モバイル関連ニュース 98年7月分


【98/07/31】速報! 驚異の大容量!220MBフラッシュATA PCカード登場
 株式会社アイ・オー・データ機器から、ハードディスクと同様な扱いやすさを提供しながら、ハードディスクよりも耐震動性、耐衝撃性に優れた信頼性を有しているフラッシュATA PCカードの大容量版である「大容量版PCカードTypeII フラッシュATA PCカード 新登場」が7月31日付けで公開されています。

 110MBタイプは、99,800円(8月末出荷予定)、175MBタイプは、149,000円(8月末出荷予定)、220MBタイプは、価格・発売日未定です。

 アイ・オー・データのフラッシュATA PCカードの中身は、従来は定評のある「SanDisk製」だったケースが多かったのですが、今回は明記されていません。カタログでは分からない微妙な相性問題もある為、気になるところです。

 しかし、現在私が所有している「SanDisk製」フラッシュATA PCカードの85MBタイプは、登場当初に20万円弱支払って購入したものですが、あれよあれよ言う間にフラッシュATA PCカードの価格が下がりました。消費者にとっては、嬉しいことです。(正直言うと、個人的には悔しい気持ちもあり、複雑な心境ですが...(^^;)  )

【98/07/30】速報! パソコンやAV機器で画像や音声、音楽等のデータの記録・再生が可能な新フラッシュメモリー登場!
 ソニー株式会社から、誤消去防止スイッチや10ピンコネクターを採用し、高い信頼性を確保し、記憶容量が4MBと8MBの「画像や音声、音楽等のデータの記録・再生が可能な“メモリースティック”商品化」が7月30日付けで公開されています。販売開始日は9月10日で、価格は11,000円(4MB版メモリースティックを同梱した「メモリースティック/PCカードキット」の場合)です。

 質量約4gで、21.5×50×2.8mm(縦×横×厚さ)の小型・薄型形状で抜き差しが容易なことから、対応機器の小型化と自由なデザインが可能です。 しかし、ソニー独自規格のフラッシュメモリーを使ったデータ記録メディアとなる商品ですが、乱立する小型フラッシュメモリー・カードの中でも、結構普及するはずです。

 何故ならば“メモリースティック”に記録された画像や音声、音楽等のデータが、パソコンや今後商品化が予定されている様々な“メモリースティック対応AV機器”の間で相互に利用したり、通信回線を介して送受信を行えるような「ビジョン」や「文化」も併せて提示されるからです。こうした実質上の標準規格を狙える新規格を提示出来る企業は、ソニー以外にはあまりありません。

 パソコンでの利用は当然ながら、今後商品化が予定されている様々な“メモリースティック対応AV機器”が非常に楽しみです。この“メモリースティック”は決してサンプル出荷ではありませんから、近々対応製品が出てくるのでは?と期待しています。

 また、ソニーと言えば、この「モバイル虎の穴」で【98/06/29】に報告した、「VAIO 505シリーズ」の英語配列キーボードへの「キーボード交換サービス」のご案内が、7月29日付けで公開されています。受付期間は、1998年7月25日(土)〜1998年12月末日までで、サービス開始は8月17日以降です。また料金は、20,000円(配送料含む)です。ソニー株式会社VAIOテクニカルレスポンスセンターに「予約制」で申し込むことにより、実現されます。(VAIOテクニカルレスポンスセンターのWeb Siteにある個別ページへのリンクが禁止されている為、「PCG-505GX/4G,PCG-505GX,PCG-505G」のページから、たどって下さい。)

 すっきりとした「キートップ」になり、好感度赤丸急上昇といった雰囲気です。(だから、どんな雰囲気なんだってばっ(^^;)...)

【98/07/29】電子メールソフトの重大なセキュリティーホール公開
 Microsoft社から、セキュリティ関連の警告レポート「Microsoft Security Bulletin (MS98-008)」「Update Available For Long Filename Security Issue affecting Microsoft Outlook 98 and Microsoft Outlook Express 4.x」が7月27日付けの更新で公開されています。

 対象は、「『Outlook 98』(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」、「Internet Explorer 4.0、4.01、Service Pack 1適用版の4.01に含まれる『Outlook Express』(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」、「Internet Explorer 4.01に含まれる『Outlook Express』(Solaris版)」、「Internet Explorer 4.01に含まれるOutlook Express(Macintosh版)」です。

 マイクロソフト製品に限らず各電子メールソフトが、非常に長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールを取り込み、その添付ファイルを、オープンあるいは起動しようと試みる際に、電子メールソフトがクラッシュする可能性があります。また、熟練している攻撃者(残念ながら原文では「a skilled hacker」 と記載されています)は、コンピュータで任意のコード(悪意あるプログラム)を走らせることが可能とされています。

 これは、ファイルの添付に使用するMIME形式のヘッダーの長さをチェックしない「考慮漏れ」を悪用して、電子メールソフトにバッファ・オーバーフローを起こさせ、クラッシュもしくは、任意のコードを走らせる手口のようです。また、添付ファイル=悪意のあるプログラムではなく、添付ファイルは単なる画像ファイルやテキストの可能性があります。

 この問題に対する『Outlook 98』(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)のhotfixes(パッチ)は、「Drivers and Other Downloads」(英語情報、IEのみ閲覧可能)の「outpatch.exe」です。また、このパッチは、全言語版の『Outlook 98』(all language versions of Microsoft Outlook 98)に適用可能です。

 次に、この問題に対するInternet Explorerに含まれる『Outlook Express』のhotfixes(パッチ)の提供状況説明は、「Fix available for Outlook Express File Attachment issue」にあります。ただ、現状では英語版のみです。

 そして、この問題は、Netscape CommunicationsのCommunicatorに含まれる電子メールソフトも対象であり、Netscape Communications社から、「Long Filename Mail Vulnerability」が7月27日付けで公開されています。

 対象は、「Netscape Communicator 4.0〜4.05(Windows 3.1, Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」 と 「Netscape Communicator 4.5 Preview Release 1(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」です。また、「Communicator 4.0x」のパッチは2週間以内にリリースされ、問題に対応した「Communicator 4.5 Preview Release 2」もリリースされます。

 もし、このセキュリティ・ホールを利用した攻撃を受けた際にも、単に非常に長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールを、受信する(メールサーバの自分のメールボックスから取り出す)だけで悪意のあるプログラムが動き出す訳ではなく、やはり、何らかのアクション(非常に単純過ぎて恐いのですが..)が契機になります。その為、攻撃の回避は可能です。
(このあたりは、各ニュースサイトで微妙に見解が異なっていますね。)

 『Outlook Express』に攻撃を受けた場合は、非常に長いファイル名(200文字以上)の添付ファイルを「クリック」せずに、「ファイルメニュー」から「Save Attachment」を選択してハードディスクに保存すれば、悪意のあるプログラムは動き出さないようです。また、ハードディスクに保存した添付ファイルは、閲覧してOKです。【「Update Available For Long Filename Security Issue affecting Microsoft Outlook 98 and Microsoft Outlook Express 4.x」の「Administrative workaround」の項を参照】

 また、「Netscape Communicator」に攻撃を受けた場合は、非常に長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールを受け取り、そのメールを選択した後に、「ファイルメニュー」を操作しなければ、悪意のあるプログラムは動き出さないようです。また、添付ファイルはマウス右クリックの「Save Link As」コマンドを用いてハードディスクに保存し、オリジナルのメールを削除すればOKです。またその場合メールソフト終了時も、「ファイルメニュー」は操作してはならず、必ずウィンドウの右上の×ボタンを使用して終了する必要があります。尚、ハードディスクに保存した添付ファイルは、閲覧してOKです。【「Long Filename Mail Vulnerability」の「How to Avoid the Vulnerability」の項を参照】
(間違っているかもしれませんので、詳細は、各レポートをご覧下さい。)


 理論的にこういうことが出来るよ!と報告されているレベルで、実際にアタック事例が出ている訳ではなさそうですので、あまり神経質になってメール使用を即停止する必要まではなく、こういうセキュリティ・ホールを利用した攻撃がありうると、まずは認識し注意する段階で良いのでは?と思います。しかし、今後ともこのセキュリティ・ホールに関する情報をウォッチし、速やかに適切なパッチを当てることや製品をレベルアップすることは必須です。また、見ず知らずの得体の知れない相手からのメールに注意することは、この件に限らず常識です。

 尚、CNET社の7月28日付けの関連翻訳記事「電子メールソフトにセキュリティーホールが見つかる」や、ワイアード・ニュースの7月28日付けの関連翻訳記事「電子メールに危険なセキュリティ・ホール」、CIACの7月28日付けの警告レポート「I-077A: Mime Name Vulnerability in Outlook and Messenger」、日経インターネットテクノロジーの7月28日付けの関連記事「【速報】MicrosoftとNetscapeの電子メール・ソフトにセキュリティ・ホール」があります。

(追加情報【98/07/30】:CNET社の7月29日付けの関連翻訳記事「MSが公開したメールソフト用パッチに欠陥」が出ました。

【98/07/28】速報! ようやくハーフVGA液晶を搭載したハンドヘルドPC『カシオペア』登場!
 カシオ計算機株式会社から、640×240ドットのモノクロ表示を採用した「Handheld PC powered by Microsoft Windows CE Version 2.0」日本語版を搭載した、業界最小・最軽量モデルのハンドヘルドPC『カシオペア(CASSIOPEIA)A-60』を販売する「ハーフVGA液晶を搭載したハンドヘルドPC『カシオペア』」が7月28日付けで公開されています。販売開始日は9月10日で、価格は75,000円です。重量は約430g(乾電池含む)ですので、従来のA-55Vの約390gと比較して、40g重くなっています。

 この「モバイル虎の穴」で【98/04/14】に報告した、480×240ドットの画面を採用した中途半端なWindows CE Ver2.0日本語版搭載『カシオペア A-55V』の、当初から「640×240ドット」を採用していたWindows CE Ver2.0搭載カシオペア英語版 A-20相当版を、早く出して下さいと、希望していましたが、ようやく3ヶ月以上経っての実現です。これで、安心して『カシオペア』のハンドヘルドPCを、他の人にも勧めることが出来るようになりました。

 しかし、Windows CE Ver2.0にも関わらず480×240ドットを採用した、この日本だけスポットで投入された謎の『カシオペア A-55V』の情報を、カシオのサイトで探すのですが、もうその痕跡はありません。「新製品ニュース」のページにも、初代Windows CE Ver1.0日本語版「カシオペア A-50/51」や、WindowsCE 1.01日本語版に高速CPUを搭載ハンドヘルドPC「カシオペア A-51V」すら残っているのにです。夏の怪談みたいな話になってきましたが、それほどカシオも中途半端な機種ということを認識していたのでしょうね。

 ちなみに、今回の『カシオペア A-60』も、カシオペアオリジナルのROM搭載ソフトである、G-天王星(国語・漢和・英和・和英辞書ソフト)、Paint-Atlas(ペイントソフト)、Argo-Builder(HTML出力簡易データベースソフト)、Sound-Vega(録音ソフト)が搭載され、他のハンドヘルドPCと比較しても超お得版となっています。繋ぎとして『カシオペア A-55V』が投入された理由は、このカシオペアオリジナルのROM搭載ソフトのハーフVGA対応が遅れた為という噂と、480×240ドットのパネルの在庫が過剰にあった為という噂がありますが、本当のところはどうでしょうか? やっぱり、両方だったりして(^^;)

【98/07/28】「モバイル虎の穴」来訪者数 25万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が25万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。
 やっぱり、1週間に1万人の方に訪問頂けるというのは、非常に嬉しいことですね。これからも、他の大手ニュース・サイトにも負けない速報性と、一ひねりしたコメントを心がけたいと思っています。

【98/07/27】限定モデル 続々登場!
 松下電器産業株式会社から、7月28日にレッツノート2周年記念の特別バージョンモデルを、限定500台(完売した時点で販売終了)で販売する「レッツノート販売2周年記念モデル」が7月24日付けで公開されています。販売開始日は7月28日で、価格はオープン価格です。

 Let's note/S21をベースに、外装を特注の「シャンペンゴールド」でカラーリングした、Windows98の日本語版搭載モデルです。また、追加生産なしの500台限定で、完売した時点で販売が終了されます。

 尚、1台1台に「限定モデルナンバー」が配布される特典付きです。(しかし、「限定モデルナンバー」を刻印したものが「シール」とは、ちと寂しい(^^;)です。)

 【98/07/18】に報告した、ハローキティパソコン等、こうした限定物が続いていますが、この「モバイル虎の穴」らしいセレクトでは、【98/05/24】に予告した、外装がホワイト・パール(ヒロスエ本人が色をチョイス)のインフォネクストB55RH『広末涼子モデル』が登場しています。

 7月1日から発売中で、地域も限られた限定1,000台です。付加価値からすれば、「広末涼子モデル」の購入者だけに配信される、ヒロスエのメッセージがあり、クイズがあり、プレゼントがあり、と内容もりだくさんの情報サービス“広末涼子の交換ベル日記”の配信サービス(3ヵ月間限定)の方がインパクトがあります。(そんなに真面目に比較して書かなくっても、いいってばっ! (^^;)  )

【98/07/26】データカード一体型PHS「32Kパルディオ341S」ゲット!
 この「モバイル虎の穴」で【98/07/16】に予告した通り、データカード一体型PHSの新機種「32Kパルディオ341S」をゲット!しました。新規契約扱いで、本体価格 15,800円でした。(この機種って、私が住んでいる熊本では取り扱いを開始していませんので、現物があった新橋で購入しました)

 実際に購入して分かったのは、やはり「パルディオ341S」のフリップ部分の従来の約1/3サイズになったデータカードは、コンパクトカード・サイズのモデム相当だったということです。(正確には、コンパクトカード・サイズより縦長で、挿した場合ややはみ出す形になります)。

 また、愛用のHP 200LX Palmtop PCで、今回の「32Kパルディオ341S」+「dosppp」(インターネットにダイヤルアップ接続でTCP/IP通信を行う為のフリーソフト)で、インターネット利用の接続テストも問題無く完了しました。従来の32Kデータ通信対応データカード一体型 「32Kパルディオ 321S」が、ややトリッキーな技を併用しなければダイヤルが出来ませんでしたので、大きな進歩です。

 こうして、HP 200LX Palmtop PCに、普段は、データを格納する「コンパクトフラッシュ」を「PCカードアダプタ」を装着して使用し、通信時には、「コンパクトフラッシュ」だけを抜いて「PCカードアダプタ」を残し、データカード一体型PHSの「32Kパルディオ341S」をサクッと、挿して使用可能という、夢のようなモバイル通信生活が実現出来ました。「HP 200LX Palmtop PC」本体と「32Kパルディオ341S」の2点だけでのインターネット・ライフ...312g+112g=424gの歩きながらでもインターネット・メールが読める環境です。(そこまでしなくっても、いいってば...(^^;)   )

【98/07/25】ノンPCブラウザ向けのコンテンツ変換サーバー登場
 株式会社インターコムから、世界中にあるWebページを「ノンPCデバイス」に最適な表示形式に変換して送信する米国スパイグラス社が開発した、ノンPCブラウザ向けのコンテンツ変換サーバー ソフト「スパイグラスプリズム2.0」を発売する「インターネット デバイス(PDA、カーナビ、電話など)の性能向上と表示形式の最適化を行なうコンテンツ変換サーバーを発売」が7月23日付けで公開されています。出荷開始日は、7月27日で、販売は全てOEM契約ベースでの提供となる為、価格は非公開です。

 「ノンPCブラウザ向けのコンテンツ変換サーバー」は、WebサーバーとノンPCデバイスの間にプロクシー サーバーとして設置され、Webページデータの画像圧縮、カラーの減色、イメージマップの縮小/拡大、イメージデータの削除、HTMLタグの置き換えなどを行ない、ノンPCデバイスの画面に最適化したデータを送信するものです。

 尚、IDCの調査によると2001年までに8,900万台のノンPCデバイスがインターネットにアクセスすると予想されているようですが、この「モバイル虎の穴」で【98/07/19】に報告した、無線通信データプロトコル「WAP」や、WebTVをはじめとする「ノンPCブラウザ向け」の様々なアプローチが出てきましたね。

【98/07/24】速報! 今夜、午前0時「Microsoft Windows 98」日本語版の発売開始
 マイクロソフト株式会社から、「Microsoft Windows 98」日本語版の発売開始の特集号とも言える「マイクロソフトニュースレター」98年7月21日号が公開されています。

 「午前0時販売を行う販売店一覧」、「Windows 98へのアップグレードに関する技術情報」、「Windows 98アップグレードをはじめる前のチェックポイント」、「ハードウェア メーカー各社 Windows 98 アップグレード技術情報」等、必見の情報へのリンク満載です。

 また他の、「Microsoft Windows 98」日本語版の発売に関するリンクを掲載したページで必見なものは、日経BP社の「BizTech Special Edition All about Windows98」です。特に、Windows 98でパソコンや周辺機器を正常に動作させるためのCD-ROM「Windows 98対応デバイスドライバ集」を、販売店店頭などで25日午前0時(24日深夜)から無償配布するという「Win98のサポートCD-ROMも25日午前0時から配布」のニュースは是非押さえておくべきです。

 結局、私もなんだかんだと言いつつも、早々にゲット!して評価するんでしょうね。(ちなみに今日の午前0時は、まだ仕事モードなので店に並べません。)

【98/07/23】速報! Windows 98搭載強化版「AMiTY CN」登場
 三菱電機株式会社から、Windows 98を搭載し、CPUをインテルMMXテクノロジPentiumプロセッサ(200MHz)に強化したモデルを追加した三菱モバイルコンピュータ「AMiTY CN」新モデル発売が7月23日付けで公開されています。出荷開始予定日は明確にされていませんが、7月25日?であり、価格はオープン価格です。カタログイメージは、AMiTY CN model 3[個人向けモデル]にあります。

 この「モバイル虎の穴」で【98/04/29】に報告した三菱モバイルコンピュータAMiTY CN model 2[個人向けモデル]の上位モデルにあたり、Windows 98を搭載した、CPU強化モデルです。しかし、ハードディスクの容量が従来の2.1GBのままというのは、泣けてきます。また、外部CRT接続時(1024×768ドット)の同時発色が64000色でないことも、残念です。

 私は、マウス/キーボード、RS-232C、パラレル、USB、ディスプレイなど多彩な周辺機器用ポートを標準装備したチャンドラ2の対抗機種だと考えていますので、ハードディスクの容量強化と、外部CRT接続時(1024×768ドット)の同時発色64000色化を、楽しみに待っています。

【98/07/22】速報! Windows 98搭載強化版チャンドラ2のIBMモデル、ついに登場
 日本アイ・ビー・エム株式会社から、Windows 98搭載強化版チャンドラ2のIBMモデルである「ThinkPad 235の発表」が7月22日付けで公開されています。出荷開始予定日は7月25日であり、価格はオープン価格(IBM PC Directの価格は、235,000円)です。詳細な製品仕様は、「ThinkPad 235」に公開されています。

 インテルMMXテクノロジPentiumプロセッサ(233MHz)、メインメモリー32MB、ハードディスク3.2GBというスペックで、基本的には、日立の「FLORA Prius note 210」と同等であり、フロンティア神代の「RT233mini」と、エプソンダイレクト株式会社の「Endeavor TK-300」が、4.3GB(9.5mm厚)を採用したのに対し、何とも中途半端なハードディスクの容量です。

 とにもかくにも、製品名に、以前IBMのコンパクト型ノートに使われていた「ThikPad 2xx」がとうとう復活しました。また、黒のボディに、赤のポインティング・デバイスのスティックのゴム・カバーという、他社が真似しちゃいけない伝統のIBMカラーが眩しく、「チャンドラ」の波瀾万丈の経緯を知る人にとっては、感慨深いマシンです。う〜ん、本家筋がとうとう認めてくれました。

 しかし、製品発表レターの「ThinkPad 235の発表」にある、「カテゴリー:モービルPC」という呼び名は、今となってはレトロな響きですね。(^^;)

【98/07/21】速報! ノートパソコンに実は最適なWindows 98専用「USB対応版」インテリマウス登場
 マイクロソフト株式会社から、既に発売しているマイクロソフト インテリマウスをUSBインターフェイスに対応させたWindows 98専用マウス「Microsoft IntelliMouse USB対応版」8月21日(金)発売が7月21日付けで公開されています。推定小売価格は、7,800円です。

 Windows 98でサポートされた USB(Universal Serial Bus)に対応したインテリマウスUSBは、接続口に差し込むだけでパソコン側で自動的に認識され、パソコンの電源を切ることなく抜き差し可能です。実は、マウスはいやらしくて、従来のPS/2ポート対応マウスをパソコンの稼動中に挿しても言うこと聞きませんし、場合によってはパソコン本体がハングアップすることもありましたので、嬉しい製品です。

 私は、小さいノートパソコンでこそ、使いやすいポインティング・デバイスが必須だと考えており、以前はリブレットに、ポート増設アダプタと、でかいPS/2ポート対応「マイクロソフト インテリマウス」を持って歩いていた経験がありますので、稼働中にサクッと挿して使用出来る「USB対応版」は、大歓迎です。Windows 98対応のノートパソコン本体にUSBポートが付いているかどうかを、即チェック!ですね。

【98/07/21】「モバイル虎の穴」来訪者数 24万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が24万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 現在、最新動向のセミナを開催する為に出張中です(この文章はホテルで、書いています)。明日の夕方は、「パルディオ341S」を狙ってアキバに出撃(^^;)です。

【98/07/20】「Netscape Navigator 4.0x」のJavaに関するセキュリティ・ホール警告
 プリンストン大学の「セキュアー・インターネット・プログラミング(SIP)」グループから、「Netscape Navigator 4.0x」のJavaプログラミング言語の一部のインプリメンテーションに問題がある為、ブラウザーのセキュリティー管理を無力化可能なセキュリティ・ホールを指摘する「Secure Internet Programming: History」が公開されています。最悪の結果として、ファイルの削除・変更、ウィルスでの汚染等、何でも可能になる問題のようです。

 関連する製品は、「Netscape Navigator 4.0x」で、この「モバイル虎の穴」で【98/07/15】に報告した「Netscape Communicator 4.5 preview release 1」は対応済です。また、対象の「Netscape Navigator」の 4.01から4.05向けのパッチも、数週間以内リリース予定とのことです。


 尚、CNET社の7月17日の関連(翻訳)記事「ナビゲーターにセキュリティーホール」があります。

【98/07/19】インターネット・コンテンツの閲覧が無線環境でも快適に出来る規格採用拡大
 NTTドコモから、現在の無線通信環境を改善し、PDA等でインターネットによるコンテンツ(テキスト中心の情報サービス)の閲覧が無線環境でも快適にできるようになる無線通信データプロトコル「WAP」の採用が7月14日付けで公開されています。今後「WAP」を採用した、携帯情報端末の開発がNTTドコモ自身で開始されます。

 尚、WAPフォーラムとは、ノキア(フィンランド)、エリクソン(スウェーデン)、モトローラ(アメリカ)、アンワイヤード・プラネット(アメリカ)の欧米4社が97年12月に設立したフォーラムであり、携帯電話などの無線通信端末で、インターネット上の情報を快適に利用するための「WAP」規格化を目的としたものです。

 ノキア・モービル・コミュニケーション株式会社からも、97年9月に公開されていたWAP(Wireless Application Protocol)アーキテクチャ、インターネットで公開で、WAPは、様々なタイプの端末のディスプレイフォーマットやデータ伝送能力が最大限に生かされることを狙い、一行のテキストを表示する一般的な携帯電話から高機能のスマートホンのディスプレーまでに対応可能と記述されています。

 ノキアが発売中の「NOKIA 9000 Communicator」(「EXPO COMM WIRELESS JAPAN '98」では軽量な新型機を参考出品済)は、電話、FAX、インターネット・メール、アドレスブック、日記の機能を持っています。こうした端末で、よりスマートにインターネットの情報が閲覧出来るようになれば嬉しいですね。

【98/07/18】インパクト世界一のノートパソコン登場
 株式会社サンリオから、本体カラーはピンクでフロントカバーにキティの顔がプリントされ、キティのカーソルポインタ、壁紙、スクリーンセーバーやサンリオ タイニーパーク特別版がプリインストールされた「FMV-BIBLO NCIII13D Kittyモデル」 (富士通製)を発売するハローキティパソコン 発売!が7月16日付けでようやく公開されています。7月23日から発売予定で、本体標準価格は248,000円です。1000台の限定製造品で、販売方法は、電話による通信販売および一部サンリオショップ(後日発表)での予約販売に限られるようです。

 尚、7月末より、色がWHITEとPINKの2種類で、バックにキティの刻印が入り、ELバックライトにハローキティの顔とロゴマークが浮かび上がる「Hello Kitty Baby-G」(メーカー希望小売価格16,000円)というレアものも発売予定です。あらっ、締め切り日の7月12日(日)はもう過ぎちゃいましたね。

 う〜む、「FMV-BIBLO NCIII13D Kittyモデル」は、インパクト世界一のノートパソコンですね。しかし、残念なのはベースモデルが、旧型の「FMV-BIBLO NCIII13D」(MMXテクノロジーPentiumプロセッサ133MHz、DSTNカラー液晶 640X480ドット)ということです。筋金入りのキティ・フリークであれば、この「FMV-BIBLO NCIII13D Kittyモデル」を入手後、中身をこの「モバイル虎の穴」で【98/07/17】に報告した、最新のWindows98を標準搭載したMMXテクノロジーPentiumプロセッサ200MHz、TFT液晶モデル「FMV-BIBLO NCVII20」に差し替えてしまうというのもオツなものです。但し、液晶パネルがやや大きくなりますので、パネル廻りを削るなりの加工が必要になります。(そんなヤツ、いないってばっ (^^;)  )

【98/07/17】速報! Windows 98搭載強化版チャンドラ2の日立モデル登場
 株式会社日立製作所から、フロンティア神代の「RT233mini」と、エプソンダイレクト株式会社の「Endeavor TK-300」に引き続き、Windows 98搭載強化版チャンドラ2の日立モデルである「FLORA Prius note 210」を含むコンシューマ向け日立パーソナルコンピュータ「FLORA Prius シリーズ」のラインアップを一新が7月17日付けで公開されています。「FLORA Prius note 210」は、7月25日から発売予定で、価格はオープン価格(日立ダイレクトは、258,000円)です。スペック一覧はこちらです。

 インテルMMXテクノロジPentiumプロセッサ(233MHz)、メインメモリー32MB(EDO DRAM)、ハードディスク3.2GBというスペックで、他の強化版チャンドラ2が、4.3GB(9.5mm厚)を採用したのに対し、何とも中途半端なハードディスクの容量です。

 尚、「液晶パネル部分にはカーボンファイバー素材を使い、ボディ下部にも補強材を配置」という独自?の筐体強化がなされているようです。

【98/07/17】Windows 98搭載A5軽量ハイスペックモデル「FMV-BIBLO NCシリーズ」登場
 富士通株式会社から、Windows98を搭載した新オールインワンモデル「FMV-BIBLOシリーズ」全9機種19モデルに、A5軽量ハイスペックモデル「NCシリーズ」を含む先進機能満載の「FMV-BIBLOシリーズ」 ラインアップ一新が7月16日付けで公開されています。

 今回のNCシリーズの「FMV-BIBLO NCVII20」に関しては、この「モバイル虎の穴」で【98/06/03】に報告した、「FMV-BIBLO NCVI20」と基本スペックに変更はありません。

【98/07/16】スクープ! 「パルディオ341S」のフリップ部分のデータカードの秘密?公開
 [ZP]ZAURUS PLAZAから、データカード一体型PHSの新機種「32Kパルディオ341S」を、ザウルスポケットの「コンパクトカードスロット」にそのまま装着して通信可能という「パルディオ341Sをザウルスポケット(MI-110M/106M/106)でご使用になれます」が7月3日付けで公開されています。

 ザウルスポケット(MI-110M/106M/106)では、「パルディオ341S」を、「コンパクトカードスロット」に直接装着して通信可能とのことです。また、パワーザウルスMI-600シリーズおよびMI-500シリーズでは、「パルディオ341S」に付属の「PCカードアダプタ」を装着することによりそのまま使用となっています。

 ということは、「パルディオ341S」のフリップ部分の従来の約1/3サイズになったデータカードは、ナント! コンパクトカード・サイズのモデム相当ということになります(正確には、コンパクトカード・サイズより縦長で、挿した場合ややはみ出す形になります)。これって、大手のニュース・サイトも気づいていないスクープですよね!。(思いっきり勘違いだったりして(^^;)  )

 グレート!な情報です。現在日本では、コンパクトカード・サイズのモデムは市販されていませんので、実質的な第一号ではないでしょうか?今後、「コンパクトカードスロット」をモデムスロットとして使用可能なPDAがビシビシ増えてきそうで、嬉しいです。どうして、こうした画期的な情報をNTTパーソナルは積極的に広報しないのでしょうか?

 「パルディオ341S」は、かなり出回り始めていますが、もうこれは何がなんでも入手するしかありません。愛用のHP200-LXに、普段は、この「モバイル虎の穴」で【98/05/08】に報告した、「コンパクトフラッシュ」の48MBタイプを「PCカードアダプタ」を装着して使用し、通信時には、「コンパクトフラッシュ」だけを抜いて「PCカードアダプタ」を残し、データカード一体型PHSの「32Kパルディオ341S」をサクッと、挿して使用可能という、夢のようなモバイル通信生活が実現出来そうです。入手したら、この「モバイル虎の穴」や、現在連載中の「日経マルチメディア」 のモバイル講座&コラムで報告させて頂きます。 (写真:7月8〜10日「EXPO COMM WIRELESS JAPAN '98」のNTTパーソナルのコーナーより 私の撮影)

【98/07/15】速報! Windows 98搭載「PC98-NXシリーズ」発表
 NEC(日本電気株式会社)から、サスペンド状態から短時間で起動できる「OnNow」や、省電力機能「ACPI」、USBインターフェイス等を標準搭載するWindows 98搭載「PC98-NXシリーズ」の商品化についてが7月15日付けで公開されています。7月25日から順次出荷予定です。

 この「モバイル虎の穴」で【98/06/01】に報告した、マグネシウム合金筐体の薄型B5ファイルサイズ「LB20/40A」を含む「LaVie NX」の特長のページがあります。

 また、本体重量約770gと10gの軽量化を実現した「mobio NX」の特長のページがあります。ちなみに、CPUがMMX Pentium 200MHz(従来120MHz)に強化、ハードディスクが2.1GB(従来1.6GB)に容量アップ、メモリを全モデルとも標準32MB化しています。

 97年10月から「PC98-NXシリーズ」を発売し、USBやACPIなどハードウェア面での Windows98への対応を先行して行ってきたNECですが、今回のWindows98 を搭載した個人向けデスクトップパソコンは、「昨年来からの取り組みの集大成」という位置づけのようです。今まで散々噂になってきた?「Windows98には、PC98-NX!」というキャッチコピーが、やっと使用出来る環境が整いましたね。(^^;)

【98/07/15】速報! Netscape Communicator 4.5 preview release公開
 Netscape Communications社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/18】に報告した、最終製品出荷は秋と予想されている「Netscape Communicator 4.5」の preview release 1である「Communicator 4.5 PR1 Release Notes」が7月14日付けで公開されています。また、「Known Bugs」の記載もあるので、チェックが必要です。

 現在は、英語版のみで、Windows 95/NT版、Macintosh版、UNIX版が公開されています。ダウンロードftpサイトは、こちらです。Windows 95/NT版は、base_install、complete_install、professional_editionの3種類です。私が早速ダウンロードした「complete_install」の「cc32e45.exe」は、12.7MBの容量でした。

 「Netscape Communicator 4.05」は動作が緩慢でいやだったのですが、今回の「Netscape Communicator 4.5」は、意外にキビキビ動いてくれます。また、以前の見た目と大きく違うのは、ツールバーに、Netscape社のサーバの各個人のスタートページへワンタッチでジャンプ出来る「My Netscape」ボタンが追加されていることです。 ちなみに、発表されていた新機能の全てが体験出来る訳では無く、今後少しずつ実装されていくようです。

 尚、「My Netscape」ボタンの狙いである「ポータル」を解説したCNET社の7月14日付けの関連(翻訳)記事「ブラウザ戦争の現段階」と、6月17日付けの関連(翻訳)記事「ネットスケープ、最新版コミュニケーターを発表」(紹介済み)があります。

【98/07/14】新携帯電話システム「cdmaOne」本日開始
 関西セルラー電話株式会社から、本日午前0時にサービスインした、肉声に近く、移動中も安定した通話品質、さらに高速データ通信にも適しているなど、従来の携帯電話システムの弱点をカバーする最新携帯電話システムデジタル携帯電話の次へ。世界が選んだ通話品質「cdmaOne」7/14 START!が公開されています。他にも九州セルラー、沖縄セルラーが同時サービス開始です。

 98年12月(北陸セルラー、中国セルラー)、99年2月(四国セルラー)、99年4月(北海道セルラー、東北セルラー、IDO)と続々cdmaOneのサービスが展開されていきます。99年4月にはDDI-セルラーグループとIDOの全国シームレス・ネットワークが完成します。また、サービス開始時から14.4Kbpsのデータ通信速度を実現し、99年には、64Kbps(パケット)の提供が予定されています。

 高品質の「cdmaOne」の料金も、月額基本料はセルラー電話の既存サービスに比べやや高いものの、通話料が現行方式と同額というように、かなり気合いが入っています。

 こうした急ピッチの展開と、戦略的な価格設定は、2000年度にNTTドコモが「広帯域CDMA(W-CDMA:ワイドバンド-シーディーエムエー)方式」を採用した次世代移動通信システム(IMT-2000)の開始を計画しているからです。「W-CDMA」は、最大2Mbpsの高速データ通信も可能な方式です。利用者にとっては嬉しい品質勝負の携帯電話システムが目白押しです。

【98/07/14】「モバイル虎の穴」来訪者数 23万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が23万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 現在発売中の「インターネットマガジン」8月号の416ページの「5ジャンルから選んだクールサイト55:モバイルコンピューティング編」のページは、私が執筆しました。(^^) チャンスがあれば是非ご覧ください。自分のページの紹介もしとるやんけ!というツッコミはされないようにお願いします。(^^;)

【98/07/13】速報! 強化版チャンドラ2のEndeavorモデル登場
 エプソンダイレクト株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/07/07】に報告した、フロンティア神代のWindows98インストール済みのMMXテクノロジPentiumプロセッサ233MHzを搭載した強化版チャンドラ2と同様の、Endeavor版MMXテクノロジPentium プロセッサ233MHz、大容量 HDD4.3GB搭載のモバイルPC「Endeavor TK-300」新発売が7月13日付けで公開されています。出荷開始はWindows 98発売後の8月上旬です。

 メモリ96MB搭載モデルが275,000円と、フロンティア神代より安い価格設定です。

 詳細な説明は、「Endeavor TK-300」にあります。供給元が増えることは、嬉しいことですね。

【98/07/12】日本イリジウム、自前のサイトで情報発信開始
 日本イリジウム株式会社から、66機の低軌道周回衛星で地球上をフルカバーし、伝送遅延がほとんどない高品質通話を実現する「通話エリアは地球全域」の通信ネットワーク「イリジウム」の詳細な情報を記載した自社サイト「日本イリジウム」が公開されています。これまでは、DDIに間借り状態でした。

 まさしく、「究極の衛星携帯電話」ですが、マスコミではあまり指摘されない注意点として、私達が普段使用している携帯電話とは根本的に異なり、空が見える屋外でしか使用出来ないことと、順次サービスが開始される「データ通信」の速度もわずか2.4Kbpsにしかすぎないことがあります。

 昨日に引き続き、今日は夜から、月例の日経マルチメディアのモバイル講座&コラムの執筆をしており、午前1時に脱稿しました。この文章はその後書いているものですが、さすがにヘロヘロです。(^^;)

【98/07/11】「ポケモンスタジアム」詳細情報発見
 ソフトビジネス総合研究所から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/13】に報告した、8月1日から発売予定の「NINTENDO 64」でカラーでポケモン対戦が楽しめる「ポケモンスタジアム」(ゲームボーイカートリッジ「ポケットモンスター」と 、NINTENDO 64 のコントローラがドッキングしてデータ連携が可能)の詳細な情報「ポケモンスタジアム 」が公開されています。

 一番知りたかった「バトルモード」に関して、本家の任天堂より詳しく記述してあり、必見です。

 今日は、月例の日経マルチメディアのモバイル講座&コラムの執筆をしており、午前2時にひと区切りがつきました。今週は「インターネットやモバイルに関する最新動向」のセミナーを東京・大坂で開催しずっと不在にした為、明日の日中は家族サービスをして、夜間また執筆再開です。(^^;)

【98/07/10】急遽4.3GBハードディスク搭載版を追加したVAIO 505シリーズ発表
 ソニー株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/29】に報告した、Windows98をプリインストールし、i.LINK(IEEE1394)端子を標準装備の「パソコンやAV機器をつなぐi.LINK(IEEE1394)端子を標準装備したB5ファイルサイズ ノートブック型パソコン“VAIO” 2機種 発売」に4.3GBハードディスクを搭載した『PCG-505GX/4G』が追加された「VAIO NEW PRODUCT INFO TOP」が7月9日付けで公開されています。同じくWindows98がリリースされる7月25日から発売され、価格はオープン・プライスです。

 この異例とも言える追加投入の背景には、「モバイル虎の穴」で【98/06/30】に報告した、東芝の「B5サイズで世界最薄・最軽量を実現した新デザインのスリムノートパソコンなど3機種5モデルの発売について」の、実質上のフラッグシップ機であるB5スリムノート「DynaBook SS 3010」が、4.3GBハードディスクを搭載していたことの影響があるでしょう。

 他の「マグネシウム合金採用&スリム化」マシンのハードディスクサイズが、最大でも3.2GB止まりですっかり安心していた所に、東芝の発表でしたので、やっぱり慌てたのでしょうね。しかし、「PCG-505GX/4G」と「DynaBook SS 3010」が搭載する4.3GBハードディスクは、「東芝製8.45mm厚タイプ」なのか、「日本アイ・ビー・エム製9.5mm厚タイプ」なのかは、興味があるところです。

【98/07/09】「Two LINK DATA」対応PCカード型PHS電話機発表
 セイコーインスツルメンツ株式会社から、DDIポケット電話グループが提供する「安心だフォン」のデータ通信版サービス「Two LINK DATA対応PHS」が公開されています。8月上旬発売予定です。

 「Two LINK DATA」サービスとは、利用可能な通信先を2ヶ所までに限定する代わりに月額基本料金が980円と格安なサービスです。

 機能的には、この「モバイル虎の穴」で【98/02/08】に報告した、従来機種「MC-P100」と同一です。でも、この「MC-P100」は98年3月20日から発売開始予定が、6月に延びたんですよね..(^^;)

【98/07/09】Windows 98にも完全対応の「Microsoft Office 97 Powered by Word 98」登場
 マイクロソフト株式会社から、Windows 98にも完全対応の「Microsoft Office 97 Powered by Word 98」、7月10日 発売開始!!が7月8日付けで公開されています。

 『マイクロソフト IME 98』を装備した『ワード 98』、『アウトルック 98』、様々なバグ修正がされた「Office 97 Service Release」が適用された 『オフィス 97』で構成されています。

 今日、敢えてこの「Microsoft Office 97 Powered by Word 98」を取り上げたのは、日本では有償で提供されている「Office 97 Service Release」を適用していない場合、注意点があるからです。

 私は普段、プレゼンテーションや、プレゼンテーション時の配布資料作成に「PowerPoint 97 for Windows」を使用中ですが、説明を付加する時に使用する「スライドノート」が、ごっそり消えてしまうという事件が発生しました。1ヶ月分の作業の結果が無くなって、もう大騒ぎです。そこで、慌てて事例を探した所、「Microsoft Technical Support -サポート技術情報」に、ドンピシャの内容「ノート表示で保存するとノートの内容が削除される」がありました。現象は、「スライドノート表示で保存するとスライドノートの内容が消えてしまう」というもので、回避方法は、有償の「Office 97 Service Release」に含まれる「PowerPoint 97 SR-1」を適用することだそうです。ヲイヲイという感じですね。

【98/07/08】速報! 松下とマイクロソフトがデジタルAVとパソコン技術の融合で合意発表
 松下電器産業株式会社から、松下電器のAV製品分野における技術と経験に、マイクロソフトのコンピュータ ソフトウェア製品分野における技術と経験を組み合わせることで、デジタル機器の融合を本格的に推進する「松下電器産業株式会社とマイクロソフト コーポレーション デジタルAVとパソコン技術の融合に向けて、長期にわたって協力することに合意」が7月8日付けで公開されています。

 第一段階として、次世代AVパソコン、WebTV端末(松下は今年の冬期商戦期を目途に、日本国内でのアナログWebTV端末の発売を計画)、デジタルケーブル アドバンスドセットトップボックスを実現するデジタルAV技術での協力が開始されます。

 また、松下電器AM33マイクロプロセッサシリーズで、適切なチップへのWindowsCEの移植ならびに、松下電器による同マイクロプロセッサの全世界への販売も行われます。

 この「モバイル虎の穴」で【98/04/12】に報告したソニー株式会社や、【98/07/02】に報告した株式会社日立製作所に引き続いて、大手の国内家電メーカー3社目の「合意」です。実にうまいアプローチです。

【98/07/07】Windows98&MMXテクノロジPentiumプロセッサ233MHzを搭載した強化版チャンドラ2の予約開始
 フロンティア神代から、Windows98インストール済みのMMXテクノロジPentiumプロセッサ233MHzを搭載した強化版チャンドラ2の予約を開始する「Frontier RT233mini今夏発売決定!予約受付開始!」が7月2日付けで公開されています。メモリ96MB版で、298,000円です。(モバイルプリンタ「Canon BJC-50V」や、すっぽりガードする専用カバー「CHANDRAボディスーツ」をセットにした、「夏のCHANDRA2特別3点セット:298,000円」は、「RT-166mini RAM64MBモデル」ですので、注意が必要です。)

 ハードディスクは、従来の 2.1GB(9.5mm厚)から、4.3GB(9.5mm厚)へと強化されています。チャンドラ2は、バラして自分でディスク交換するのが面倒な部類に入るマシンですので、嬉しいポイントです。(自分でバラしちゃダメだってば..(^^;)  )

 最近は「マグネシウム合金採用&スリム化」のマシンが流行っていますが、こうしたCRTを接続可能なビデオポートやキーボードマウス共通ポートを本体に有した「質実剛健」というマシンもヤッパいいですよね。

【98/07/07】「モバイル虎の穴」来訪者数 22万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が22万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/07/06】Windows98のアップグレードキットでのインストールに警報
 Toshiba Portable Computing Forumから、Windows98のアップグレードキットでのインストール時に、一部のパソコンで正常に動作しない場合があることがを警告する「TOSHIBA AND WINDOWS 98」が公開されています。

 「ACPI」(Advanced Configuration Power Interface)を搭載したパソコンの場合、Windows98のアップグレードキットでインストールすると、電源管理機能が適切に動作しないことがあるとのことです。

 東芝の対象機種は、Tecra 780DVD/CDM, Tecra 750CDT, Tecra 750DVD/CDM, Tecra 550CDT, Satellite Pro 490XCDT, Satellite Pro 490CDT, Libretto 100CT等です。

 今後提供するBIOSでアップデートした後に、Windows98をインストールするよう推奨されています。Libretto 100なんかは、モロ日本でも対象になるでしょうね。

 尚、CNET社の7月2日付けの関連(翻訳)記事「メーカー各社、ウィンドウズ98に関する注意を公表」があります。

【98/07/05】ナント!ハードディスクを強制フォーマットする新種ウイルス発見
 トレンドマイクロ株式会社から、なぜかニュースサイトではあまり話題になっていませんが、パソコンのハードディスクを強制フォーマットする新種のファイル感染型ウイルスの報告ハードディスクの全データを消去する新種ウイルス「PE_CIH」発見!が6月25日付けで公開されています。感染機種は、Windows95/98の動作するマシンです。

 このウイルスは、.EXE拡張子のついたPEファイル(Windows用32Bit実行ファイル)に上書きで感染するタイプのものです。.EXEファイルの中でも、NEタイプファイル (Windows用16Bit実行ファイル) や、DOS実行ファイル は対象外です。また、このウイルスはメモリ常駐するための技術にWindows 95 とWindows 98 で有効な「VxD プログラム技術」を使用しています。その為、Windows NT では、メモリに常駐できずウイルス感染の拡大や、データを破壊するといった活動は出来ないようです。


 トレンドマイクロ製品では、現在発見されているCIHシリーズのすべての亜種が発見可能なパターンファイル「376」及びウイルスバスター97、ウイルスバスターNT、ウイルスバスターサイトライセンスパック各種に新検索エンジン「v3.51」が提供されます。

 過去に色んなウイルスがありましたが、これほど「ウイルス対応商品」の拡販に役立つ(^^;)訴求力充分のウイルスは初めてです。う〜ん、さっそく準備せねば!

【98/07/04】ハーフスケルトン・タイプの防犯ベル機能付きポケットベル登場
 NTTDoCoMoから、防犯ベル機能付きポケットベル「キッズベルポリスくん」を発売が6月26日付けで公開されています。重量は約60g、7月1日から発売され、価格は5,500円です。

 カラーは、ミルキーイエローのハーフスケルトン・タイプで、見た瞬間に「モトローラ製」と分かるポップなポケベルです。

 付属のオリジナルポーチでいつでも首からぶら下げて携行可能で、いざという時は、防犯ベルの80dB以上の音圧で、犯罪者をひるませます。塾通いの小・中学生には、必須かもしれません。

 あの〜、この色違いのミルキーブルーのハーフスケルトン・タイプで、インフォネクスト・モデル(インターネット・メール転送機能を使用中です)があったら、即買いなんですけど...。

【98/07/03】携帯電話の着信を振動で知らせる腕時計登場
 カシオ計算機株式会社から、基地局との交信時に、携帯電話から発信される信号を内蔵の高感度アンテナが受信し、小型振動モーターが反応する「携帯電話の着信を振動で知らせる腕時計 愛称“ビブセル(VIVCEL)”」が7月2日付けで公開されています。8月21日から発売され、価格は18,000円〜21,000円です。

 これって、人込みでの誤作動が心配ですが、「受信感度(High/Low)や場所(雑踏/郊外)の切り替え機能」で工夫するしかないですね。

 アラッ、「振動で知らせることが可能なアラーム/タイマー機能」も付いています。これを読んで、暗闇に潜んだスパイが、ひとときの睡眠を取り、定刻になったら震動機能付きの時計で目を覚ましていたテレビドラマを思い出しました。酔っ払った終電で、つい寝てて乗り過ごしそうな場合にも、使えますね。(スパイとは大違いだってば..(^^;)  )

【98/07/02】日立とMicrosoft社がWindows CEに関する提携発表
 株式会社日立製作所とMicrosoft社から、日立が、Windows CE向けにモバイル、家電、リアルタイムのアプリケーションを中心とした開発組織を設置し、マイクロソフトがこれに協力するという「日立とマイクロソフトがWindows CEに関する戦略的提携を発表」が7月1日付けで公開されています。

 「ハンドヘルドPC」以外にも、テレビ、衛星放送、インターネット、デジタルカメラ、大容量メディアDVDなどの様々なソースのデジタル・データを加工、統合、蓄積し、楽しむことが可能な「ホームマルチメディアステーション」も日立が開発していくようです。

 何と言っても、日立の魅力は、WindowsCEや幅広い機器に採用されている、RISCマイコン「SuperH」を擁していることです。「SuperH News」を見ても、着実な進歩が実現されています。国産のオリジナル技術で世界に通用する希有(けう)なチップですので、頑張って欲しいです。

【98/07/01】速報! Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」参考出展にて登場
 カシオ計算機株式会社から、本日から開幕した「Windows World Expo Tokyo 98」に参考出展中の、Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」という位置づけの厚さ約25ミリ程度のミニノートパソコン「6.7インチSVGA(800×600ドット)TFT液晶搭載PC」が7月1日付けで公開されています。

 名前からも分かるように、Windows98を搭載したPCながら、「カシオペア」ファミリーとして開発/リリースされるようです。冬のボーナス商戦ターゲットに開発が進められているとの話があります。

 もろ、昨日発表されたばっかりの「Libretto SS 1000」と競合するような製品です。但し、「Libretto SS 1000」はVGA(640×480ドット)ですので、どちらかと言えば変則SVGA(800×480ドット)を採用した「Libretto 100」に近いものがあります。

 ソニー株式会社も、同会場で、変則SVGA(1,024×480ドット?)を採用した動画も撮影可能な「CCDカメラ付きのVAIOミニノートパソコン」を、参考出展しています。サイズはVAIO 505の縦を縮めたイメージで、厚みも同じ程度の約26cm×約16cm×約3cmのようです。

 変則SVGAを採用した「Libretto 100」の後継機種は事実上出ないことを示した「SLIM NOTE SS シリーズ DynaBook & Libretto」の新しいラインナップですが、今日参考出品された「SVGAミニノートパソコン」のモテモテぶりから、方針が変わって案外投入される形に変更される可能性が強くなったのではないでしょうか? う〜む、楽しみです。

 尚、写真付きのPC Watchの関連記事「ソニー、カシオがWindows 98搭載のミニノートを参考出品」があります。

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