モバイル関連ニュース 98年3月分


【98/03/31】デジタルカメラで初めて水中撮影可能な防水防塵プロテクタ登場
 オリンパス販売株式会社から、デジタルカメラとしては初めて水深3mまでの水中撮影が可能となる、オリンパスのデジタルカメラ「CAMEDIA C-840L」(総画素131万画素CCDを搭載)や、「CAMEDIA 820L,420L」専用の「防水防塵プロテクタPT-001 新発売」が3月30日付けで公開されています。重量は211gで、4月11日より発売開始され、価格は15,000円です。デジタルカメラCAMEDIAを中に入れるだけで、簡単に防水・防塵デジタルカメラとして使用可能です。また、液晶モニターのON/OFF、フラッシュ撮影モードの切換などの機能はすべてプロテクタ上で操作可能です。本体は丈夫なポリカーボネート樹脂を素材としており、耐久性も充分です。

 この虎の穴で、【98/02/04】に紹介した富士写真フイルム株式会社のBIGJOB(ビックジョブ)「DS-250HD」は、「防水・防塵プロテクター HD パック」の部分が58,000円で水中撮影不可ですので、今回の「防水防塵プロテクタPT-001」はかなりリーズナブルな価格設定になっています。

 私の出身学部は「探検部」(普通、学部とは言わないってばっ!(^^;)  )でしたので、こうしたモバイル・アイテムで、ヘビーデューティーな物は無条件に大好きです。でも、防水腕時計があるように、防水携帯電話や防水PDAは必要ですよね。ちなみに、「PRONOTE FG」はコンセプトは嬉しく、こうした製品を本当に発売してくれるPanasonicには頭が下がる思いですが、ちょっちデカ過ぎ..です。(^^;)

【98/03/30】最初の「Palm PC」は、穴馬?のEVEREX社から登場
 EVEREX(エベレックス)社から、この虎の穴で、【98/01/12】に紹介したWindows CE2.0オペレーティングシステムを搭載した、最初の「Palm PC」となると思われる「Freestyle Palm PC」が公開されています。EVEREX社は、私はあまり注目していないメーカーでしたが、どうやら4月20日にアメリカで最初に発売を開始するようです。

 CNET社の関連翻訳記事「最初のパームPC、来月発売」3/26によると、カシオ社の「CASSIOPEIA E-10」が4月末に出荷で、PHILIPS社の「NINO 300」が6月末に出荷のようです。ちなみに、3Com社は、今月先制攻撃として、ヨーロッパでマイクロソフト社に対する「Palm PC」の名称に関する商標権侵害の訴訟や、「PalmPilot」シリーズの新製品「Palm III」の4月発売公表を行っています。

 尚、改めて、Microsoft社のリリース文の「モックアップ(模型)」を見れば、なんとなく(^^;)3社の中でも「Freestyle Palm PC」が一番似ていますね。

【98/03/29】「日経 モバイル」誕生号発売
 日経BP社から、「日経クリック4月号臨時増刊」という位置づけながら、いよいよ隔月刊の雑誌として正式な誕生号となった「日経 モバイル」が公開されています。特集記事のトピックスが記載されていますが、本そのものを読みたくなる絶妙(^^;)の露出度で、ついついサクッと購入してしまいました。

 そうすると「モバイルなんでも情報局」の「Web Site」(P136)に、この「モバイル虎の穴」を大きく紹介して頂いておりました。ここ1週間程で、急激にアクセスが伸びていたのですが、ナゾは解けました。ちなみに、「これだけの情報、いったいどこから仕入れているの?」とのコメントを頂いていますが、私は熊本在住の、コンサルやSI提案やセミナ実施を担当する単なるシステムエンジニア(SE)で、特別なコネを持っていませんので、各企業のWebページ経由でチマチマ(^^;)と仕込んでいます。

【98/03/29】「モバイル虎の穴」来訪者数 11万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が11万を突破致しました。尚、この「モバイル虎の穴」も今度の3月21日で2年目に突入していますが、祝祭日、年末・年始期間も休まず、よく毎日更新出来たものです。最盛期には、月の半分も出張でしたので、まさしくモバイルの実践で、このページは運用されています(^^;)。これからもご愛顧お願い致します。

【98/03/28】「飛行船」が「次世代情報通信基盤」として再注目
 郵政省から、気象が安定している高度20Km程度の成層圏に通信機材等を搭載した「飛行船(成層圏プラットフォーム)」を滞空させ、通信・放送の中継基地に利用する計画である「スカイネット計画が本格的に始動」が3月20日付けで公開されています。特徴として、「高速大容量の通信」及び「端末の小型化」が可能というものがあり、「次世代情報通信基盤」を構築するものとして期待されています。複数の「飛行船(成層圏プラットフォーム)」で、日本の主要な地域をカバーすることを狙います。赤道上の36,000Km上空に浮かぶ人工衛星を利用するより、容易に「高速大容量の通信」や「端末の小型化」が可能なことは、私にも簡単に理解出来ます。

 また、「次世代情報通信基盤」と言えば、いよいよ今年の9月に全世界でサービス開始予定(日本では9月23日)の「イリジウムプロジェクト」が具体化してきました。「イリジウム」とは、66機の低軌道周回衛星(約780Km上空)により、地球上のどんな場所からどんな場所へでも手持ちの携帯電話で通話することが可能となる究極の携帯電話やページャー,ファクシミリ,データ通信のマルチメディア・サービスです。また、気になる料金体系も「イリジウムサービス契約約款等の認可申請について」で、明らかになってきました(まだ、分かりづらいですが...)。こちらは、半年後にサービス開始ですので、もう少しです。う〜ん、長生きして色んな「次世代情報通信基盤」を使い倒したいですね(^^)。

【98/03/27】予測通り本当にヒット間違い無しなのか?携帯ゲーム「ポケットピカチュウ!」
 任天堂株式会社から、GAME BOYをデフォルメした外見(裏側にベルトに装着する為のホルダー付き)で、画面に「ピカチュウ」が表示される育成(所有者が歩けばピカチュウが成長する)+コミュニケーション・ゲームがポイントの携帯ゲーム「ポケットピカチュウ!」がいよいよ本日発売開始されました。

 この虎の穴で、【98/01/19】に紹介した通り、私は、年休を取って買いに並ぶはずでしたが、ローソンマルチメディアステーション「ロッピー(MMS)」のショッピングステーションで、バッチリ予約注文済みです。(今度小学校にあがる息子と私の分の2個です。自分の分は買わなくってもいいってばっ!(^^;)  )しかしこちらも、数量限定で、早々と予約停止になっていました。任天堂は、今回充分に数は用意しているみたいですが、果たして私の予測通り「ヒット間違い無し!」なのでしょうか?やはりみんなも、ほしいでちゅう!(^^;)

【98/03/26】MessagePad 2100 日本語版の発売日遅延
 株式会社エヌフォーから、この虎の穴で、【98/02/03】に紹介した3月31日から発売開始予定の「MessagePad 2100 日本語版」の発売が遅れる「MessagePad 2100 日本語版の発売日遅延のお詫び」が3月18日付けで公開されています。新しい発売日は、4月24日です。「MacWorld EXPO Tokyo `98でご案内したものよりも遥かに完成度の向上したもの」になるそうなので、期待出来ます。最後の「MessagePad」になりますので、ご自分達の納得のいくものをリリースして頂きたいと思います。

 尚、発売延期と言えば、任天堂株式会社から、3月末発売予定だった「ポケットモンスター金・銀」「ポケットモンスター金・銀発売延期のお知らせとお詫び」が公開されています。(私の息子にはこちらの方がインパクトがありますが...)こちらは発売日は未定です。こちらにも、「ニンテンドウスペースワールド97やワールドホビーフェアでお見せしたものよりも、数倍パワーアップしたものを出来るだけ早く出します」との記載があります。こちらも、素直に品質が良いものをワクワクしながら待つことにします。

【98/03/25】号外!総合企業情報サイト「ComTrack」で、私のお薦めモバイル・リンク集公開中!
comTrack  NTTから、上場企業情報,製品情報,ホームページ情報(含む未上場企業),株価情報などが1カ所で収集できるビジネス情報の“ワンストップショップ”総合企業情報サイト「ComTrack」が公開されています。情報は日経BP社の「Biztech」ニュースとも連動し、ビジネスに役立つサイトを集めたリンク集「Business Master」や、話題の企業サイトを関連情報とともに提供する「お薦め企業サイト」も併せて提供されています。

 「Business Master」の「モバイル」編は、私がチョイスし、コメントを付けさせて頂きました(「リンク集の選者」の簡単なプロフィールも記載されています)。今後とも、メンテされていきますので、是非ご利用下さい。

【98/03/25】「カラー液晶版ゲームボーイ」より先に「スーパーモバイル液晶」を採用した「ビジネスザウルス」登場
 シャープ株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【97/09/12】に報告した、明るい屋外で鮮やかに見える上に、超低消費電力の「スーパーモバイル液晶」を、業界で初めて採用し、容量メモリー(18MB)・上位ネットワークとの高速IR通信(4Mbps)機能などを搭載した「モバイルビジネスツール“ビジネスザウルス”3機種を新発売」が3月24日付けで公開されています。98年4月1日から発売開始され、価格はオープン価格です(ビジネスザウルスは、小売りはされず、各企業独自のソフトウェアを開発し、システム販売を行う為、販売価格はシステムの内容により異なるとされています)。

 今回は、液晶画面を2タイプ選択可能です。目玉は、液晶本体重量も約30gの軽量化され、またバックライト不要のため、低消費電力(透過型の約1/2)で稼動し、約20時間の連続表示(使用時間は透過型の約2倍)が可能になった屋外での使用に最適なスーパーモバイル液晶(反射型TFTカラー液晶)搭載タイプです。また、従来の暗いところでも鮮明画面のバックライト付透過型TFTカラー液晶搭載タイプもあります。本来は、「スーパーモバイル液晶」は従来の透過型液晶に比べ、超低消費電力(約1/7)、軽量(1/2)、薄型(約1/3)を実現可能ですが、今回はコストアップを避ける為に、金型等が共通化され、スーパーモバイル液晶搭載タイプと透過型TFTカラー液晶タイプの厚さは、同一になっています。尚、「Palm Computing」を意識した機能が追加され、「IRクレードル」に「ビジネスザウルス」をセットするだけで企業内LAN上のパソコンが自動的に検知、通信が開始されます。データは「コミュニケーションボックス」を経由しパソコンへアップロード/ダウンロードされ、パソコンを操作する必要がありません。

 「スーパーモバイル液晶」は、今年の夏に発売予定?の任天堂「カラー液晶版ゲームボーイ」に採用される?との話もありますが、さすがに自社製品が採用のトップを切りましたね。

【98/03/24】IE IE4.0(1)をクラッシュさせる新たなバグ情報
 Georgi Guninski氏から、この「モバイル虎の穴」で【98/03/19】に報告した「OBJECT」タグに引き続き、今度は悪意あるウェブページ作成者が「EMBED」タグにより、Microsoft Internet Explorer IE 4.0と、4.01をクラッシュさせるバグの情報「Info about crashing MSIE 4.0(1) 」が公開されています。対象は、Windows 95と98とNT4.0用のIE 4.0と、4.01のようです(3.02は対象外)。

 テストしてみると、NT配下のIE4.01も「ワトソン博士」が出てIEがクラッシュし、95配下のIE4.0もクラッシュました。「EMBED」タグで記述された長いファイルの拡張子が、内部的なオーバーランを積み重ねることが原因のようです。ちなみに、「MK Overrun 問題」のように、故意に悪意のあるプログラムを実行させられてしまうような可能性もあるようです。極端な話、悪意のある誰でも仕掛けることの出来る内容の為、IE 4.0と、4.01を使用している場合、怪しいページには行かないことしか、自衛手段はありません。尚、Microsoft社の正式コメントのドキュメントを私はまだ発見していません。IEセキュリティに関する正式コメントは、「Internet Explorer Security」にあがるはずですので、ウォッチする必要があります。


【98/03/23】「モバイル虎の穴」に強力なライバル出現?
 毎日新聞社から、電子メールを利用して、最新のモバイルを中心に、マルチメディア関連情報などを毎日配送するサービス「Mainichi Daily Mail Mobile」が3月23日付けで公開されています。4月1日から電子メールでの配信が開始され、当分の間、登録した人に無料で配信されます。

 内容的には、新商品やサービスを紹介する「モバイル・クリップ」や、毎日テーマを決めたミニ特集である「日替わりランチ」、また、お昼のニュースヘッドラインや今夜の天気も収録されます。尚、同内容のホームページも公開され、そこでは新製品写真も掲載されていきます。

 う〜む、「モバイル虎の穴」に強力なライバル出現です。(私が勝手に思うだけで、毎日新聞社さんは、相手にしてくれないってばっ!(^^;)  )いずれにしろ、電子メール配送サービスは私には実現出来ませんので、嬉しいサービスです。私は、速効で申し込みました。でも、毎日配送とありますが、日曜・祭日も対象なんでしょうか?本当でしたら、私、日曜・祭日は休もうかな(^^;)
(追加情報【98/03/24】:配信日は、月曜日から金曜日までとのことです(祝祭日、年末・年始期間を除く)。また、事前に告知の上、休刊日を設けることもあるそうです。

【98/03/22】次期高性能マイクロプロセッサ・モジュールに適合可能なノートブックPC用の冷却モジュール発表
 富士通株式会社と住友軽金属工業株式会社から、ノートブックPC用の冷却モジュールとして、世界最少の実装容積を実現する薄型・高性能な遠隔冷却モジュール「μCOOLER(マイクロクーラ)」に関する「ノートブックPC用世界最小・最軽量の冷却モジュール新発売 富士通が開発、住友軽金属工業が製造・販売」が3月18日付けで公開されています。

 気になる情報として、「開発は、インテルコーポレーションと提携し、次期高性能マイクロプロセッサ・モジュールに適合可能」「富士通は、この新冷却モジュールを秋以降に発表するノートブックPCシリーズに順次適用予定」という2点があります。また、「インテル社製モジュールに適合(取付け形状、冷却負荷)し、将来の高性能モジュール(最大12W)にも対応可能」とダメ押ししてあります。

 ちなみに、現在のインテルのノートブックPC用CPUは、「ノートブック・パソコン用266MHz版および166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」(98年1月13日公開)と、「ノートブック・パソコン用233MHz版および200MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」(97年9月9日公開)が主流になりつつあります。今回のリリース文で、わざわざ「次期高性能マイクロプロセッサ・モジュール」とされているということは、やはりノートパソコン用Pentium2である「Mobile Pentium II」(98年4月頃発表予定と雑誌等にも書かれていますが...)でしょうか?尚、直接関係ありませんが、CNET社の翻訳記事「ペンティアム2搭載ノート、4月2日発売」が公開されています。

【98/03/21】「PCG-505」ハードディスク・アップグレードサービス発表
 ソニー株式会社とソニーマーケティング株式会社から、購入した「PCG-505」をソニーへ送付すると、内蔵されている1GBハードディスクドライブを2.1GBのドライブに交換して返却してくれる有料のアップグレードサービス「PCG-505 ハードディスクアップグレードサービスのご案内」が3月18日付けで公開されています。予約受付期間は98年4月1日(水)〜98年6月末日で、サービス開始時期は98年4月15日(水)からの予定です。また、料金は80,000円(税別,配送料含む)です。

 PCG-505本体にソニーがアップグレードを行ったことを記す証紙を貼付して返却され、アップグレード後の2.1GBハードディスクについてもソニーの保証対象となる点が大きな特徴です。当然、ユーザやショップの手による改造/改修(ハードディスク交換も含む)は、全て保証対象外になる行為です。尚、交換前の1GBディスクはソニー株式会社の所有となり、返却されないという点と、新しいハードディスクの内容は、出荷初期の状態に戻したうえで返却されるという点に注意が必要です。

 値段は、決して安くないのですが、新型機種が発表されても、従来機種のユーザにもメリットのある「アップグレードサービス」を、企業として提供することは、企業ポリシーがビンビン伝わり、消費者としても安心して使用出来るポイントになります。特に個人では「PCG-505」は、バラすのが難しいですしね。(だから、バラしちゃダメだってばっ!(^^;)  )

【98/03/20】ネットワーク対応を強化した企業向け携帯情報端末登場
 キヤノン販売株式会社から、ネットワーク対応を強化した企業向け携帯情報端末「キヤノン 携帯情報端末 EX-100/100P」が公開されています。サーマルドットライン方式の高速プリンターが付いていないEX-100の場合、重量は約440gで、標準価格は198,000円です。

 一瞬写真を見たら、アップルの「MessgePad」かな?とも思ったのですが、MS-DOS 6.2/Vが動作する小型インテリジェントターミナルです。90度の画面回転表示が可能な320×480ドット(ハーフVGA)の液晶ディスプレイを採用し、PCカード(Type II)とコンパクトフラッシュカードの2つのカードスロットを標準装備しています。また、液晶画面上を指で押すだけでデータ入力ができるタッチパネル方式と、ペンによる手書き文字認識やイメージ入力が可能なペン入力方式の両方を採用しています。付属アプリケーションには、ブラウザ・メールに「WebBoy」,PIM(個人情報管理)に「業務用ザウルス版PIM」(スケジュール管理,アクションリスト,名刺管理)と、無理に独自のものを付けるのではなく、素性の明らかなものをチョイスしてあります。加えて、OSにMS-DOS 6.2/Vを採用することで、パソコンとの親和性があり、既存のフリーソフトもかなり稼動しそうです。(CPUが「ElanSC400 66MHz」となっていますので、リコンパイルが必要?)プログラム言語もC言語がサポートされていますので、もしかしたら面白いアプリケーションも出てくるかもしれません。

 この携帯情報端末は、企業向けとは言わずに、個人向けでも結構イケそうです。重量が約440gというのも気に入りました。もう少し値段が安ければ、「WebBoy」と「業務用ザウルス版PIM」が稼動するということだけでも、買う人が結構いそうなんですけど..

【98/03/19】IE IE4.01をクラッシュさせるバグ情報
 Microsoft社は、悪意あるウェブページ作成者が、HTMLの「OBJECT」タグを使ってIEをクラッシュさせることが可能なバグを認識したようです。対象は、Windows 95とNT4.0用のIE4.01で発見されているようです。ちなみに、「MK Overrun 問題」のように、故意に悪意のあるプログラムを実行させられてしまうような致命的な問題ではなさそうです。(まだ、正式コメントのドキュメントを私は発見していません。)尚、CNET社の関連(翻訳)記事「IE4.01をクラッシュさせるバグ」が公開されています。

【98/03/18】視認性,携帯性に重きをおいたミニノートパソコン発売
 日本電気株式会社(NEC)から、業界最軽量のWindows 95搭載パソコン「mobio NX」をさらに軽量化し、本体重量約780gを実現したTFT液晶を採用した業界最軽量のミニノートパソコン「mobio NX」新商品の発売が3月16日付けで公開されています。97年10月に発売されたミニノートパソコン「mobio NX」シリーズの上位機種に位置づけられるものです。また、製品紹介もあります。

 ニュースリリースにもあるように、今回の新製品は、「視認性、携帯性を一層高めたものであり、セカンドパソコンとしての使いやすさを追求するもの」という位置づけです。確かに、ようやくTFTを採用し、20g程度軽くなりました。その他のアドバンテージは、細かい点を除き、気持ちがいい程何もありません。これは、ライバルである「『No.1ミニノート』リブレットに新モバイルサイズのリブレット100誕生」の方向とは、全く違った方向です。果たして、マイナーチェンジで、セカンドパソコンとしての位置づけのままで、利用者が納得するのか?それとも、高機能化により、場合によってはファーストパソコン相当を狙う位置づけが、求められるのか? 市場がどちらを支持するかは、非常に興味がある所です。

【98/03/17】NC,NN セキュリティバグ「Preferences bug」対応延期
 Netscape Communications社から、この「モバイル虎の穴」で【98/02/19】に報告したメールアドレスやパスワードが盗まれる可能性があるセキュリティバグSECURITY UPDATE「Preferences bug」の対応が、「next maintenance release」まで実質延期されることをアナウンスする「Netscape Security Solutions」が公開されています。
 当初の予定では、修正版のプライベート・ベータ・テストは、2月23日の週に開始される見込みでした。こうしたセキュリティバグ対応は、従来は速やかに行われてきたので、ちょっと心配です。ワイアード・ニュース・レポートの関連(翻訳)記事「アンドリーセン、ネットスケープ株25%を売却」等の動きに連動したものでなければよいのですが...。今日は38度の熱を出して会社を休んでおりますので、充分な調査が出来ていませんが、この件に関して何かありましたら、フォローしていきます。

【98/03/16】阪神タイガース球団公認携帯電話機登場
 株式会社ツーカーホン関西から、阪神タイガースバージョン携帯電話機を限定販売する誕生「阪神タイガースバージョン!」が公開されています。限定1000台で3月より予約販売開始です。

 阪神タイガース球団公認端末で、着信音は阪神タイガースの歌(六甲おろし)です。また、「ツーカータイガースバージョン予約受付センター」まで用意され気合いはいっています。そしてその電話番号は、ナント!「ハンシン ゴーゴー ニホンイチ」です。一瞬シャレのWebページかと思うくらい、用意周到に企画されています。阪神タイガースファンに人は予約するきゃない!という携帯電話です。

【98/03/15】号外!「モバイル虎の穴」外伝? 紙面にて連載スタート!
 来訪者数10万突破記念という訳ではないのですが、日経BP社「日経マルチメディア」5月号(発売は4月15日)から、私のモバイル関連のコラムを連載して頂きます。執筆依頼のお申し出有り難うございます。コラム名は「デジタル・メディア活用講座」の「モバイル編」です。

 このWebページ上では、私の独断と偏見で、日々のホットなニュースを毎日1件づつ切り出すスタイルを採っていますが、なかなか体系立てて、解説が出来ませんでした。今回日経BP社さんに執筆の声を掛けて頂き、Web上ではなかなか取り組めなかった「体系立てたモバイル・コラム」を5回程度のボリュームで、執筆していきます。内容的には、モバイルの概要や使い分けから入って、実際にモバイルを仕事に役立てるまでに必要な知識をステップ・アップ式に、4ページずつ解説していく予定です。早々に連載打ち切りになり、レアものになる可能性もありますので、興味のある方は、こちらにて購読をお申し込み下さい。(^^;)

【98/03/15】号外!私のモバイル「出張フルセット・バージョン」 Webページより先に紙面にて初公開!
 株式会社扶桑社が発行する「週刊 SPA! 3/18号」の特集「SPA!&CAZ特別編集 保存版」の「新”オトナ生活”取り扱い説明書」の記事において私へのインタビュー内容をカラー写真入り(P87)で紹介して頂きました。

 私は「オリジナル・モバイルの達人」としての登場です。私が、普段ゼロ・ハリのアタッシュに詰め込んで持ち歩いているモバイル「出張フルセット・バージョン」も写真付きで初公開です。掲載有り難うございました。ちなみに、特集のページの表紙の西田ひかるさんとは、取材が終わった後に一緒に食事に......みたいなことがあれば良かったのですが。(有り得ないてばっ!(^^;)  )

【98/03/15】号外!「モバイル虎の穴」来訪者数 10万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が10万を突破致しました。尚、この「モバイル虎の穴」も今度の3月21日で2年目に突入しますが、嬉しいことに開設1年以内で10万の大台を突破出来ました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/03/15】パケット通信サービス「DoPa(ドウーパ)」怒涛のサービス拡充
 NTTDoCoMoから、パケット通信サービス「DoPa(ドウーパ)」及び 9600bpsデータ通信の両方に対応した携帯電話機パケット通信「DoPa(ドウーパ)」対応携帯電話機の新機種発売が3月13日付けで公開されています。3月下旬から販売開始です。

 パケット通信サービス「DoPa(ドウーパ)」のサービスエリア拡大について(98/1/23)にもあるように、関東甲信越地区,札幌市,仙台市,金沢市,小松市,名古屋市,大阪市,神戸市,京都市,広島市等でサービス開始をしており、さらに今月末までには全国の政令指定都市等まで拡大される予定です。

 また、パケット通信サービス「DoPa(ドウーパ)」網と一般インターネットプロバイダの接続拡大(98/2/18)や、パケット通信サービス「DoPa(ドウーパ)」の料金値下げ(97/11/18)もあるように、97年3月サービス開始当初に比べ、かなり力が入っています。NTTDoCoMoは、2000年にサービス開始予定のデータ通信が高速化され、通話品質も向上する新しい携帯電話サービス「IMT-2000サービス」が控えているはずなんですけど(^^;)

【98/03/14】SVGA(800×600ドット)TFT液晶を搭載した「AMiTY CN」新モデル登場
 三菱電機株式会社から、A5ファイルサイズで最高速の低消費電力型CPU(MMXテクノロジPentiumプロセッサ166MHz)やSVGA(800×600ドット)TFT液晶を搭載した三菱モバイルコンピュータ「AMiTY CN」新モデル発売が3月13日付けで公開されています。重さ約1.1Kg、3月23日から発売予定で、価格はオープン価格(想定価格:21万8000円?)です。

 今回は製品情報のWebページを見ても分かるように、個人向けモデルは従来のVGAタイプのままであり、法人主体の販売しかターゲットにしないようです。ようやくTFT液晶に切り替わり、SVGA(800×600ドット)表示が採用されました。また、以前から評判の良かった外光の反射防止策も引き継がれています。そして、以前は固定式だった内蔵バッテリが交換可能に変更されました。

 しかし一番の特徴は、待望のUSBx1をはじめ、マウス/キーボードx1、RS-232Cx1、パラレルx1、ディスプレイx1等を、本体標準インターフェースとして有していることです。その為、同じSVGAながらポジション的には「Let's note mini」(重量1.0kg)や「FMV-BIBLO NC」(重量1.1kg)と同一では無く、ライバルは「Frontier RT166mini」(重量1.24Kg)になります。そうした意味では、豊富な本体標準インターフェースを有しながら、重さ約1.1Kgを達成しているのは、かなりのアドバンテージです。

 また、「Frontier RT166mini」には無い「オプション増設バッテリ」があります。尚、その巨大な形状から「羊羹」と噂されていた増設用の「大容量バッテリ」は相変わらず健在です。しかし、さすがに「中容量バッテリ」も新規に投入されました。(^^;)

【98/03/13】漢字・ひらがな対応のデジタル携帯電話揃い踏み
 NTTDoCoMoから、この「モバイル虎の穴」で【98/01/15】【98/01/24】に報告した漢字・ひらがな対応の800MHzデジタル方式の追加機種である、「デジタル・ムーバP206HYPER」を3月10日から発売する「携帯電話機の新機種発売」が3月4日付けで公開されています。重さ79gで世界最小最軽量のP205と同スペックです。

 ディスプレイ表示の言語をバイリンガル機能で日本語と英語で切り替え表示可能という、日本語対応がなされています。また、音声スケジュール機能搭載「DoCoMo by TOSHIBA TS206」を発売(2/16)(メモリダイヤルに登録してある携帯・自動車電話、PHSの番号を99年1月以降予定されている10桁から11桁に簡単に変換する機能付き!)や、大型フルドット液晶表示「DoCoMo by SHARP SH206」を発売(2/26)も公開されており、いよいよx206シリーズが完成しました。

 現在、「ショートメールサービス」は、最大50文字の文字メッセージ受信が可能ですが、対象はカナ,英字,数字,記号のみで、漢字やひらがなは不可と、非常に中途半端のサービスとなっています。やはり、今回のx206シリーズは、漢字・ひらがな対応を睨んだ新「ショートメールサービス」開始?への布石なのでしょうね。

 ちなみに、少なくともつい3月10日迄は、変更無かったのですが、現在NTTDoCoMoのWebサーバが全面リニューアルされ、従来のリンクが全部?切れてしまっています(今回、必要最小限分だけ、ひとつひとつ探しながら再リンクしました)。また、ナント!「Netscape3.0及びInternet Explorer3.0以上のバージョンで Shockwave Flash Plug-inが入った環境」を前提としたページ構成に変更されています。これは、怒り出す人が続出するでしょうね。Flashまで使って、織田裕二はそんなにWebページで全面に出さなくっていいてばっ(^^;)

【98/03/12】PHSと連携した「位置情報サービス」を自分で使うぞ!実験運用開始
 富士通株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/01/26】に報告した情報に関連して、NTT中央パーソナル通信網株式会社の「位置情報サービス」を利用して、新型PHS「ドラえホン」の現在地から、インターネット上の地図情報サービス「WildBird」において周辺のタウン情報を入手可能なPHSと連携した「自己位置情報サービス」の実験運用を開始が3月5日付けで公開されています。

 WildBirdの実験運用(3月中旬〜4月30日まで実施)では、「ドラえホン」をノート型パソコンに接続し、位置情報を得たい場所にて、パソコンの専用Windows95ソフト(無償)を動作させることで、現在地周辺の地図にアクセス可能です。 また、WildBirdでは、地図情報の他にタウン情報検索機能も提供しており、移動先周辺の情報も入手出来ます。 「いまどこサービス」は、「ドラえホン」をもって外出している人の居場所が、家族等から手元のFAXで手軽に把握可能という、「ドラえホン」も持った人自身にはメリットの無いもの(自分の行動がバレバレ!)でしたが、このサービスは、本人が位置情報を積極的に利用可能です。

【98/03/11】第2世代H/PCに対応した「Windows CE Version 2.0」日本語版発表
 マイクロソフト株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【97/10/03】に報告した「Windows CE Version 2.0」が日本にも約5ヶ月遅れで投入される「Handheld PC powered by Microsoft Windows CE Version 2.0」日本語版 3月11日(水)発表が3月11日付けで公開されています。

 特徴は、英語版と同じく、カラー表示が可能や、ハーフVGA(640x240ピクセル)の解像度追加や、電子メールの添付ファイルのサポートや、外部へのVGA出力が可能な「Microsoft Pocket PowerPoint」のアプリケーション追加です。また、細かい点では、LANカード経由でのネットワークのアクセス機能追加や、「Microsoft Pocket Internet Explorer」にセキュリティを意識したSSL(Secure Sockets Layer)が追加がなされています。尚、OEMメーカーである5社が「H/PC powered by Windows CE 2.0」を搭載した第2世代H/PCの出荷を表明しています。

 【発売される(と思われる)順番で並べて見ました】

  ・日本電気株式会社(NEC):「Mobile Gear II」3月20日発売,「リリース文」
      カラーモデル重量:850g(専用充電池含む),モノクロモデル:670g(単3形乾電池2本含む)

  ・株式会社日立製作所:「PERSONA(ペルソナ)」4月20日発売,「リリース文」
      重量:約820g(リチウムイオン電池含む)

  ・日本ヒューレット・パッカード株式会社:「HP 620LX日本語版」5月中旬発売,「リリース文」
      重量:586g(バッテリー含む)

  ・コンパックコンピュータ株式会社:98年第2四半期の発売予定?

  ・カシオ計算機株式会社:時期未定

 NECは、米国で発売中の「MobilePro 700」相当の機種を出してきました。また、シャープが意地でも「Sharp Mobilon HC-4500」を国内投入出来ないのは理解できますが、一番乗りにこだわっていたカシオ計算機が「Casio Cassiopeia A-20」相当の機種を即国内投入しないのはナゼ?また、本来の「Windows CE Version 2.0」は、サポートプロセッサはPowerPC,Intelの486,Pentium等が追加されているはずですが、さすがにまだ出てきませんね。

 ちなみに、この「Windows CE」は、アメリカでは、採用マシンが「COMDEX FALL」に間に合うように少々強引に?リリースされてきましたが、今回国内でもやはり「COMDEX/Japan'98」をターゲットに発表されたのでしょうね。

 一番出荷の早い「Mobile Gear II」カラーモデルに関してコメントすると、8.1インチカラー液晶、キーピッチ16.5mmのラージサイズキーボード、33.6Kbps高速モデムを装備というのは評価できますが、重量(専用充電池込み)が850gというのは、もやはPDAの域を越えていると思います。何故ならば、Windows 95搭載のミニノート「Libretto70」の約850gの重量と同じになってしまっているからです。こうなると、ポジションの違いが明確に打ち出せず、すみ分けが曖昧なってしまいます。

 う〜ん、難しいですね。個人的には、愛用の「HP200LX」:重量312g(電池含む) の兄貴分で、ポピュラーなCPUを採用している「HP 620LX日本語版」あたりで、ちょっと遊んでみたいなと考えています。(「HP200LX」でお馴染みの、一画面で1ヶ月のスケジュールを項目まで表示可能な「Month-at-a-Glance」を唯一サポートしていることですし..)

【98/03/10】号外!「3Comは、業界をリードするPalmPilotハンドヘルド・コンピュータの第3世代を届けます」と発表
 3Comから、「PalmPilot」シリーズの新製品「Palm III」を4月に発売するという「3Com Delivers the Palm III Connected Organizer, the Third Generation of the Industry-Leading PalmPilot Handheld Computer」が3月9日付け(米国現地時間)で公開されています。98年4月にリリースされ、標準小売価格は$399です。外形寸法は、現行のPalm Pilotとほぼ同じです。

 特徴は「赤外線通信機能:赤外線通信を使ってPalm IIIどうしでデータ交換」,「2MBに拡張されたメモリー」,「最適化されたユーザ・インタフェース」,「なめらかな新しい工業デザイン」の4点です。また、アップグレードを簡単にする為に「Palm OS software」の格納媒体が、「memory card」から「flash memory(書き換え可能)」に変更されました。そして、スクリーンでデータの読みやすさを改良するために,多様なフォント,およびサイズが提供されます。尚、PalmPilot Personal と PalmPilot Professional Edition organizers は $199 と $299で、は入手可能になるようです。また、「Palm III」を買う全てのPilot 1000およびPilot 5000オーナーは,従来のPilotと引き換えで、$75を3Com から受け取れるようです。オリジナルの全ての登録ユーザー?も、98年6月にアップグレード可能になることが予想されています。ちなみに、この情報は英文をチャッチャッと訳したものですので、「参考」として見て下さい。尚、商品情報は、「Palm Computing - Home of the PalmPilot Connected Organizer」にあります。こうした、従来機種のユーザにも「アップグレード」というポリシーをキチンと提示出来る会社は素晴らしいですね。

 関連翻訳記事にCNET社の「スリーコムがハンドヘルド パーム3 発表 」3/9と、「ニュートンが去り、流れはパームパイロットへ」2/27(紹介済み)があります。

【98/03/10】「パルディオEメール」を通常の「32Kパルディオ」でも利用可能にする95ソフト登場
 NTT中央パーソナル通信網株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/01/30】に報告した「パルディオEメール」のサービスを、PHS本体でサービスに対応していない「32Kパルディオ」と「32Kパルディオデータカード」と「PCMCIAカードスロットを搭載したWindows95が動作するパソコン」を接続して利用できるアプリケーションソフト「パルディオメ〜ラ〜」が3月1日付けで無償で公開されています。

 「パルディオEメール」は、専用PHSから「Eメールセンター」を経由して、プロバイダ契約不要でインターネット・メールの送受信を行なえるサービスです。。利用料金は、距離・時間帯に関係なく7円/10秒です。送受信可能な文字数は、メール本体:全角約1500文字(3KB),タイトル部分:全角22文字という制限がありますので、注意が必要です。メールアドレスは、「契約のPHS番号@em.nttpnet.ne.jp」になります。プロバイダ契約不要というのが、NTTDoCoMo「10円メール」とは違ったアプローチです。

 しかし、「10円メール」端末も、少々お安くなっているとは言え、価格が578,000円という高性能CPU搭載「Pedion for DoCoMo(ペディオンフォードコモ)」を販売(MMXテクノロジPentiumプロセッサ 233MHz版採用)みたいな荒業を出してくるので、油断がなりません(^^;)

【98/03/09】モバイル向けに開発された低消費電力型高性能CPUが搭載された「Let's note」登場
 松下電器産業株式会社から、B5ファイルサイズで Intel MMXテクノロジ Pentium プロセッサ(200MHz)搭載のカラー サブノートパソコン「Let's note新発売」が3月3日付けで公開されています。98年3月6日から発売開始され、価格はオープン価格です。重量は、1.39kg(バッテリーパック1個搭載時の重量。バッテリーパック2個搭載時の重量は1.54kg)で、約3.3時間の長時間バッテリー駆動を実現します。

 今回は、「20倍速ポータブルCD-ROM」と「K56flex対応FAX & DATAモデムカード」をセットにした「レッツノート・モバイルセット」も同時に発売されます。CPU回りは、このプレスリリースからは、「モバイル向けに開発された低消費電力型高性能CPU、MMXテクノロジPentiumプロセッサ(200MHz)」としか、読み取れませんが、「ノートブック・パソコン用266MHz版および166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表:98年1月13日公開分のものではなく、「ノートブック・パソコン用233MHz版および200MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」を発表:97年9月9日公開分のものでしょうね。ということは..233MHz版は、97年10月30日に発表されたA4スリムノート「Let's note ace」(現在は、Intel MMX テクノロジ Pentium プロセッサ 200 MHz搭載)の為に、大切に取ってあるのかな(^^;)

 「Let's noteシリーズ」の場合、格付けにより明確にCPUの力関係が決まります。(どこでもそうですが..)前モデル「Let's note」が97年10月10日発売開始ですので、前回同時発表された「Let's note mini」と、「Let's note ace」の新製品は、それぞれ、モバイル向けに開発された低消費電力型高性能CPUの166MHz版と、233MHz版が搭載され、もう少し(3月末 or 4月初頭?)で発表されることを私は予想します。(誰でも予想出来るてばっ!(^^;)  )

【98/03/08】世界最小のインターネット・テレビ端末となった「パワーザウルス」登場
 シャープ株式会社から、写真付きの情報が活用可能で、地図も読める「モバイルビジネスツール“パワーザウルス”シリーズを新発売」が3月3日付けで公開されています。98年3月12日から発売開始され、価格は130,000円(デジタルカメラ別売)です。

 特徴は、写真を取り込んで項目を自由に設定し、自分なりの情報として活用できる「パーソナルデータベース」や、パワーザウルスの画面をテレビに映して楽しめるビデオ出力カード対応や、モバイルで地図データを活用できる地図ビューア機能です。何と言っても、「パワーザウルス」の可能性を大きく広げたのは、インターネットのWebブラウジングや、「MS PowerPoint 97」のデータを取り込んでのプレゼンテーションを、家庭のテレビや液晶プロジェクターの大画面に表示させて可能となったことです。「パワーザウルス」はとうとう世界最小のモバイル可能なインターネット・テレビ端末となりました。添付ソフトの「乗換案内」(出発地と目的地を入力するだけで、その間の電車や飛行機の運賃、時間、乗換経路を簡単に調査可能)も、モバイルを知り尽くしたチョイスです。

 いくらシャープが海外でカラー版Windows CE 2.0対応マシン「Sharp Mobilon HC-4500」を出そうが、もしそれが国内発売が開始されようが、「パワーザウルスは、ここまできたから、もう関係無いもんネ」という自信が聞こえてきそうなマシンです。ちなみに製品情報は、「パワーザウルスMI-610」にあります。マシンスペック的には、従来の「パワーザウルスMI-500シリーズ」と比較して、メモリを6MBから10MBにアップし、駆動時間を10時間(2時間アップ)としたこと以外は、大きな変更点を見つけることが出来ませんでした。

【98/03/07】世界最大容量の6.4GBを実現した2.5インチ・ハードディスク登場
 日本アイ・ビー・エム株式会社から、GMRヘッドをIBMの2.5インチ・ハードディスク装置に初めて採用し、 12.5mm厚で世界最大容量の6.4ギガバイトを実現した「2.5インチ・ハードディスク装置 Travelstar 6GT発表」が3月5日付けで公開されています。98年第2四半期(4〜6月)に量産サンプル出荷され、当初のサンプル価格は12万円のようです。

 従来から最新技術「GMR」ヘッドを使用した3.5インチHDDを製品化は発表されていましたので、今回ようやく2.5インチ版が投入されます。尚、この「モバイル虎の穴」で【97/11/17】に報告した通り、東芝もGMRヘッド技術の製品は投入済みですが、厚さ8.45mm,2.5インチで3.2ギガバイトの容量ですから、IBMがかなり先行する形になりますね。このニュースで一番の私の楽しみは、私が狙っている高値安定中の従来の最大容量タイプ「IBM製12.5mm厚の4.09GBの2.5インチ・ハードディスク」が大きく値下がりすることが、見込まれることです(^^;)

【98/03/06】噂の「チャンドラ2」受付開始
 フロンティア神代から、噂の「チャンドラ2」こと「RT166mini」が発表・受付開始された「Frontier RT166mini」が3月3日付けで公開されています。重さは約1.24Kg (バッテリ込)、価格は238,000円〜(メモリ32MB)です。3月3日から受付開始で、出荷は3月下旬からとなっているようです。

 ようやく9.2インチTFTのSVGA(800×600ドット)サポートとなりました。主なスペックは、CPU MMXテクノロジ Pentiumプロセッサ 166MHz(セカンドキャッシュ 512KB付き),ハードディスク 2.1GB,USBポート×1等です。色も従来色から、ブルーメタリックぽいものになっています。う〜ん、これまたボーナス商戦の年末に登場していたら、どんなに良かったことか...。USBやセカンドキャッシュ 512KB付き等クロウト好みのスペックですが、今回は、どの位旋風を巻き起こすことが出来るでしょうか?

【98/03/05】「気合いの入ったLibretto」が先行したヨーロッパ市場に続き、日本でも登場
 株式会社東芝から、この「モバイル虎の穴」で【98/02/05】に報告した昔から噂のあった「気合いの入ったLibretto」が先行したヨーロッパ市場に続き、日本でも登場した「『No.1ミニノート』リブレットに新モバイルサイズのリブレット100誕生」が3月5日付けで公開されています。重さは約950g(バッテリパック装着時)、価格はオープン価格です。

 特徴的なスペックは、800×480ドット表示の7.1インチワイドTFT液晶を搭載し、コード名:Tillamook(ティラムーク)「ノートブック・パソコン用166MHz版MMXテクノロジPentiumプロセッサ」(1.8ボルトで稼動)を採用しています。また、重量約950g、大きさは210(幅)×132(奥行)×35(高さ)mmです。主なスペックは、内蔵ハードディスク:2.1GB(7.5 mm厚),RAM:32 MB (最大64 MB), VRAM:2MB(フルカラー,1,024×768ドット外部ディスプレイ表示時は65,536色表示),PCカードスロット:Type2×2(Type3×1),標準バッテリーでの稼動時間:約1.5〜2時間です。また、Toshiba Europe社からヨーロッパ市場向けに投入されたものと基本的に同一です。(当然、キーボートは異なります。でもバッテリー稼動時間は2時間とされていたので、日本の方が正直?)

 従来モデル「Libretto 70」は重量850gで、210mm(幅)×115mm(奥行)×34mm(高さ)で、バッテリー稼動時間約2〜3時間ですので、重量100gアップ,幅:同一,奥行:17mmアップ,高さ:1mmアップ,稼動時間約0.5〜1時間ダウンです。(アレ!CPUは消費電力4.2ワットから2.9ワットに減ったのに!)外観の大きさは、従来モデルに大容量バッテリを接続した状態にソックリです。(ポコンとバッテリが飛び出す有り様から「イカリヤチョースケ状態」と一部で囁かれていました)尚、従来の「ハイバネーション機能」に加え、「レジューム機能」もリブレットシリーズで初めて採用されました。う〜ん、「Let's note mini」を買っていなかったら「リブレット100」に転んでいたかも?

(追加情報【98/03/07】:このページを見て頂いている黒田さんから、「Libretto100の記事ですが、確かに欧州での発表記事で7.5mm厚のハードディスクとありました。しかしそちらはともかく、日本で発売になっている製品はIBM製 DYKA-22160 9.5mm厚のようです。(Web制作者が7と9を打ち間違えた? (^^;  )」とのご指摘のメールを頂きました。有り難うございます。確かにそのようですね。皆さん、これからもビシビシご指摘お願い致します。

【98/03/04】どこでも自営テレビ放送?が可能なモバイル放送局登場
 NTTDoCoMoから、ビデオカメラで撮影したライブ映像を、デジタル携帯電話を利用してリアルタイムに伝送する動画伝送システム動画伝送システム「Mobile View(モバイル ビュー)」を発売が3月2日付けで公開されています。3月12日から発売予定で、重さ(電池含)は約1kg、価格は128,000円(電池パック,ACアダプタ,受信ソフト,ストラップを標準添付)です。

 遠隔操作で無人撮影もOKで、衛星携帯電話でも使用可能 となっています。私、これ欲しいです!これがあれば、誰でも何処からでも手軽に自営テレビ放送を行う事が可能です。夢(妄想じゃありませんよ)が広がるアイテムです。勿論、電話料金を気にしなければ、ですけど(^^;)

【98/03/03】モバイルを意識したパソコンFAXソフト登場
 株式会社インターコムから、モバイル・コミュニケーションのツールとしてFAX通信を有効活用できる機能を搭載した「まいと〜くFAX V.3」が公開されています。2月27日発売済みで、価格は14,000円です。

 当然、9600bps対応デジタル携帯電話も利用可能なパソコンFAXソフトです。また、受信データの転送とポケベル/携帯電話へのメッセージ送信機能が新たに加わり、携帯電話とノート・パソコンを使用して外出先から未読FAXを取り出せるポーリング送受信も機能アップされています。私はメール中心であまりFAXを使用しませんので、いまいち便利さがピンときませんが、相手がメールを使用していない等でFAXを多用する必要がある方には、機能満載のソフトです。

【98/03/02】Newton OS新規開発中止 私がマックからAT互換機に転んだワケとは?(^^;)
 アップルコンピュータ株式会社から、米国報道資料翻訳として、Newton OS(ニュートンオペレーティングシステム)とNewton OSベースの製品であるMessgePad 2100(メッセージパッド 2100)および eMate 300(イーメイト 300)についての新規開発を中止する「Newton OSの新規開発を中止」が3月2日付けで公開されています。

 1999年にはMac OSベースの製品で低価格帯のモバイル・コンピューティングの分野に再参入するとのことですが、遅すぎますし、また具体的な話もありませんから、単に話だけで終わりそうな気もします。しかし、この虎の穴で、【98/02/03】に紹介した3月31日から発売開始予定の「MessagePad 2100 日本語版」は、2階に登った挙げ句にハシゴを外されたようなものです。

 私も以前は、ガチガチのマックユーザで、それこそ車を買える位貢いだ(^^;)ものですが、さすがにPDAとしては「MessgePad」に無理があった為、「HP 200LX Palmtop PC」に転びました。そしてその「HP 200LX Palmtop PC」に入れ込んだ挙げ句、200LXとの連携の悪さからマックを手放し、AT互換機に乗り換えた経験も持ちます(普通の人は、それを本末転倒と指摘しますが、「200LXが好きなんだからいいんだもんね」と思っています)。

 ピピンアットマークの推進母体であった「バンダイ・デジタル・エンタテインメント解散」にしろ、このNewton OS新規開発中止にしろ、元マックユーザの私にとっても寂しいニュースです(PDAという単語そのものも、アップルコンピュータが提唱したんですけどね)。関連翻訳記事にCNET社の「アップルがニュートンの開発を中止」「ニュートンが去り、流れはパームパイロットへ」があります。

【98/03/01】木目パソコン化サービス登場
 株式会社エイペックスから、ノートパソコンを木目調に塗装するサービス「木目パソコン」が公開されています。通常料金は100,000円ですが、開店記念特価68,000円となっています。申し込みを後、組み立て及び塗装(塗料を焼き付けているので、色落ち無し)完了までに1〜2週間かかります。

 ちなみにアイチャッチのコピーとして「他人とはひと味違ったものを!と思っている個性的な貴方にお勧めです!!」が使用されていますが、私も申し込め!ということですかね? (^^;)

[98年2月のTopics]へ [モバイル虎の穴]へ戻る [98年4月のTopics]へ


このページに関するご意見ご感想は山下 眞一郎(E-mail:yama@bears.ad.jp)までどうぞ。

All Rights Reserved, Copyright Fujitsu Minami-Kyusyu Systems Engineering Limited 1998.