Topics及びNTイントラ関連ニュース 98年4月分
【98/04/30】「NetMeeting 短縮ダイヤル問題」のセキュリティ・バグ対応公開(日本語版)
マイクロソフト株式会社から、悪意のある Web サイトが、特別に編集された NetMeeting の短縮ダイヤル オブジェクトにリンクして NetMeeting をクラッシュさせることができ、またNetMeeting がクラッシュすると、高度な知識のあるハッカーはコンピュータのメモリで任意のコードを実行可能というセキュリティ・バグの修正パッチ、及び対処済み最新版情報の日本語版「NetMeeting 短縮ダイヤル問題の修正プログラムがご利用いただけます」が4月28日付けで公開されています。対象は、Windows 95,Windows NT 4.0 または Windows NT Alpha 版の NetMeeting 1.0、2.0 または 2.1 を実行しているユーザーです。
この問題って、目ざとい「CNET社の翻訳記事」でも、フォローされてなかったんですよね。
【98/04/29】ノーツに蓄積された文書データベースを有効活用するためのトータルソリューション提供
株式会社ジャストシステムから、ジャストシステムが5月末に発売予定のロータスの「ノーツ/ノーツ ドミノ」用情報検索システムにより、ノーツに蓄積された文書データベースをさらに有効活用するためのトータルソリューション提供に向けた共同マーケティング活動を実施するジャストシステムとロータス 「ConceptBase Search for Lotus Notes」発売に伴い共同マーケティング活動を実施が4月21日付けで公開されています。5月末発売予定で、価格は275万円〜((1サーバ/20クライアント)です。
複数のノーツサーバ/ノーツデータベースを一括して検索対象に指定することができるので、データベースを横断的に検索することが可能です。また、ノーツ文書とファイルシステム内の文書を特に意識することなく同時に検索することも可能です。さらに、ノーツサーバに蓄積された掲示板情報をはじめとするノーツ文書データベースに加え、一太郎やワード文書などの添付ファイルも検索対象にできます。また、検索結果からダイレクトにノーツ文書が起動できるシームレスな操作性を実現しています。
尚、「ConceptBase Search for Lotus Notes製品概要」のページもあります。
【98/04/28】アスキーNT創刊号が発売中
株式会社アスキーから、アスキーNT創刊号が4月24日から発売中の「アスキーNT on the web」が公開されています。システム開発・管理・運用のための[実践的な技術情報]と、システム企画立案・提案のための[豊富な製品情報],コンピューティングの現場に生まれる最新の情報を中心に据えるようです。
新製品情報や最新テクノロジー,IT業界動向も分かりやすい言葉で解説される「NT WATCHER」等の、見所も多いWebページです。
【98/04/27】Check Point Software Technologies社が、MetaInfo社を完全所有子会社化
Check Point Software Technologies社から、Firewall構築ソフト「FireWall-1」で有名なCheck Point Software Technologies社が、NTで稼動するインターネット/イントラネット構築用ソフト「Domain name system2.1 for Windows NT」等で有名なMetaInfo社を完全所有子会社化するという「CHECK POINT SOFTWARE TECHNOLOGIES LTD. TO MERGE WITH METAINFO, INC.」が4月14日付けで公開されています。プレスリリースを見ると、Check Point Software Technologies社が重視しているのは、「NTで稼動するインターネット/イントラネット構築用ソフト」よりも、「IPアドレス・マネージメント・ソフトウェア」であることが分かります。具体的な製品は、「Meta IP for NT - DHCP, DDNS and IP Management for NT」でしょう。(日本語版未発売)
この「NTイントラ虎の穴」で【97/12/14】に紹介したように、日本では殆ど市場として立ち上がっていませんがアメリカでは、「IP Address マネージメント」というカテゴリが明確に存在します。日本では今後のビジネスチャンスの分野でしょう。(日本語にローカライズされていない製品がアメリカには、沢山ありました。)NYで開催された「Fall Internet World 97」で会ったMetaInfo社の社員の方もフレンドリーで、後から日本にまで葉書を送ってくれたりと、私の大好きな会社ですので、今回の完全所有子会社化は良い方向に向かって欲しいです。
【98/04/26】Webブラウザによる「Microsoft Proxy Server 2.0」リモート管理
マイクロソフト株式会社から、任意のWebブラウザによる 「Microsoft Proxy Server 2.0」 のリモート管理を実現する「Microsoft Proxy Server Web Administration Tool 無償ダウンロード開始」が公開されています。また、IISに搭載されているSSLとの組合わせにより、Web経由のリモート操作の保護も可能です。
【98/04/25】「Windows NT Server 3.51」上で「Exchange Server 5.0」を稼動している場合の不具合の可能性
マイクロソフト株式会社から、Windows NT 3.51 サーバー上の 「Exchange サーバー 5.0」 を 「Exchange サーバー 5.0 Service pack 2」 にアップデート後に、Microsoft Exchange Information Store が異常終了することがあるという「Windows NT Server 3.51上でExchange Server 5.0を稼動しているユーザー各位へのお知らせ」が4月16日付けで公開されています。これは、Windows NT 3.51 サーバーでのみ発生し、Windows NT 4.0 サーバーでは発生しません。
日本語版/英語版ともに共通の「修正モジュール」が公開されています。
【98/04/24】ノーツ ドミノとブラウザで始める中堅企業向けイントラネット構築パッケージ
ロータス株式会社から、ノーツ ドミノとブラウザで始める中堅企業向けイントラネット構築パッケージ「ロータス イントラネット基本導入パック」を発表が4月20日付けで公開されています。発売開始予定は6月1日で、標準価格は178,000円です。
「イントラネット基本導入パック」に搭載される、統合ユーザーインターフェイス「ドミノ ワークスペースR1.0」では、Java技術の活用により、Webブラウザから容易な操作で、電子メール、電子会議室、グループスケジュール、会議室予約、文書ライブラリなどのイントラネットアプリケーションの構築と運用を可能にします。さらに、Webブラウザ上でユーザー登録、グループ登録、会議室、備品登録などの管理機能も備え、ノーツ クライアントと同等の基本が提供されています。
【98/04/23】「Small Business Server」のアップグレード製品発売
マイクロソフト株式会社から、この「NTイントラ虎の穴」で【98/02/13】に紹介した小規模オフィス向け統合ビジネスサーバーに、ビジネスの拡大とともに、資産を継承しながら安全かつ効率的にシステムの拡張を行なうパスを提供する「Microsoft BackOffice Small Business Server Version 4.0」日本語版から「Microsoft BackOffice」の個別サーバーへのアップグレード製品を5月8日(金)発売が4月20日付けで公開されています。オープン価格での販売です。
Small Business Serverの拡張をより柔軟に行ないたいという市場からの要望が多かった為、Small Business Serverでより規模の大きなシステムに拡張できるアップグレード製品の発売となったようです。また、今回販売されるアップグレード製品は、「Windows NT Server 4.0」および 「SQL Server 6.5」への個別アップグレード製品です。
【98/04/22】Ascend社製品のセキュリティホールに対するコメント
アセンド コミュニケーションズ ジャパン株式会社から、3月16日に Secure Networks Inc. から Security Advisory "Security Issues with Ascend Routing Hardware" という情報に対する「Secure Networks 社のアセンド製MAX/Pipelineがハッカーに弱いというプレスリリースに対するコメント」が3月18日付けで公開されています。
「UDP port 9 問題」(MAX/Pipeline に対して特定のパケットを UDP port number 9 (discard service) 宛に出すとルーターがハングアップしリブートする)と、「SNMP community 問題」(MAX/Pipeline では 特定の MIB に対して SNMP set することにより、パスワードなどがクリアテキストで含まれているルーターの設定情報を、ダウンロードすることが可能)です。対象のユーザ(大半のISPが使用中)は、記載されている対処方法を実施する必要があります(アタックツールも存在するようです)。尚、CIACの警告「I-038: Ascend Routing Hardware Vulnerabilities」も公開されています。
【98/04/21】「ペンティアム"F0" or "F00F" バグ」と不当なSMBログオン・リクエストでの「Denial of Service Attack」問題 Webサイトにて正式修正公開(日本語版対応)
マイクロソフト株式会社から「CMPXCHG8B インストラクションでの不正なオペランド」「サービスアタックの否認による Windows NT システムの再起動」情報が追加された「Microsoft Windows NT 4.0 日本語版 Service Pack 3 以降に修正されたモジュールのダウンロード」が4月21日付けで追加公開されています。これらは「NTイントラ虎の穴」で昨日紹介したように、4月7日付けでFTPサーバ上に修正モジュールはアップされていましたが、ようやくWebサイトにて正式公開です。ちなみに、「CMPXCHG8B インストラクションでの不正なオペランド」は、「ペンティアム"F0" or "F00F" バグ」問題の修正モジュールで、「サービスアタックの否認による Windows NT システムの再起動」は、この「NTイントラ虎の穴」で【98/02/15】に紹介した、不当なSMBログオン・リクエストでの「Denial of Service Attack」修正モジュールです。
尚、CNET社の翻訳記事「NT4.0サービスパック4のベータ版がリリース」が公開されていますが、「NT4.0サービスパック4」は、2000年問題に対応するフィックスや、色々なセキュリティに関する修正モジュールも含まれると思われます。
(追加情報【98/03/28】:訳の分からない翻訳だった「サービスアタックの否認による Windows NT システムの再起動」という単語が、いつのまにか正しい「サービス不能攻撃による Windows NT システムの再起動」に差し替えられています。う〜ん(^^;)...)
【98/04/20】「ペンティアム"F0" or "F00F" バグ」問題修正公開(日本語版対応)
Microsoft社から、この「NTイントラ虎の穴」で【97/12/15】に紹介した、「ペンティアム"F0" or "F00F" バグ」問題に対する修正情報/モジュールの日本語版対応「Invalid Operand with Locked CMPXCHG8B Instruction」が4月7日付けでftpサーバ上のみで公開されています。対象は、NT Workstation version 4.0/NT Serverversion 4.0/Windows 95です。(Windows 95版は、未提供)また、「Pentium Pro processor」「Pentium II processor」等は、影響が発生しません。
尚、こうしたftpサーバ上のみで公開されている状況でも、チェック可能なWebページ「Russ Cooper's NT Fixes Status Page」があります。これは、Microsoft社のftpサーバの修正情報/モジュールが格納されるディレクトリを反映したページですので、確実です。
この虎の穴のページは、皆さんから頂いた情報もビシビシ紹介させて頂いておりますので、NTイントラ関連情報をお待ちしております。(今日の情報は鈴木様より頂きました)
【98/04/19】「NETWORLD+INTEROP 98 TOKYO」情報
NETWORLD+INTEROP 98 TOKYO実行委員会から、最先端のネットワーク技術と情報をアプリケーションとインフラストラクチャーの両側面から一挙に検証・体感・討議することができる世界規模・業界唯一の展示会「NETWORLD+INTEROP 98 TOKYO」が公開されています。6月1日(月)〜6月5日(金)の会期(展示会は6月3日(水)から)で開催予定です。尚、今年から「展示会入場受付」が「事前登録制」になっています。また、事前登録者には5月下旬に名前入り入場バッジ(3日間有効)と、展示会フロア案内図を掲載したプレショーガイドの2点が郵送されます。勿論、Webページからの登録も可能です。
【98/04/18】電子会議室・掲示板システム「WebLounge」 バージョンアップ
有限会社サグラーシェから、書き込み内容の全文検索機能、ファイル添付機能、会議室や掲示板ごと、あるいはユーザーごとのアクセス権設定機能など大幅な機能アップが図られた電子会議室・掲示板システム「WebLounge バージョン2.0 4月15日発売」が公開されています。また、自動リンク機能や自動引用機能、ブラウザにできる限り依存しないインターフェースなど、使い勝手も向上しています。尚、発売と同時に無料評価版のダウンロードサービスも開始されています。
【98/04/17】WebブラウザーとJavaアプレットを利用してリモート・コントロールを実現するソフトウェアの新版登場
日本アイ・ビー・エム株式会社から、WebブラウザーとJavaアプレットを利用してリモート・コントロールを実現するソフトウェア「お待たせしました。Desktop On-Call Version 2 正式発表!」が公開されています。4月24日から出荷開始で、価格は9,800円です。(すでにDesktop On-Call Version 1を購入している場合は、無料でVersion 2へのアップグレード用モジュールのダウンロードが可能です。)ブラウザ上での256色表示や、大きな解像度の画面でも全体を見渡せるリサイズ機能(アンチ・エイリアス機能付き) や、ファイルのダウンロード機能 (コントロールされる側のPCからの受信) 等も、新機能として追加されています。コントロールする側はJavaアプレットが動作するブラウザーのみでOKで、100% Pure Java 認定済みです。
【98/04/17】「NTイントラ虎の穴」来訪者数 18万突破
この「NTイントラ虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が18万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。
【98/04/16】ベースクロック100MHzの新CPU「Pentium II 350/400MHz」正式登場
インテル株式会社から、ベースクロック100MHzの新CPU「Pentium II 350/400MHz」と、対応するチップセット「440BX」を正式に4月15日に発表する「Intel Pentium II プロセッサ」が公開されています。各ベンダーからも搭載パソコンが同日発表されています。Deschutes(デシューズ)と呼ばれている0.25マイクロンプロセスで製造される第二世代Pentium II プロセッサであり、今回の変更点はベースクロック100MHzに対応(従来は、66MHz)したことです。尚、関連情報として、CNET社の翻訳記事「新ペンティアム2システムを発表」が公開されています。
【98/04/15】「Microsoft SNA Server Version 4.0」日本語版登場
マイクロソフト株式会社から、ホストコンピュータに蓄積されたシステム資産を、Windows NT Serverをベースに構築されたネットワーク環境で有効に活用するための統合ゲートウェイ プラットフォーム「Microsoft SNA Server Version 4.0」日本語版 4月24日(金)に発売が4月13日付けで公開されています。PC からメインフレームのトランザクション処理の実行やホスト データへの透過的なアクセスを実現可能です。
【98/04/14】ファイアウォールを補完するセキュリティ・ソリューション
株式会社アズジェントから、ファイアウォールを補完するセキュリティ・ソリューションとして「SessionWall-3 Version1 Release2.1」発表が4月6日付けで公開されています。出荷予定時期は4月9日で、発売予定価格は298,000円〜(25ユーザ)です。
「SessionWall-3」は、スニッファー・テクノロジーと呼ばれる技術により、ネットワークを流れるパケットのヘッダー情報のみでなくコンテンツまでリアルタイムにモニタリングすることで、ファイアウォール・ゲートウェイを通過したパケットもリアルタイムにモニタリング及びブロッキングすることが可能です。更に監査レポート機能により、手軽にセキュリティ・ポリシーを構築することも可能です。また、FireWall-1などのOPSECをサポートしているファイアウォールとの連携も可能です。
【98/04/13】強力になった「Cisco Centri Firewall」
株式会社アスキーネットワークテクノロジーから、NT環境とセキュリティの統合を実現したファイアウォール「Cisco Centri Firewall」 for Windows NT が公開されています。従来の「Centri Firewall 3.1」から大幅に機能アップし、新アーキテクチャである「Centri Kernel Proxy」の採用によりパケットフィルタリングとアプリケーションゲートウェイの長所を兼ね備えた俗にいう「ハイブリット・ファイアウォール」になりました。また、Windows NT Nativeスタックの置き換えは行ないませんので、サードベンダーアプリケーション(DNS,Sendmailなど)を同一マシン内で稼動させることも可能です。そして、内部ネットワークにあるWebサーバーなどを外部ネットワーク上に仮想ホストとして公開することも可能です。尚、4月より新たに「Cisco Centri Firewall 4.0」を出荷するにあたり、アップグレードを実施する「Centri Firewall 3.1をお使いの皆様へ」も公開されています。
【98/04/12】中小企業向け「IBM ファーストステップキット・プラス for ロータス ドミノ」
日本アイ・ビー・エム株式会社から、中小企業におけるロータスノーツドミノR4.6およびDB2 Universal Database(UDB)を核としてWindows NTをプラットフォームとした統合パッケージである「IBM ファーストステップキット・プラス for ロータス ドミノ」等を発表する「情報共有と迅速なビジネス判断を強力に支援 − ロータス ドミノのソリューションパック 2製品発表」が4月8日付けで公開されています。「IBM ファーストステップキット・プラス for ロータス ドミノ」は、4月22日より出荷を開始です。
「IBM ファーストステップキット・プラス for ロータス ドミノ」は、Windows NTサーバーをプラットフォームにした、e-businessを実現する統合パッケージで、ノーツと基幹システムとの連携および即時的な経営情報分析等の技術を、初めてノーツを導入する中小企業に提供するソリューションです。
【98/04/11】Windows95/NT上で動作するRMONソフトウェア
アライドテレシス株式会社から、Windows95/NT上で動作するRMONソフトウェアで、RMON対応のスイッチやRMONプローブを自動検出し、スイッチの各セグメントの帯域使用率やエラーパケットを送出している端末の特定等を可能な為、最適なネットワークの構築に必要なトラフィックデータをグラフィカルに提供する「ネットワーク管理ソフトウェア RMON2、SNMP対応の2製品を発売!!」が4月8日付けで公開されています。製品は「MeterWare for Windows 95/NT Ver.6.0」で、価格は 598,000円です。準拠規格は、RFC 1350(TFTP),RFC 1757&1513(RMON),RFC 2021&2074(RMON2)で、RMON2は98年第三四半期に対応予定です。
ネットワーク上を流れるデータを把握するためのRMONマネージャは、UNIX上で稼動し100万円を越えるものが多数を占めていましたが、最近ではWindows 95/NT上で容易に運用する製品が台頭しています。またアライドテレシスではネットワークのトラフィックを収集するRMONエージェント機器としてインテリジェントHUB「TurboStackシリーズ」とのスタックが可能な「AT-RMON DOCK」を販売しています。
【98/04/10】「Intelベース:Windows NTサーバ」に対抗勢力
富士通株式会社とSun Microsystems社から、富士通株式会社がSun Solarisソフトウェアを、ネットワーキング・システムに対する戦略的なソリューションとして、Intelアーキテクチャベースのサーバ向けに、販売・サポートする「富士通、Sun Solaris基本ソフトウェア環境でインテルサーバ上のUNIX市場に参入」(富士通)「富士通、Sun Solaris基本ソフトウェア環境でインテルサーバ上のUNIX市場に参入」(日本サン・マイクロシステムズ)が4月9日付けで共同公開されています。富士通株式会社からインテルシステム上のSolarisの出荷は、98年第二半期の予定です。また、記者会見での説明によると、富士通株式会社はこの「NTイントラ虎の穴」で【98/01/28】に報告した、インテルの第2世代Pentium II「コードネーム:Deschutes(デシューズ)」にSolarisを搭載した新サーバーを98年後半にも発売するようです。そして、両社はインテル社が99年に投入予定の次世代型64ビット・マイクロプロセッサ「Merced(開発コード名:マーセッド)」に対応したSolarisの開発も共同で進めていく計画のようです。
富士通株式会社は、現在「SPARCベース:Solarisサーバ」も「Intelベース:Windows NTサーバ」も提供中ですが、今回新たに「Intelベース:Solarisサーバ」を追加することで、選択肢の拡大が実現可能です。またサン・マイクロシステムズ社も、サーバー用64ビットCPUで「Merced」も狙っていましたので充分メリットがあります。
ちなみに、「Intelベース:Solarisサーバ」は、従来から製品としては存在しますので、特に「Intelベース次世代型64ビット・マイクロプロセッサ(Merced):Solarisサーバ」の今後の動向に、注目が必要ですね。
【98/04/09】「Site Server 2.0 日本語版 SP1」公開
マイクロソフト株式会社から、イントラネット、および、インターネットに対応する、「統合型Webサイト構築・管理ソフトウェア」である「Site Server 2.0」および、「Site Server, Enterprise Edition 2.0」の製品出荷後に発見された様々な不具合を修正したアップデートモジュール群「Site Server 2.0 日本語版 Service Pack 1 ダウンロード」が公開されています。修正された内容は、アップデートモジュールに含まれているReadme.htmか、サポートのページでチェック可能です。
【98/04/08】クラスタリング・ソフトウェア発表
ランセプト株式会社から、Windows NT Serverを搭載した2台のPCサーバが、業務を実行しながらリアルタイム・ミラーリングによって相互にバックアップを行い障害に備える相互スタンバイシステムを実現するクラスタリング・ソフトウェア「Co-StandbyServer™ for NT」のリリース「費用対効果の高いWindows NTサーバ用クラスタリング製品を発売開始」が4月7日付けで公開されています。5月18日より販売開始予定で、価格は、756,000円(2台のサーバおよびリモート管理コンソール用機能を含む)です。この製品は既存のWindows NT用製品「StandbyServer™ for NT」を大幅に機能強化した新製品という位置づけになります。
それにしても、今日現在このWebページの左肩の会社のクレジットが「ノベル株式会社」と「ランセプト株式会社」の連名となっており、ギョッとしました。これは「April Fool's Day」企画かとも思いましたが、発表は4月7日ですので、「ノベル株式会社」の名前があがっているのは、単なる間違いでしょうね。
【98/04/07】「Microsoft Windows-based Terminal」日本語版 情報
マイクロソフト株式会社から、4月6日(月)から9日(木)に開催されている「COMDEX / Japan ’98」に参考出展されている「Windows Terminal Server」および「Windows-based Terminal」の試作機に関する情報「大手コンピュータメーカーおよび大手端末メーカー11社が Microsoft Windows-based Terminal 日本語版の開発を表明」が4月6日付けで公開されています。「Microsoft Windows-based Terminal」日本語版とは、Windows Terminal Serverの専用端末(Microsoft Windowsベースのスーパー シンクライアント)です。また、「Microsoft Windows NT Server Version 4.0」日本語版のマルチユーザー版である「Microsoft Windows NT Server, Terminal Server Edition Version 4.0」日本語版 は、本年夏に出荷される予定です。
Windows-based Terminalは、「Microsoft Windows CE 日本語版」を ROM に搭載し、ハードディスクを持たず、4MB 程度の RAM と比較的低速なCPU で稼動する軽量(Thin)クライアントです。Windows Terminal ServerとWindows-based Terminalの組み合わせでは、WindowsアプリケーションとJavaアプリケーションが利用可能であり、かつ他のWindowsファミリーと共通のユーザー インターフェイスを持つので、TCO (Total Cost of Ownership)の削減が見込めます。「Zero Administration Initiative for Windows (ZAW)」の実現の為の、「Zero Administration Kit (ZAK)」の提供や「Net PC規格」の次の段階のアプローチです。
【98/04/06】MCP資格が従来の4種類から6種類へと拡大
マイクロソフト株式会社から、MCP資格が従来の4種類から6種類へと拡大された「資格種類拡大」が3月30日付けで公開されています。また、従来のマイクロソフト認定プロダクトスペシャリスト(MCPS) の呼称がマイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)に変更され、"MCP"は、資格制度名と資格名の2つの意味となります。現在、"無印MCP"である私が狙うのは、ズバリ「マイクロソフト認定システムエンジニア + Internet(MCP+Internet)」で、これは、MCP資格の上位にあたり、「WindowsNT Server」 に加え、「TCP/IP」,「Internet InformationServer(IIS) 」の3試験の合格により認定されます。ちなみに「MCP+Internet」は、インターネット技術者として、インターネット環境のセキュリティ設定,サーバー製品のインストールおよび設定,サーバーリソースの管理,サーバー拡張,パフォーマンスのモニタリングと分析,トラブル処理などが行える技術者に与えられます。
ちなみに、試験を受けるのは面倒くさいのですが、私はミーハーですので、名刺によりインパクトの高い「マイクロソフト認定プロフェッショナルであることを証明するロゴシール」を張りたいばっかりに、受けちゃうんでしょうね。でも見た目のインパクトからすれば、「MCP+Internet」のこれじゃなくて、「MCSE+Internet」のこれくらいは欲しい所です。(^^;)
【98/04/05】「Windows NT&UNIXインテグレーションガイド」登場
翔泳社から、Windows NT+UNIXの統合システムで最適パフォーマンスを追求するガイドマップ「Windows NT&UNIXインテグレーションガイド」が公開されています。98年3月に刊行されており、価格は本体4,200円+税です。
記述してあるように、NTとUNIXを統合するときに発生しがちな問題を取り上げ、よく起こる問題の「現実的な」解決策が解説されています。また、目次もあります。
【98/04/04】「Site Server Express」情報掲載
マイクロソフト株式会社から、Windows NT 4.0 Option Packに同梱されているSite Server 2.0のサブセット版である「Site Server Express」に関する情報を掲載した「Site Server Express 2.0」が公開されています。「Site Server Express」が提供する機能に関する情報や、「Site Server 2.0」との違いなどについて記載してあります。
【98/04/03】「Windows NT 4.0インターネットサーバー構築ガイド」登場
ソフトバンクから、Windows NT 4.0ベースで、インターネットサーバーを構築する為のガイドブック「Windows NT 4.0インターネットサーバー構築ガイド」が公開されています。98年3月2日に刊行されており、価格は3,045 円です。
記述してあるように、サーバとして、DNS(BINDとMS DNS),Mail(Post.Office),WWW(IIS 3.0/4.0)が対象で、ソフトウェアの導入例も詳しく解説されています。また、ファイアウォール(ルータとnetGUARDIAN)の具体的な構築方法もあります。
【98/04/02】「IBM Firewall」にWindows NT版が追加されて登場
日本アイ・ビー・エム株式会社から、従来の「IBM Firewall V3.1 for AIX」をリリース・アップした製品で、プラットフォームとして Windows NT を加えた「IBM Firewall V3.2 AIX/Windows NT版 (日本語版、英語版)の発表」が4月1日付けで公開されています。5月15日から製品出荷予定であり、価格は354,000円〜(50/250/無制限がラインナップ)です。
記述してあるように、パケット・フィルタリングと、SOCKS(サーキットレベル・ゲートウェイ),プロキシー(アプリケーション・ゲートウェイ)を組み合わせて使用します。この形態は、最近増えてきた「ハイブリッド型パケット・フィルタリング」に相当します。また、Windows NT 版の当初の製品にはNATの機能は実装されず、98年7月30日以降出荷分から提供予定ですので、注意が必要です。
【98/04/01】Internet Information Server 4.0 と Netscape Enterprise Server 3.0 の比較資料
マイクロソフト株式会社から、Internet Information Server 4.0や、Netscape Enterprise Serverの特徴及び比較が記載された「Internet Information Server 4.0 と Netscape Enterprise Server 3.0 の比較」が3月24日付けで公開されています。記述してあるようにIISのアドバンテージは、Windows NT Serverとの緊密な統合,Webサイトの検索やマルチメディア ストリーミングなどの標準搭載,分散アプリケーション開発の基盤等になります。そして一番のアドバンテージはやはり「コスト」ですね。
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