃」が公開されています。また、CIACの「Malformed UDP Packets in Denial of Service Attacks」やCERTの「Denial of service attacks targeting Windows 95/NT machines」も要チェックです。


【98/03/05】E-Mail用ウイルス対策ソフトとメールサーバーソフトのバリューセット
 株式会社アスキーネットワークテクノロジーから、トレンドマイクロ株式会社のE-Mail用ウイルス対策ソフト「InterScan E-Mail VirusWall」と、ANTプロダクツであるメールサーバーソフト「Sendmail with POP3」を組み合わせた「ウイルスフリー・メールサーバー・パック」が2月5日付けで公開されています。「Sendmail with POP3 Ver2.0」(89,800円)と「InterScan E-Mail VirusWall 30ユーザ」 (172,000円)がパッケージングされた価格は、198,000円です。「InterScan E-Mail VirusWall」は、E-Mailサーバーを監視して、E-Mailに潜むウイルスのネットワーク侵入/流出を阻止します。ナカナカいい組み合わせですね。

【98/03/04】「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」の提供決定
 マイクロソフト株式会社と日本ディジタル イクイップメント株式会社(略称:日本DEC)の共催の本日開催されたISP向け「Internet Partner Summit」のセッションにおいて「Internet Information Server 4.0」が含まれる「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」の提供が、3月9日の週とのコメントがありました。(私もゲスト・スピーカーとして参加中です。)とうとうベータ版もWebでは公開されませんでしたが、「Windows NT 4.0 Option Pack 日本語版」は私も待っていましたので、非常に楽しみです。

【98/03/03】クライアント機能がインストールされていないPCからもリモートコントロール可能なソフト
 株式会社シマンテックから、遠隔地の「pcANYWHERE32Version8.0」を組み込んだPCに対し、インターネットブラウザの中で動作するThinクライアントを使用してアクセス可能なリモートコントロールソフト 世界No.1シェアのpcANYWHERE32 Thinクライアント版「pcANYWHERE EXPRESS(英語版)」を無償提供が2月26日付けで公開されています。pcANYWHERE32 Version8.0の登録ユーザーに対し、Symantec Webサイトから無償でこの「pcANYWHERE EXPRESS」のダウンロードサービスが開始されます。機能は、リモートコントロールとクリップボード転送を有しています。また、3つのシンクライアントがあり、マイクロソフト インターネットエクスプローラに対応する、「ActiveX Control」、ネットスケープとインターネットエクスプローラ に対応する「Netscape Plugin」、JDK1.1サポートのブラウザに対応する「Java Client」があります。pcANYWHERE32がインストールされていないPCからでも、「pcANYWHERE EXPRESS」をブラウザ上で組み込み、ターゲットのPCをリモートコントロール出来るとは、面白いですね。こうしたアプローチのリモートコントロールソフトを増えてきました。

【98/03/02】テクニカルコンファレンス「Microsoft Tech・Ed 98 Yokohama」登録開始
 マイクロソフト株式会社から、「Microsoft Tech・Ed 98 Yokohama」の On-line登録がスタートしている「Microsoft Tech・Ed 98 Yokohama」が公開されています。このテクニカルコンファレンスでは、「Windows NT 5.0」をはじめ、「Windows98」,「SQL Server 7.0」,「Windows DNA」,「COM+」などの最新情報が入手可能です。私は枯れた(バグも出尽くし、安定した)技術が好き?なのですが、トレンドをおさえる為に最新情報だけは入手しておこうと思います。

【98/03/01】「マルチプラットフォームライセンス」を採用したイントラネット・グループウェア
 サイボウズ株式会社から、100 ユーザーまで対応していた「サイボウズ Office シリーズ」のユーザー数無制限の上位版大規模組織対応イントラネット・グループウェア「サイボウズ Company」シリーズ発売開始が公開されています。2月9日から出荷済みで、価格は「掲示板 Pro」「施設予約 Pro」のそれぞれが、198,000円です。テンプレートとなる HTML ファイルを変更することで、画像イメージや画面レイアウトをカスタマイズ可能となっています。また、WindowsNT だけでなく、商用/フリーの各種 UNIXをサポートし、プラットフォームを限定しない「マルチプラットフォームライセンス」を採用してあります。(プラットフォームの移行に伴うライセンス購入(変更)費用は一切発生しない。)ユニークなアプローチです。

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