放牛地蔵の道歌

 

第003体 過去よりも 未来に通る 一と休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け

第005体 過去よりも 未来に通る 一と休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け

第006体 一度も 佛をたのむ行者とて まことの法は 叶いこそすれ

第007体 なむあみだ なむあみだぶつの 外は皆 思うも言うも 迷いなりけり

第014体 放牛は 湯屋の如く 世上の人は 入りての如し

第019体 銀もちも 穴のはたまでちがえども それからさきは おなじ土くれ

第020体 世をすくう心は われもあるものを かりのすがたは さもあればあれ

第021体 何に思う 何をか嘆く 世の中は ただ転ねの 花の上の露

第022体 盗人も とられるわれも もろともに 同じ蓮の うてななるらむ

第024体 人問わば 山を川とも答うべし 心と問わば 如何に答えん

第025体 たてまつる 蓮の上の露ばかり われを守れと 三世の佛に

第029体 世の中は 風に木の葉の 裏表 どうなりこうなり どうなりこうなり
第029体 いう人も いわれる我も 諸共に 同じ蓮の うてななるらん 

第035体 たてまつる 蓮の上の 露一と掬い 三世の佛に

第036体 ゆめの世に またまぼろしの 身がいきて うつゝにかよう 人もまたある
第036体 じごくのさたも 法がする とかく佛も 心ほどはひからず

第038体 三界の 衆生をのせる 放れ牛 地蔵まいりの 人をみちびく

第041体 かみほとけ おがまぬさきに おやおがめ かみやほとけも うれしかるらん

第044体 神ほとけ おがまぬさきに おやおがめ おやにましたる 佛世になし
第044体 世の中は 火宅とまけど すみやすき つながぬ牛の 身こそやすけれ

第047体 あればなる なければならぬ すずの玉 むねに六じのなくば となえず

第051体 神ほとけ おがまぬ先に 親おがめ かみやほとけも うれしかるらん

第056体 雨あられ 雪や氷と へだつれど とくれば同じ 谷川の水

第060体 人々は 飴か 砂糖か 甘草か 弥陀は苦いが 口に言わねど

第065体 一遍の 称名の下に 八十億劫の 罪を滅す

第067体 三界の 衆生をのせる 放れ牛 地蔵まいりの 人をみちびく

第071体 三界の 衆生をのせる 放れ牛 地蔵まいりの 人をみちびく

第073体 三界の 衆生をのせる 放れ牛 地蔵まいりの 人をみちびく

第074体 三界の 衆生をのせる 放れ牛 地蔵まいりの 人をみちびく

第075体 いう人も いわれる人も 諸共に ただひとときの 夢のまぼろし

第089体 花はくれない 柳はみどり 人の心に ふりやいらぬ

第092体 親のまへ 不孝のみにて 神ほとけ たすけ給えと いうぞおかしき

第094体 植えてみよ 花の育たぬ 里もなし

第096体 親のまへ 不孝のみにて 神仏 助け給えと 言うぞおかしき

第097体 一遍の 称名の下に 八十億劫の 罪を滅す

第104体 一遍の 称名の下に 八十億劫の 罪を滅す

第107体 一遍の 称名の下に 八十億劫の 罪を滅す

無番号2体 おやのまへ ふ加うのみにて かみほとけ たすけたまえと いうぞおかしき

無番号3体 なにごとの おわしますかは しらねども ありがたなさに なみだこぼるる

無番号5体 分け登る ふもとの道は さまさまに 同じ雲ひの 月をながむれ

無番号6体 稼ぐに 追つく貧乏なきに 唱え念仏ばかり

放牛地蔵に関する資料は、郷土史サークル・放牛石佛の会の皆様方のご好意により、貴重な研究資料を使用させていただきました。

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