モバイル関連ニュース 98年6月分


【98/06/30】速報! Silm Shock!(SS) 噂の東芝「マグネシウム合金採用&スリム化」ノート登場
 株式会社 東芝から、6月17日に開催された「Windows 98日本語版発表会」の会場で「この夏の商戦において、B5サイズで世界でもっとも薄く、最軽量、最高性能の超薄型ノートパソコンを投入する。」とビデオにて予告していたA4ファイルサイズ、B5ファイルサイズ、Librettoのスリムノート3機種「B5サイズで世界最薄・最軽量を実現した新デザインのスリムノートパソコンなど3機種5モデルの発売について」が6月30日付けで公開されています。DynaBookシリーズの投入から10年目という節目にあたる戦略商品です。カタログ「SLIM NOTE SS シリーズ DynaBook & Libretto」もあります。

 厚さ19.8mmのB5ファイルサイズ「DynaBook SS 3010/3000」は、重量1.19kg、7月10日から発売され、価格はオープン・プライスです。「Libretto SS 1000」は、重量約820g、7月中旬から発売され、価格はオープン・プライスです。A4ファイルサイズ「DynaBook SS 6000」は、重量1.79kg、8月上旬から発売され、価格は428,000円です。(重量は1.5Kg以上ですので、この「モバイル虎の穴」のウォッチ対象外ですね) 

 スペックの「DynaBook & Libretto SSシリーズ早見表」も公開されています。これを見ると、最上位機種であるはずのA4スリムノート「DynaBook SS 6000」のスペックとほぼ同等のB5スリムノート「DynaBook SS 3010」が、実質上のフラッグシップ機であることが、一目瞭然です。

 「Libretto」は、当初の流れを汲む「Libretto 70」と、変則SVGAを採用した「Libretto 100」のラインナップに別れていましたが、「Libretto 70」の後継にあたる「Libretto SS 1000」は、型番の付け方からも分かるように、今後は「マグネシウム合金採用&スリム化」という方向で一本化され、重量約950gの「Libretto 100」の位置づけは、厚さ19.8mm、重量1.19kgのB5ファイルサイズ「DynaBook SS 3010/3000」が埋めて行くものと思われます。

【98/06/30】「モバイル虎の穴」来訪者数 21万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が21万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/06/30】今度は「ポケットハローキティ」だ!
 任天堂株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/03/27】に報告した、育成+コミュニケーション型の携帯ゲーム「ポケットピカチュウ!」のハローキティ・バージョン「ポケットハローキティ」が6月29日付けで公開されています。8月21日(金)から発売され、価格は2,500円です。

 モバイル関連を扱うニュース・サイトでも、この虎の穴しか取り上げないでしょうから、半分意地(^^;)で取り上げてみました。(今日は大切な東芝の発表があるんだってば..(^^;)  )

【98/06/29】速報! 英語配列キーボードへの「キーボード交換サービス」も予定されている真の新型「VAIO 505シリーズ」登場
 ソニー株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/17】に報告した、Windows98をプリインストールし、i.LINK(IEEE1394)端子を標準装備した「パソコンやAV機器をつなぐi.LINK(IEEE1394)端子を標準装備したB5ファイルサイズ ノートブック型パソコン“VAIO” 2機種 発売」が6月29日付けで公開されています。Windows98がリリースされる7月25日から発売され、価格はオープン・プライスです。

 この「モバイル虎の穴」で【98/05/13】に報告した、「PCG-505EX/64」「PCG505X/64」は、2月12日に発表されたモデル 「PCG-505EX」「PCG-505X」と同時に「電気通信回線に接続する端末機器の技術基準への適合認定」を受けた「中継ぎモデル」でしたので、今回のWindows98リリースを待った真の新型モデル『PCG-505GX』『PCG-505G』は、ライバル機と競り合う機能を搭載してきました。

 CPU強化は当然のことながら、従来のモデルではネックになっていた、メインメモリーも最大96MB化可能になりましたし、再三指摘していたビデオメモリーも約2MBに強化され、外部ディスプレイに接続した場合の1,024×768の解像度で、最大約6.5万色同時発色が可能になりました。やや、バッテリー稼動時間が落ちたのが残念ですが、「IEEE1394端子」標準装備以外にも、いい仕事がしてあります。

 「使い勝手を向上するアクセサリーを順次商品化」として、PCG-505GX/505Gハードディスクの4GBへの「ハードディスクアップグレードサービス」(有償:10月下旬サービス開始予定)以外にも、ナナ ナント! 英語配列キーボードへの「キーボード交換サービス」(有償:8月下旬サービス開始予定)が発表されています。

 あっさりと、紹介しているニュース・サイトも多いのですが、これは、狂喜乱舞もののサービスです。外資系のメーカーは実績がありますが、日本のメーカーで「アクセサリー」!としてプレスリリースに掲載して、正式に英語配列キーボードへの「キーボード交換サービス」を行うのは、初めてではないでしょうか?(実際、海外で流通している同型モデルの「英語配列キーボード」のパーツを、日本国内で入手する困難さは、これにトライした人じゃないと、分かりませんが...) う〜む、ソニーの斬新な発想力、柔軟な取り組みという「会社の底力」を見せつけられました。

【98/06/28】手元で自由に活用可能な「Java」を利用した小型の携帯情報端末 研究開発中
 PFUから、あらゆる情報を手元で自由に活用可能な「Java」を利用した小型の携帯情報端末「BossaNova」が公開されています。次世代の情報ツールを目指して、研究開発中のものです。

 ネットワーク上の環境(情報・機能・サービス等)を、自由自在に手軽に手もとで利用するためのキーデバイスです。現在公開中のスペックは、サイズ 65.6 × 109.5 × 29.6 mm、重量が約 100g、単4電池 X 2本で稼動可能です。また、基本ソフト は、JBlend(株式会社アプリックス製 JTRON仕様JavaOS)で、Java実行環境 として、JDK1.0.2 フルセット(JDK1.1対応予定)を有しています。

 重量的にも「ウェアラブル」可能であり、どういう使い方の提示とともに登場するかが、楽しみな製品です。

【98/06/27】「WindowsCE2.0」対応PCMCIA用LANカード登場
 メルコから、待望の「WindowsCE2.0」を始め、Windows95/3.1,WindowsNT4.0/3.51等に対応した10BASE-T PCMCIA用LANカード10BASE-T PCMCIA用LANカード「LPC2-T」新発売 が公開されています。7月上旬から出荷され、価格は9,800円です。

 ちなみに、「WindowsCE2.0」対応のPCMCIA用LANカードは、「NE2000互換カード」のみであり、従来のLANカードがそのまま使用可能とは限らない為、明確に「WindowsCE2.0」対応が保証されているのは、心強いです。パソコンと同期を取る「ActiveSync」も、従来のシリアルケーブル接続の最高速度は56,000bps程度なので、最大10Mbpsで同期が可能なLANカードを、使わないのは勿体無いです。

【98/06/26】Windows 98 日本語版搭載「Let's note」登場
 松下電器産業株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/09】に報告した、B5ファイルサイズの「Let's note/S21(CF-S21J8)」、A5ファイルサイズの「Let's note mini/M32(CF-M32J8)」にWindows 98 日本語版を搭載した「Let's note(レッツノート)」シリーズの新製品として「Windows98日本語版を搭載モデル 新型Let's note/S21,M32 7月25日発売予定」が公開されています。価格は従来と同じ、オープン・プライスです。

 ちなみに、CD-ROM内蔵のA4スリムノート 「Let's note/A41」は、売れ筋から外れ、「Let's note」シリーズで一番搭載CPUが早いというフラッグシップ機の位置づけからもとうに外れている為、対象となっていません。

 尚、CNET社の関連(翻訳)記事「マイナーチェンジで押し切るウィンドウズ98」があります。

【98/06/25】テレビと繋いでDVDビデオソフトが再生可能なポータブルDVD-ROMドライブ登場
 ソニー株式会社から、ノートパソコンと接続しDVD-ROM/CD-ROMドライブとして使用するほか、テレビと繋いでDVDビデオソフトが再生可能な「ポータブルDVD-ROMドライブ“DVD-ROM Discman” 発売」が6月24日付けで公開されています。重量約570g、7月10日から発売され、価格は 90,000円です。

 付属のACアダプターでの使用に加えて、別売のバッテリーパックでの駆動も可能で、DVDビデオソフト再生時には最大約3.6時間の連続使用が出来ます。(ノートパソコンのカードスロット(TYPEII)に接続可能な「ポータブルDVD-ROMドライブPC接続キット」は、オプションで14,000円です。)

 今回は、「DVD-ROM Discman」とのネーミングですが、「ウォークマン」「CDウォークマン」「MDウォークマン」「ビデオウォークマン」があるのに、液晶モニター無しとは言え、どうして「DVDウォークマン」では無いのでしょうか? (液晶モニター無し「ビデオウォークマン」はあるってるっば..(^^;)  )

 やはり、「モバイル虎の穴」で【98/01/31】に報告した、松下電器産業株式会社の「世界初 ワイド液晶モニター&ステレオスピーカーつきポータブルDVDプレーヤー DVD-L10」が先行した影響が大きいはずです。(私は、DVD-L10の写真を見た瞬間ソニー製だと勘違いしてしまいました。)DVD-L10と差別化する為にも、DVD-L10に無い「ノートパソコンと接続してDVD-ROM/CD-ROMドライブとして使用可能」という機能は、必須だったでしょうね。でも、やっぱりソニーらしい液晶モニター付きの「DVDウォークマン」を、是非出して欲しいです。

【98/06/24】速報! モバイル音声文字入力・変換システム登場
 オリンパス光学工業株式会社から、いつでも、どこでも簡単に録音ができ、録音した音声をパソコン上で文字変換できるモバイル音声文字変換システム「Voice-Trek VT1000RV 新発売」が6月24日付けで公開されています。重量150g、7月4日から発売され、価格は 63,000円です。この製品は、「デジタルボイスレコーダーD1000」と、「ViaVoice Transcription with DSS Player」で、構成されています。

 「デジタルボイスレコーダーD1000」は、録音された音声を高圧縮されたデジタルデータ化し、次世代デジタル録音メディアの「ミニチュアカード」に記録します。(同梱の2MBのミニチュアカードで、スタンダードモード:約15分、ロングモード:約33分の録音可能。オプションで、4MB版ミニチュアカードも販売) また、スピーカーも内蔵しており、上書き・挿入・削除等の編集や、録音した音声ファイルへの高速アクセスも、簡単なボタン操作で瞬時に可能です。

 「音声認識ソフトウェア ViaVoice Transcription」は、普通のスピードで録音された音声が、自動的にかな漢字混じりの文字に変換され、条件さえ揃えば90%以上の認識率も可能です。

 この製品に関連して、日本アイ・ビー・エム株式会社から「音声認識技術を使ったソリューションを共同開発」、株式会社ジャストシステムから「一太郎、ATOK、ConceptBaseを音声認識に対応 ボイスソリューション環境を提供」との共同開発体制が発表されています。

 出先で録音した音声をデジタルな文字データに変換出来るということは、出先での文書入力にパソコンが必要ありませんし、キーボード入力が苦手な人もOKです。 これは、手に入れて遊んでみたい気もします。

【98/06/24】速報! ワシントン連邦控訴裁、IEの抱き合わせ販売禁止の連邦地裁仮処分を撤回
 Microsoft社から、ワシントン連邦控訴裁により、Windows 95とIEの抱き合わせ販売禁止の連邦地裁仮処分を無効とする決定が下されたことを歓迎する「Microsoft: Appeals Court Decision Rejects Government's Limits on Innovation」が6月23日付けで公開されています。

 尚、CNET社の関連(翻訳)記事「抱き合わせ禁止命令覆す逆転判決下る」や、Wired Newsの「ブラウザ抱き合わせ差止命令、解除」があります。

【98/06/23】速報! 日本語版Windows CE 2.0に対応したC/C++開発ツール登場
 マイクロソフト株式会社から、「Microsoft Windows CE Version 2.0」日本語版に対応したC/C++開発ツールの最新版である「Microsoft Windows CE Toolkit for Visual C++ 5.0」日本語版、6月23日(火)に予約販売受付開始が6月23日付けで公開されています。出荷は、7月中旬より随時行われ、価格は 33,800円(アップグレード優待価格 19,000円)です。(珍しいことにオープン価格設定ではありませんね。)

 ちなみに、この「Windows CE Toolkit」は、Visual C++のプログラミング モデル、開発環境および言語に関する知識を活かしながら、Windows CE対応アプリケーションを開発できるように設計された「Microsoft Visual C++ for Windows Version 5.0」日本語版の「アドイン ソフトウェア」です。

 こうした開発環境が揃ってくると、日本語版のWindows CE Version 2.0のメリットを活かしたツールが増えてくるでしょうから、楽しみです。

 尚、Microsoft Windows CEプラットフォームをターゲットとした製品は、色んなバリエーションが予定されており、この「モバイル虎の穴」で【98/01/12】に報告した「Palm PC」改め「palm-size PC」や、【98/02/01】に報告した車載用コンピューティングプラットフォーム「Auto PC Powered by Microsoft Windows CE2.0」は当然ながら、次世代ゲーム・エンタテインメント プラットフォーム「Dreamcast」や、メモリやその他のハードウェアに極度な制約がある、OSとアプリケーション・ソフトウェアの完全なROM版を作成する「Embedded(組込み式)」をターゲットにした「Windows CE搭載のEmbedded Systems」「英語版 Microsoft Windows CE Embedded Toolkit for VisualC++ 5.0のご購入方法」も6月1日公開済み)も存在します。

 こうした懐の広さ(節操の無さって言っちゃダメだってば..(^^;)  )がWindows CEプラットフォームの魅力です。

【98/06/22】「モバイル虎の穴」来訪者数 20万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が、とうとう節目の20万を突破致しました。こうなったら、50万,100万を目指します。(このセリフは、姉妹ページの「NTイントラ虎の穴」でも使ってるっば..(^^;)  )最近は毎日コンスタントに、1500人弱の方にアクセス頂いているようです。

 また、「東芝の夏商戦向け超薄型のB5/A4ノートPC」や、この「モバイル虎の穴」で【98/06/08】に報告済みの世界で最も薄い2.5型薄形磁気ディスク装置を搭載する、「新型Librettoの噂」を掲載しないのですか?とメールを頂きますが、もうちょっと明確になってから報告します。これからもご愛顧お願い致します。

【98/06/22】国際ワイヤレス/モバイルソリューション展 開催
 株式会社リックテレコムから、7月8日(水)〜10日(金)に幕張メッセで開催される、国際ワイヤレス/モバイルソリューション展である「EXPO COMM WIRELESS JAPAN '98のご紹介」が公開されています。「国際展示会無料招待券申込」も可能です。

 国際展示会や、ワイヤレス国際ビジネスセミナー(有料)が実施されます。このイベントには去年も見学しましたが、一般コンシューマー向けというよりも、通信業者向けのようなプロ色の強いものという感想を持ちました。しかし、思わぬ掘り出し物の出展も予想され、見学するかを迷っているところです。(ちなみに去年は、参考出品の「ワイヤレスデータステーション」等の「PIAFS対応のコードレスTAP」を発見し、狂喜乱舞しました。)

 個人的には、「次世代移動通信システムIMT-2000標準化を巡る世界の動向」が気になるところです。

【98/06/21】GPSアンテナ、TFTカラー液晶モニター搭載自己完結型モバイル・ナビゲーション新機種登場
 三洋電機株式会社から、ナビゲーション/TV/CD一体機では業界初5.8インチワイドモニター搭載した、車以外にも屋内やアウトドアでも使用可能な「ポータブルナビゲーション ”ゴリラ”を新発売」が6月11日付けで公開されています。重量は1150g(専用リチウムイオン電池搭載時)、7月10日から発売予定で、価格は185,000円です。

 ナビゲーション時、自車位置を画面片方に表示しながら、広域地図をもう片方に同時表示するという、本格的な2画面分割地図表示が可能で、GPSアンテナや5.8インチワイドモニターを本体に搭載し、TVやCDも楽しめます。

 また、価格125,000円の普及タイプも8月1日に発売予定です。

 私は現在ナビゲーション・システムを物色中ですが、車でしか利用できない「カーナビ」や、パソコンにインストール、セットアップや管理が必要な「ナビソフト」より、今回の「ポータブルナビ」は、「どこでも 誰でも」のコンセプトを徹底可能な理想的なモバイル機器と感じました。

【98/06/20】「ポケモンスタジアム」がマルチメディアステーション「ロッピー(MMS)」で予約開始
 この「モバイル虎の穴」で【98/06/13】に報告した、8月1日から発売予定の「NINTENDO 64」でカラーでポケモン対戦が楽しめる「ポケモンスタジアム」(ゲームボーイカートリッジ「ポケットモンスター」と 、NINTENDO 64 のコントローラがドッキングしてデータ連携が可能)が、ローソンのマルチメディアステーション「ロッピー(MMS)」で、明日6月21日(日)から、数量限定で予約可能になっています。(Webページには掲載無し)

 3月末発売が延期中の「ポケットモンスター金・銀」の影響もあって、ポケモン・ニューアイテム禁断症状の人も増えていますので、ここは定価でも「予約購入」がベストでしょう。

 また、7月11日から全国東宝洋画系で公開される映画「ミューツーの逆襲」の「映画券と特製ポケモングッズ(5点セット)付き特別鑑賞券」(数量限定)も、マルチメディアステーション「ロッピー(MMS)」で取り寄せ可能になっていますが、映画公開に合わせて投入が予想される「ポケットモンスター 黄」(仮称)も、これまでのローソンと任天堂の連携から考えれば、「ロッピー(MMS)」でゲット!可能になることが予想されます。

【98/06/19】CE版Telnet/FTPクライアントアプリケーション機能アップ
 株式会社ソリトンシステムズから、WindowsCE(V1.0.1、 V2.0)で使用できる、Telnet/FTPクライアントアプリケーション「InternetTools for CE V2.0製品版」が公開されています。試用版ダウンロードも可能です。

 WindowsCE上で動作するFTPクライアントソフトウェアである「SolFTP」は、ファイル送受信の作業をすべてペンタッチで行うことが可能です。また、サーバ管理者は、PHSや携帯電話経由で、簡易Telnetプログラム「WinTel」を使ってどこからでもサーバへアクセスし、運用・管理作業を行うことが可能です。

 こうした実用ツールが出てくることが、「Windows CE」の道具化を進展させます。メールが読めて、Webブラウザで稼動確認が取れて、Telnetでどこからでもサーバの運用・管理が可能となれば、サーバ管理者の身軽なお出かけ時の必携品です。

 また、この「モバイル虎の穴」で【98/04/23】に報告した、5月末日発売予定の高速なエディタ「Pocket WZ Editor Ver.2.0」が、もう出ているはずだから、原稿書きもどこでもバッチリ.....発売時期がいつのまにか「6月末日予定」に延びているんだってっば..(^^;)  

【98/06/18】速報! 「Netscape Communicator 4.5」の正式発表(製品未公開)
 Netscape Communications社から、現在の「Netscape Communicator 4.05」の次期製品「Netscape Communicator 4.5」の正式発表と、概要を示した「Netscape Announces Continued Integration With the Net With New Netscape Communicator 4.5 Client Software」が6月17日付けで公開されています。

 「Netscape Netcenter Web site」で、7月(前半?)に「Netscape Communicator 4.5」β版(Windows、Macintosh、Unix operating用)が入手可能になりそうです。また、プレス・リリースには記述がありませんが、最終製品出荷は秋と予想されています。

 特徴は、「Smart Browsing(スマートブラウジング:WebブラウザのURLアドレス入力フィールドに検索キーワードを直接入力可能 等)」、「High-Performance Messaging(ハイパフォーマンス・メッセージング:電子メールを管理する「メッセンジャー」にニュースグループを管理していた「コラブラ」を統合 等)」と、「Flexible Roaming Access(フレキシブル・ローミング・アクセス)」です。「LDAP」(インターネット標準の情報のどこにあるかというディレクトリーの仕組み)や、モバイル・ユーザーのためにメール機能の「IMAP」(メールのヘッダのみを取り込み、任意のメールを選択して受信可能)もサポートされます。

 通常は、β版がftpサーバにこっそり公開されてから、プレス発表がゆっくりあるというパターンですが、今回のような正式発表が先行するというケースは異例です。この「モバイル虎の穴」で【98/06/12】に報告した、開発者向け IE 5.0 プレビュー版「Developer Preview of Internet Explorer 5 Overview」(英語版)を、牽制する意味合いが強いようです。IE 5.0は私が評価した範囲では、プレビュー版にしては、問題なく動作しています。

 尚、CNET社の関連(翻訳)記事「ネットスケープ、最新版コミュニケーターを発表」があります。

【98/06/17】速報! VAIO 505シリーズの米国バージョンの詳細スペック公開
 米国Sony Electronics社から、この「モバイル虎の穴」で【98/05/13】に報告した、VAIO 505シリーズの米国バージョンである「VAIO 505GX」:266 MHz Pentium Processor with MMX Technology、「VAIO 505G」:200 MHzのスペックを示した「Sony Computing Products: VAIO Notebook Computers」が公開されています。Windows 98を搭載し、発売は7月予定で、価格は、505GXが2,699ドル、505Gが1,999ドルの予定です。

 日本版VAIO 505シリーズにも無い特徴として、Windows 98で正式サポートされた「IEEE1394」(USBよりも高速なシリアル転送の規格)端子を標準搭載したことが挙げられます。「I-LINK」と名づけられ、Sony製の「Digital Video Camcorder」 から、「Digital Video Capture」(動画像の取り込み)を行うことが出来ます。また、最大データ伝送速度は、100/200/400Mbps転送が可能な「IEEE1394」の強みを活かし、200Mbpsです。やはり、AV関連のチャレンジが目に付きます。

【98/06/17】速報! 世界初の「Windows 98」発表会にて、日本語版の7月25日発売を発表
 マイクロソフト株式会社から、Bill Gates会長兼CEOも来日し、東京国際フォーラムで開催された世界初の「Windows 98」発表会で(米国では、裁判の絡みもあり?正式な発表会はまだ行われていないようです。)正式発表され、Webページ上でも「Microsoft Windows 98」日本語版 7月25日(土)に発売が6月17日付けで公開されています。

 (「PC Watch」の「Windows 98発表会でビル・ゲイツ氏講演」の記事には、今日の講演の様子がRealVideoの「ムービー」として早速公開されています。いい時代になったものです。私もマイクロソフトのちょこっとしたコンファレンスで、ゲスト・スピーカーとして講演したことがありますが、相変わらず、舞台はど派手ですね(^^;)  ) 

 「Microsoft Windows 98 −次世代オペレーティング システム」(製品情報)も公開されています。AT互換機、PC-98用がCD-ROMにワンパッケージで供給され、価格はオープンプライスですが、推定小売価格は「通常パッケージ」が24,800円、Windows 3.1やWindows 95からの「アップグレードパッケージ」が13,800円となっています。また、「デスクトップテーマ」やゲーム等の「エンターテイメント機能」や、システムの信頼性を高めるための「ユーティリティ」が搭載された「Microsoft Plus! 98」も、推定小売価格5,800円で、同日発売されます。

 特徴に、USBをフルサポート、IEEE1394対応、休止状態からの起動時間を5〜10秒程度にする「On Now」機能(マザーボード対応も必要)、アプリケーションの起動の高速化を実現する「Application Launch Accelerator」、「マルチディスプレイ」機能(複数のディスプレイを仮想的に同一のものとして扱える)等があります。

 わたしは、以前ガチガチのマック派でしたが、この「Windows 98」でようやく実現した「マルチディスプレイ」は、かなり以前から Macintoshでは、ごく当然の機能でした。これでようやく Macintosh の真似をする、いや(^^;) 参考にして欲しい機能が、私が欲しいと思っていたものでは無くなりました。今回の Windows 98 には、革新的な魅力のある機能が無いと言われていますが、正直言うと、お手本にすべき (だった?)Macintoshが、革新的な魅力のあるビジョンを提示出来ず、元気が無いからでは?と感じています。(ちなみに、ハードとしての「iMac」は、久々にワクワクするような製品です。)

【98/06/16】PHSを利用した社内LANへのリモートアクセス・パック登場
 株式会社アステル関西から、アステルPHSと32Kbps高速データ伝送対応PIAFSカード、ノート型パソコン、アクセスサーバー、セキュリティ製品をセットし、PHSを利用した社内LANへのリモートアクセスが可能になる「アステルPHSモバイルソリューションパックの販売について」が6月12日付けで公開されています。代表的な構成の場合の価格は、1,800,000円〜です。また、パック内容についてのページもあります。

 こうしたワンタイム・パスワード(使い捨ての一度限りのパスワード)を使用したセキュリティ製品も使用するような本格的なものですと、かなり価格的には高くなってしまいます。しかし、Windows NTに標準搭載されている「RAS機能」と、「ワイヤレスデータステーション」等のコードレスTAPと、「ISDN回線」等があれば、PHSを利用した社内LAN(家庭内乱?いや家庭内LAN)へのリモートアクセスが、安く・簡単に個人ベースでも実現可能です。また、室内では通話料無料の「内線PIAFS」が構築出来るというオマケ付きです。

 このあたりの具体的なノウハウは、連載中の「日経マルチメディア モバイル講座&コラム」で今後執筆予定ですが、チャンスがあればこの「モバイル虎の穴」でも公開したいと思います。お急ぎの方は、こちらにて購読をお申し込み下さい。(結局、宣伝やんけっ! (^^;)  )

【98/06/15】速報! IE 5.0の開発者向けプレビュー(日本語版)登場
 Microsoft社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/12】に報告した、Webサイト開発者やソフト開発者向けのIE 5.0のプレビューに日本語版が追加された「Download Information for Internet Explorer 5.0 Developer Preview Release on Site Builder Network」が公開されています。Windows 95とNT 4.0用です。

 「Developer Preview of Internet Explorer 5.0」(日本語版)をダウンロードするには、「Site Builder Network member」以外の場合、「registration form」で必要な情報を入力する必要があります。(いきなりダウンロード可能なページにリンクしてある情報サイトもありますが...)

 「開発者向けプレビュー」はβ版以前のものですから、安定性ウンヌンは、全く言えない状況のものです。自分が通常使用しているパソコンにセットアップするのは、「恐いもの見たさ?」を追い求めたい人だけ(^^;)にした方がいいです。(16.8MBもありますから、ダイヤルアップ接続では根性要りますしね。)

 ちなみに、「Developer Preview of Internet Explorer 5.0」をセットアップすると、ちゃんと日本語の「Internet Exlorer 5.0 のユーザーのためのインターネット スタート ページへようこそ」というページに初回だけ誘導されます。

 尚、「ワイアード・ニュース・レポート」の関連(翻訳)記事「開発者へ一足早く『IE 5』リリース」があります。

【98/06/15】「モバイル虎の穴」来訪者数 19万突破 「今回数百のWWWページを見て回ったが、このページの情報はどこよりも新しかった。」
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が19万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 株式会社シーメディアの「Mobile media magazine」の1998年7月号 特集"モバイル情報源 '98"のP24に、この「モバイル虎の穴」を掲載して頂きました。「今回数百のWWWページを見て回ったが、このページの情報はどこよりも新しかった。」と、嬉しいコメント付きです。

【98/06/14】「ゲームボーイカラー(仮称)」のマーケティング戦略を推理!
 任天堂株式会社にて今年の7月11日から全国東宝洋画系で公開される映画「ミューツーの逆襲」に合わせて、「ポケットモンスター 黄」(仮称)が発売準備されている?という、情報を入手しました。このバージョンでは、主人公が最初に選べるポケモンに「ピカチュウ」が入っているとのことです。ナルホド、黄色ですね。ということは...「じっちゃん、謎は解けた!」by 金田一(^^;)

 この時間稼ぎバージョンが、この時期に投入されるということは、98年9月下旬発売予定の「ゲームボーイカラー(仮称)」と、3月末発売が現在も延期中の「ポケットモンスター金・銀」が、同時投入される可能性が、強くなってきました。

 「ポケモン」効果で業績を復調させた任天堂株式会社ですので、ここはどうしても超低消費電力の「スーパーモバイル液晶」(反射型TFTカラー液晶)を採用して話題性も充分の「ゲームボーイカラー(仮称)」で、今年度のスマッシュ・ヒットを狙いたいはずです。そうなると、「ポケットモンスター金・銀」が、これまでのゲームボーイ専用カートリッジと同等の4〜10色のカラー表示では許されるはずはなく、32,000色中56色同時発色可能な「ゲームボーイカラー対応カートリッジ」化計画が発動されているはずです。

 これは、「ポケットモンスター金・銀」をきれいなカラーでゲームしたいがために、「ゲームボーイカラー(仮称)」をつい買ってしまうという消費者心理を突く、『「ポケットモンスター金・銀」への「ゲームボーイカラー(仮称)」バンドル化作戦(^^;)』とも呼べるものではないでしょうか? さて、当たるも八卦、当たらぬも八卦。 私の推理が当たるかも含めて、今後が楽しみです。(ゲームボーイで、2日も連続して話題化し、たいそうに「マーケティング戦略を推理!」という表題を付けるのは、私くらいだってっば..(^^;)   )

【98/06/13】速報! 「ゲームボーイカラー(仮称)」の発売時期/価格決定
 任天堂株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/05/30】に報告した、ボディはゲームボーイポケットとほぼ同サイズの新デザインの「ゲームボーイカラー(仮称)」の発売時期/価格が決定した「ゲームボーイカラー(仮称)」が変更して公開されています。発売予定が98年9月下旬で、希望小売価格は、8,900円です。

 価格も充分、リーズナブルですし、8月1日から発売予定の「NINTENDO 64」でカラーでポケモン対戦が楽しめる「ポケモンスタジアム」(ゲームボーイカートリッジ「ポケットモンスター」と 、NINTENDO 64 のコントローラがドッキングしてデータ連携が可能)との相乗効果も期待出来ます。

 また、3月末発売が延期中の「ポケットモンスター金・銀」も、カラーでこそ映えるというものです。う〜ん、小学校1年生の息子の為にも絶対ゲットだぜ!(実は、半分以上自分の為だってっば..(^^;)   )

【98/06/12】速報! IE 5.0の開発者向けプレビュー版登場
 Microsoft社から、Webサイト開発者やソフト開発者向けの「Developer Preview of Internet Explorer 5 Overview」(英語版)が6月11日付けで公開されています。Windows 95とNT 4.0用です。

 IE5.0の特徴は、DHTML(ダイナミックHTML)の拡張や、「htmlarea」という新しいタグによる個人情報収集等、Microsoft社固有の技術の充実です。あまり個別に仕様的に突出すると、ますますIEでしか正しく表示出来ないWebページが増えることも心配されます。

 尚、CNET社の関連(翻訳)記事「IE5開発者向けプレビュー版公開」があります。

【98/06/11】速報! 「INTERTop」Webブラウザ強化キット登場
 富士通株式会社から、「INTERTop」(インタートップ)のインターネットブラウザを大幅に強化する「インターネットパワーアップキット」を発売するモバイルツール INTERTopのインターネットブラウザを大幅に強化が6月11日付けで公開されています。6月11日から発売(6月19日出荷)で、標準価格39,800円です。

 ネットスケープ社の先進ブラウザテクノロジーを継承するNetwork Computer,Inc. のブラウザ技術「eNavigator」(イーナビゲータ)をベースに新開発されたもので、従来のブラウザと比べて大幅な高速化/高機能化を実現されています。

 HTML3.2に準拠、アニメーションGIF、フレーム、Cookie、SSL のサポートなど、携帯端末用ブラウザの中で最高クラスの機能を搭載してきました。このあたりは、汎用的なDOSベースのシステムの強みですね。

【98/06/10】速報! BTRON搭載PDAの機能アップ版「BrainPad TiPO PLUS」登場
 セイコーインスツルメンツ(SII)から、アイデア本位の自由な情報管理を実現するデータ主義PDAである「BrainPad TiPO」に機能アップが施されたPDAの新基準「BrainPad TiPO PLUS」まもなく発売が6月10日付けで公開されています。6月19日から発売予定であり、価格はオープン価格(ストリートプライスは5万円前後?)です。

 統合ネットワーク環境「NetFront2.0」が添付され、HTML3.2相当をサポートし、フレーム画面も閲覧可能になっています。

 *今、午前2時で、日経マルチメディアのモバイル講座&コラムの来月分の原稿がやっと書き終わり、メールで日経BP社に送付した所です。いつも脱稿するのが、納期ギリギリなんですよね(^^;)。済みませんが、ニュースの続きは明日加筆します。

【98/06/09】速報! VAIO 505シリーズ対抗「Let's note」と、A5ファイルサイズ 新型「Let's note mini」登場 (掲載ニュースサイトは、22:00現在、何故か少ないです)
 松下電器産業株式会社から、VAIO 505シリーズ対抗の液晶キャビネットにマグネシウム合金を採用した「Let's note/S21」と、セオリー通りのスペックアップが施された「Let's note mini/M32」等の3機種の新製品に関する「Let's note 3タイプ新発売」が6月9日付けで公開されています。「Let's note/S21」は6月13日、「Let's note mini/M32」は6月19日から出荷予定であり、価格はそれぞれ、オープン価格です。

 当然、レッツノートシリーズの大きな特長である「光学式トラックボール」が継承されています。また、ナント!写真から見る限り、本体色もシルバー&ブラックのツートンカラーに変更され(同色ですが「Let's note mini/M32」には、マグネシウム合金は採用されていません)、トレードマークだった「白いキーボード」ではなくなっています。詳細な製品情報は、こちらです。

 「Let's note/S21」は、VAIO(バイオ)「PCG-505EX/64」,「PCG-505X/64」(重量1.35Kg、厚み23.9mm)、「メビウスノートPJ」(重量1.37Kg、厚み21.2〜28.3mm)、「LaVie NX LB20/30A」(重量約 1.25kg、厚み25mm)に続く、俗に言う「マグネシウム合金を採用した軽量・薄型ボディのB5ファイルサイズノートPC」のバリエーションの一種です。しかし、重量1.45Kg、厚み32.6mmと決して、軽量薄型ではないのですが、これは、各種ポート類を本体に内蔵しながら実現したものであり、従来は厚みが39mmあったことを考えれば、リッパなものです。

 「Let's note/S21」は、MMXテクノロジPentiumプロセッサ 200MHz搭載し、10.4インチTFT液晶を採用、メモリ96MB搭載(増設不可)、VRAM 2MB搭載、HDD3.2GB標準装備です。中でも、VRAMが2MB搭載は、VAIO(バイオ)「PCG-505EX/64」,「PCG-505X/64」「メビウスノートPJ」も実現出来ていない部分です。(VRAMが2MB搭載されていないと、外部CRT出力時に1024×768ドットモードで、65,536色でなく256色しか同時発色出来ません)

 また、「Let's note mini/M32」は、MMXテクノロジPentiumプロセッサ 166MHz搭載し、8.4インチTFT液晶を採用、メモリ32MB(最大96MB搭載可能)、VRAM 2MB搭載、HDD2.1GB標準装備です。中でも、VRAMが2MB搭載(従来は1.1 MB)されたことは、17インチクラスの外部CRT出力時に最も便利な解像度である1024×768ドットモードで、65,536色(従来は256色)同時発色が今回ようやく可能になり、地味ですが大きなポイントになっています。また、「本体」!のインターフェースに、USBポートが新規に追加されました。

 しかし、「Let's note mini」は「Let's note」より、スペックが上であってはならないという「不文律?」は従来通りです。思い切って「FMV-BIBLO NCVI」と同等のMMXテクノロジPentiumプロセッサ 200MHzが搭載されて欲しかった所です。(注目の機種ですので、どうしても辛口になっていますが...)

【98/06/08】世界で最も薄い2.5型薄形磁気ディスク装置
 株式会社東芝から、ノートパソコン用の2.5型薄形磁気ディスク装置の新製品として、 世界で最も薄いフォームファクターである6.35mm厚で記憶容量2.1ギガバイトの「MK2109MAF」と、 8.45mm厚で記憶容量4.3ギガバイトの「MK4309MAT」の2機種の商品化に関する「超薄形2.5型磁気ディスク装置の商品化について」が6月4日付けで公開されています。98年6月中旬より出荷予定であり、サンプル価格はそれぞれ、80,000円です。(今日やっと正式なリリース文を探し出しました。各種ニュースサイトで、このURLは初お目見えのはずです。)

 8.45mm厚で記憶容量4.3ギガバイトの「MK4309MAT」は、この「モバイル虎の穴」で【98/05/29】に報告した、日本アイ・ビー・エム株式会社の9.5mm厚タイプで「4.3GB」を実現した新製品の対抗製品です。

 また、世界で最も薄いフォームファクターである6.35mm厚で記憶容量2.1ギガバイトの「MK2109MAF」は、89g(世界最軽量)で、6.35mm厚の中に媒体(俗に言う「お皿」)1枚で、2.1ギガバイト格納を実現しています。薄さでリードしてきた東芝の意地を見せつける「クール」な製品です。う〜ん、やったぜ!

【98/06/08】「モバイル虎の穴」来訪者数 18万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が18万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 最近、異常な程、アクセス数が急上昇中です。今後とも特に、「モバイル虎の穴」らしいスクープ物も狙っていきます。(とは言っても、「そらをとぶピカチュウ」付き「ANAポケモンジェット」が日本の空に就航!みたいな関係無いやつばっかりピックアップしたがるんですよね。(^^;)   )

【98/06/07】位置情報実験サービス第二弾
 NTTソフトウェア研究所から、PHSを利用した位置情報実験サービスの第二弾である「モーバイルインフォサーチ 2 実験」が公開されています。6月1日から実験開始中です。

 モーバイルインフォサーチ実験2は、ある特定の場所に関する情報 (「ここの」情報) をより的確に検索するための実験です。そして、位置情報サービス対応のPHS(ドラえホンなど)を持ち、「いまどこサービス」に加入していれば誰でも利用可能です。また、モーバイルインフォサーチ実験では、様々な「連携コンテンツ」を利用して、現在地周辺の情報を取得できるようになっています。

【98/06/06】連続待ち受け2ヶ月!のPHS登場
 カシオ計算機から、業界最長の連続通話10時間・連続待ち受け1500時間を実現する「文字コミュニケーション機能を強化したPHS電話機」が6月4日付けで公開されています。重量78g、発売予定は6月20日で、価格は40,000円です。

 連続待ち受け1500時間ということは、62.5日。つまり2ヶ月ですね。しかし、こうなると充電という習慣が身に付かずに、逆に困ってしまいそうです。(^^;)

【98/06/05】速報! Windows CE2.0搭載ハンドヘルドPC「HP 660LX」登場
 米Hewlett-Packard社から、Windows CE2.0搭載のハンドヘルドPCのカラータイプ「HP 600LXシリーズ」の新機種である「HP 660LX」を発売する「HP Unveils New,High-performance PalmTop PC」が6月4日付けで公開されています。出荷予定は7月で、予想される市価(street price)は $999 (U.S.)です。

 「HP 660LX」は、56.6Kbpsモデムがバンドルされ、メモリが従来の「HP 620LX」の2倍の32MBになるとしか、記載されていません。ということは、SH-3 75MHz、PCカード TYPE II スロット x 1、コンパクト フラッシュカード スロット x 1、重量586g、使用しないアイドルの状態:最大5時間半までのバッテリー稼動等のスペックは従来の「HP 620LX」と同一なのでしょうか?

 また、従来の「HP 620LX」は、お得モデル(the value model)として、新たに$799 (U.S.)に値下げされて並売されます。同時に従来機「HP 620LX」や、「HP 360LX」ユーザーの為に、33.6Kbps PCカード/ファックス・モデム、VGA出力カード(33.6Kbps PCカード/ファックス・モデムとは、排他的に使用:要は同時に挿せない)、ゲームおよびビジネス・プログラムを含むソフトウェアをセットにした『mobile user's pack』が発売されます。予想される市価(street price)は、$199 (U.S.)です。

 当然、英語版の国内販売や、日本語版国内販売の時期も、現段階では全くの未定の状態です。ちなみに、「HP 620LX日本語版」は、現在市価(street price)10万円〜11万円の間で好調に発売中ですが、標準搭載メモリ16MBの増設が出来ません。しかし、最初から32MB搭載して予想される市価(street price)が $999 の「HP 660LX」(7月出荷予定)の、「時期も価格も未定の日本語版」は、無理に待たなくとも良いでしょうね。でも、56.6Kbpsモデムをバンドルしたりするより、素直にメモリの増設が可能な機種を出してくれた方が嬉しいですよね。

 尚、CASSIOPEIAの6月25日から申込受付が開始されるA-50 / 51 / 51V「ROMアップグレードサービス」についてが6月4日付けで公開されています。

【98/06/04】速報! コンパクト版Windows CE2.0搭載のハンドヘルドPC カラー/モノクロ機登場
 コンパックコンピュータ株式会社から、Windows CE2.0搭載のハンドヘルドPCでは国内「最軽量・超小型」?を達成した「コンパックCシリーズ2010c(256色カラー液晶)」「コンパックCシリーズ810(モノクロ4階調液晶)」からなる「Windows CE2.0搭載のハンドヘルドPC、Cシリーズ発表」が6月4日付けで公開されています。発売開始予定は、7月上旬で、価格は120,000円(Cシリーズ2010c、重量540g)と、92,000円(Cシリーズ810、重量450g)です。

 CPUは、MIPS社R3900互換のRISCプロセッサー(75MHz)、メモリは、カラーモデル:20MB(最大32MB)、モノクロモデル:8MB(最大20MB)です。33.6kbpsソフトウエアモデム、PCカード TYPE II スロット x 1等も搭載しています。また、カラーモデルで約3時間、オプションパック使用で約8時間のバッテリ稼働を実現しています。そして、嬉しいことにモノクロモデルは、単三アルカリ電池×2本で、約20時間稼動を実現しています。 詳細なスペック情報は、こちらです。

 日本語版のライバルは、「コンパックCシリーズ2010c(256色カラー液晶)」の場合、「HP 620LX日本語版」(SH-3 75MHz、メモリ16MB、PCカード TYPE II スロット x 1、コンパクト フラッシュカード スロット x 1、重量586g、使用しないアイドルの状態:最大5時間半までのバッテリー稼動)です。

 また、「コンパックCシリーズ810(モノクロ4階調液晶)」の場合、「CASSIOPEIA A-55V」(約390g)です。あれっ!「コンパックCシリーズ」のバナー広告では、「最軽量・超小型」となっているのに、「CASSIOPEIA A-55V」の方が軽いですね。ああ、これは「画面表示が640×240ドットのWindows CE2.0搭載ハンドヘルドPC」の中で、「最軽量・超小型」であり、画面表示が480×240ドットの機種は、比較対象外!だったりして...。(^^;)  (本当は「カラー版として」という意味でしょうね)

 ちなみに個人的には、単三アルカリ電池×2本で稼動する最軽量/コンパクトな日本語版「画面表示が640×240ドットのWindows CE2.0搭載ハンドヘルドPC」ですので、非常に注目しています。しかし、モバイル利用の場合、PIAFS通信が殆どなので、33.6kbpsソフトウエアモデムの替わりに、「コンパクト フラッシュカード スロット」を付けて欲しかったところです。

 しかし、コンパックコンピュータ株式会社のWebページより、キャンペーンページ「ローバーミニが当たる! Windows CE 2.0搭載のコンパックCシリーズ キャンペーン実施中」「Cシリーズとは?」の説明の方が、特徴が分かりやすいのは何故?(^^;)

【98/06/03】速報! A5ファイルサイズの業界最高速モバイルノート登場
 富士通株式会社から、A5ファイルサイズの業界最高速モバイルノート『NCVIシリーズ』を含む「富士通『FMV-BIBLO 』オールインワンモデル、基本性能大幅アップで新発売」が6月3日付けで公開されています。重量は約1.1Kg、発売開始は6月5日(金曜日)より順次で、価格は298,000円(FMV-BIBLO NCVI20:8.4型TFT液晶SVGA)です。また、『富士通Microsoft(R)Windows(R) 98無料アップグレードキャンペーン』の対象商品です。

 高速CPU、MMX Pentium-200MHz、大容量2.1GBのハードディスクに加え56KbpsのFAXモデムを装備するなど、A5ファイルサイズ[B5(W257×D182mm) 以下]のノートパソコンとしては、業界最高レベルの高速処理/記憶容量/通信環境を実現しています。また、標準で1.8時間、増設バッテリ装着時に最大5.7時間のバッテリ稼働を実現しています。詳細な製品情報は、こちらです。

 メモリを64MB以上搭載した場合、64MBを超える部分については、256KBの2次キャッシュは無効になってしまうことや、前機種同様「USB」が拡張用の「コネクタBOX」に装備されていることが、ちょっとよろけますが、薄さのB5ファイルサイズよりも、コンパクトなA5ファイルサイズ好き!という人で、かつCPUスペック命の人にはお薦めです。

【98/06/02】赤外線通信によりパソコンと送受信できるパソコンリンクウオッチ登場
 カシオ計算機から、電話帳やスケジュールなどのPIM(個人情報管理)データを、赤外線通信によりパソコンと送受信できる新世代のパソコンリンクウオッチ『PCクロス HBX-100J』のリリース文「赤外線通信を搭載したパソコンリンクウオッチ」が6月1日付けで公開されています。重量は94g、発売開始は6月10日で、価格は28,000円です。尚、発売日はウェアラブルPC Ruputer(ラピュータ)(重さ約67グラム、価格38,000円〜)と同日で、かなり意識したものになっています。

 1984年、本体に電話帳メモリー機能を搭載した「データバンクウオッチ」の一号機が発売されましたが、今回の「PCクロス」はこの「データバンクウオッチ」に赤外線通信を加えることにより、パソコン連動という現在の携帯情報端末に欠かせない機能を装備した「パソコンリンクウオッチ」です。

 「スケジュール」、「電話帳」、「ToDoリスト」等の機能を搭載し、パソコンと赤外線通信が可能な為、PIMデータをパソコンで入力して『PCクロス』に転送し、外出先でデータのブラウズや追加・変更を行い、帰宅後に最新情報をパソコンに反映ということが簡単に行なえます。

 発売済みの腕時計型ポケベル「ネクスト ジークス」(重さ約58グラム)や、6月1日発売の"腕時計型アウトドアコンピューター"「フィールド・メッセ」(重さ45グラム、価格16,000円)や、6月10日発売のウェアラブルPC Ruputer(ラピュータ)(重さ約67グラム、価格38,000円〜)といい、ウェアラブル物好きの人は、腕が何本あっても足らない、良い時代ですね。(^^;)

【98/06/01】速報! VAIO 505シリーズ対抗の「LaVie NX」登場
 日本電気株式会社(NEC)から、この「モバイル虎の穴」で【98/05/19】に報告した、「メビウスノートPJ」に引き続き、マグネシウム合金を採用した軽量・薄型ボディのB5ファイルサイズノートPCの第3弾である「フットワークまでも軽快になるスタイリッシュ・モバイルノート」「LaVie NX LB20/30A」が6月1日付けで公開されています。(正式なニュース・リリースがまだ公開されていない為、製品情報のページです)重量は1.25kg、製品出荷開始は6月12日で、価格はオープンプライス(ストリート・プライス:25万円前後?)です。また、企業ユース版の「VersaPro NX」も合わせて公開されています。

 マグネシウム合金を採用した超軽量(約 1.25kg)薄型(25mm)ボディ(パールライトチェリーとウォームグレーのツートンカラー)で、MMXテクノロジPentiumプロセッサ 200MHz搭載し、10.4インチTFT液晶を採用、メモリ64MB(最大96MB搭載可能)、HDD2.1GB標準装備です。また、大容量バッテリとバッテリケース(オプション)により、最大約11時間のバッテリ駆動が可能です。「LaVie NX LB20/30A」のスペック一覧や、製品のポイントがあります。

 特徴は、本体拡張用の「ポートベース」や「CD-ROMベース」を装着しなくとも、「PCカードスロット(Type2×1)」や「USB」は当然ながら、手軽にマウスやディスプレイを接続可能な「マウス/ディスプレイケーブル接続用コネクタ」を有していることです。

 「マグネシウム合金を採用した軽量・薄型ボディのB5ファイルサイズノートPC」というのは、いよいよ3社が参入しジャンルとして完全に定着しました。私自身が実際に触ってみて、「コンセプト,デザイン」の「VAIO 505シリーズ」、「機能」の「メビウスノートPJ」という評価をしていますが、この「LaVie NX LB20/30A」は果たしてどうでしょうか? まずは触ってみたいです。
 関連記事:6月1日付け「BizTech」記事バイオノート・デザイン担当に聞く---「好きな色でかっこいいノートを作りたかった」

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