モバイル関連ニュース 98年9月分


【98/09/30】携帯電話でのモバイル情報や、位置情報サービス発表
 NTTDoCoMoから、携帯・自動車電話で利用するモバイル情報サービス「mopera(モペラ)」を開始が9月28日付けで公開されています。

 このサービスは、この「モバイル虎の穴」で【98/09/13】に報告した、ドコモの一体型端末「Dialo」及び、ドコモの携帯・自動車電話とPDAやノートパソコンを組み合わせたモバイルツールから、「moperaセンタ」経由でアクセスし、情報を入手することが可能なサービスです。

 モバイル環境に優しいテキストベースの情報であるため、快適にブラウジングが可能なようです。

 また、米国ベンチャー企業の技術を導入し「歩行者ナビゲーション」の実現を目指す「携帯電話で位置情報を確認可能に」が9月29日付けで公開されています。

 NTTDoCoMoの怒涛のような攻めのサービスですね。

【98/09/29】全てのプラットフォームに影響する「Netscape ブラウザ」のバグ公開
 プログラマーのDan Brumleve氏から、悪意のあるWebサイト運営者のページを訪れると、自分がどのサイトを見てきたかというURLのキャッシュを盗み見されてしまうというセキュリティー・バグのデモを行う「Cache-Cow Strikes!」が公開されています。(安易にページ内リンクをクリックすると、URLのキャッシュを盗み見されてしまいます。)

 対象は、JavaScriptが動く全てのバージョン・全てのプラットフォーム版の「Netscape navigator」と、「Netscape Communicator」です。また、「Netscape Communicator」に含まれるメールクライアント「Messenger」を利用している場合、Webペースのメールを送りつけられて、URLのキャッシュを盗み見されてしまう可能性もあります。 そして、URLにパスワード等を埋め込んで訪問者管理を行うWebサイトを訪問した後に、盗み見されると単なるプライバシーの問題以上のインパクトがあります。

 但し、「Internet Explorer」は、対象外のようです。

 また、この問題に対応する「バージョン4.07」が近々(今週中?)リリースされるようです。

 回避方法は、JavaScript機能をオフに設定することか、Webブラウザのキャッシュサイズを「Preferences」の中で0に設定することですが、あんまりです。


 尚、CNET社の9月28日付けの関連翻訳記事「閲覧履歴を暴露するNavigatorのバグ」があります。

【98/09/29】「モバイル虎の穴」来訪者数 34万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が34万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 【98/09/23】に、ちらっと前振りしたのですが、迷っていた私の次期ノート・パソコン様であらせられる、「小型CCDビデオカメラ内蔵、ミニノートVAIO『PCG-C1』 」様が、今日ご光臨されました。(なんだか、私がファンの「スタパ齋藤」氏の文体ですね。そう言えば「PC Watch」に「【9/28】物欲増幅の原点、モーション・アイ 〜ソニーVAIO PCG-C1〜 」の試用記が掲載されています。)仕事でバタバタしていますので、ボチボチとセットアップです。

【98/09/28】速報! CCDカメラユニットを装備した「Let's note comm」発表
 松下電器産業株式会社から、ノートパソコン「Let's note(レッツノート)」シリーズの新製品として、モバイル機能を拡張する接続端子「コミュニケーションコネクタ」を標準装備したモバイルコミュニケートパソコン「Let's note comm/C33」2モデルが9月28日付けで公開されています。

 コミュニケーションコネクタに35万画素のCCDカメラユニットを装備した「Let's note comm/C33 (CF-C33J8C)」は、10月23日発売予定で、コミュニケーションコネクタに携帯電話インターフェースユニットを装備した「Let's note comm/C33 (CF-C33J8K)」は、11月7日発売予定で、それぞれオープン価格です。(実売価格は各25万円前後?)

 新シリーズの追加とはなっていますが、この「モバイル虎の穴」で【98/06/09】に報告した、「Let's note mini/M32」の、実質上の後継のラインナップになっています。

 A5ファイルサイズ(幅225×奥行182×高さ25.4 mm)で、質量は 1.0kg(35万画素CCDカメラユニット装着時)/1.1kg(携帯電話インターフェースユニット装着時)です。キャビネットにマグネシウム合金(液晶部の内側と本体底面)&アルミニウム合金(表面)を使用しています。(「Let's note mini」が、幅225×奥行172×高さ36 mm で、質量は約1.0kg)

 また、スクロール機能をはじめ、ダブルタップでアプリケーションの起動やウィンドウの最大化ができるコーナーヒット機能、ラウンチャー機能など、使い方に合わせてカスタマイズが可能な「スマートポインター」(スクロール機能付き)を採用しています。従来の「Let's noteシリーズ」ウリであった「トラックボール」は、このモデルでは採用されていません。薄さを狙った「Let's note/S21」でさえ、「トラックボール」の為もあって、薄さが 従来の39mmから32.6mmへのダウンしか達成出来ませんでしたので、このモデルからいよいよ断念したのでしょうね。

 CPU「Intel MMX テクノロジ Pentium プロセッサ 233MHz」、メモリ標準 96MB(増設不可)、HDD 3.2 GB、800×600ドット / 262,144色、PCカードType II×1スロット(CardBus対応、ZVポート対応)です。また、標準バッテリー駆動 約2.5時間/拡張バッテリーパック(オプション)+標準バッテリーパック 駆動:約8時間、横15mmキーピッチ、内蔵モデム 56Kbps(V.90、K56flex)です。

 本体の外部接続端子として、USBポート、I/Oボックス・FDD用コネクター(専用68ピン)、赤外線通信ポート (IrDA V1.1準拠)、モジュラージャック、コミュニケーションコネクター(専用68ピン)等を有しています。また外付けオプションの「I/Oボックス」には、シリアル(Dsub9ピン)、パラレル(Dsub25ピン)、外部ディスプレイ(Dsub 15ピン)、マウス/外部キーボード(ミニDin 6ピン)、FDD専用コネクターが、接続可能です。

 堅実な「Let's note」路線から言えば、意表を突かれた製品コンセプトですが、グッド・タイミングです。「小型CCDビデオカメラ内蔵、ミニノートVAIO『PCG-C1』 」と、6.7型SVGA(800×600ドット)高精細液晶を搭載したA5サイズ・ミニノートPC「Microsoft Windows 98搭載“CASSIOPEIA FIVA”」の、トリオで話題独占ですね。

【98/09/27】Mac版の「Outlook Express」のバグ公開
 Microsoft社から、「Outlook Express for Macintosh」の「Security Issues」として「The Outlook Express Updater for 4.02 now available for download」(英語バージョン用)が9月23日付けの更新で公開されています。

 対象は、「Outlook Express for Macintosh」の「Outlook Express 4.0 」と、「Outlook Express 4.01 (297よりも前のもの)」です。また、「Outlook Express 4.01 (297)」は、対象外です。

 到着メールに対して受信ボックス以外にメールを移動させる「メールの自動振り分け機能」を設定していて、なお且つパソコンのハードディスク容量が不足している場合に、移動対象となるメールが消えることがあるというものです。しかし、「メールの自動振り分け機能」を使用していなければ問題ないようです。


 この問題に対する「Outlook Express」を 4.02化する「Updater(パッチ)」や、対処済み版「Internet Explorer 4.01 for Macintosh」が、公開されています。日本語版は含まれていません。

 また、パッチを適用することができない利用者(日本語版利用者を含む)は、「メールの自動振り分け機能」を無効にすることによって、この問題を回避可能と思われます。

 ちなみに、この「モバイル虎の穴」で【98/07/29】に報告した、「Outlook Express の非常に長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメール問題」にも対応しています。(日本語版未リリース)

 尚、CNET社の9月24日付けの関連翻訳記事「MacのOutlook Expressにバグ」があります。

参考情報 【98/09/27】「ポケットモンスター金・銀」発売は、99年4月末?
 任天堂株式会社の、98年3月末発売が現在も延期中「ポケットモンスター金・銀」の発売日は、99年4月末になりそう?という情報が飛び込んできました。

 消息筋(どんな筋?だってば...(^^;) )からの情報によりますと、「来年のゴールデン・ウィークには、ポケットモンスター金・銀で子供たちが遊べるようにしたい」との発言が、スケジュールを把握出来る人からあったようです。これは、あくまでも私自身が裏を取っていない情報ですので、希望的観測に基づく参考情報として見て下さい。

 低消費電力の「スーパーモバイル液晶」(反射型TFTカラー液晶)を採用した「ゲームボーイカラー」で、32,000色中56色同時発色可能な「ゲームボーイカラー対応カートリッジ」化も合わせて進められているはずですので、期待して待つしかないですね。

【98/09/26】お手軽「ウェアラブル・PDA」化ケース登場
 Orang-Otang Computers社から、Palm Computing platformの「Palm Pilot」、「Palm Pilot Pro」、「Palm III」、「Workpad」や、Windows CEを搭載した「パームサイズPC」であるPHILIPS社の「Nino」等に対応する「THE WEARABLE PDA CASE」である「The Banana Peel」(バナナの皮)が公開されています。価格は、49.95米ドルです。

 このケースは、ワン・サイズで対象の全ての機種に適合し、左右どちらの腕にも装着可能です。また、使用しない時はベルトに取り付け可能です。

 黄色が目に眩しい「The Banana Peel」(バナナの皮)という商品の名称や、Orang-Otang Computers社というオランウータン(orangoutangまたは、orangutan)を意識した社名から、てっきり洒落のWebページかなとも思ったのですが、各種「ウェアラブル」化ケースにコダワル会社のようです。

 黄色がちょっとという人には、Professional version!である「Outrigger」(カヌー用の舷外浮材)があります。価格は、79.95米ドルです。

 「ウェアラブル」というと、最近は、この「モバイル虎の穴」で【98/09/11】に報告した、IBMの重量20グラムの「マイクロドライブ」を採用する「ウェアラブル・パソコン」(wearable PC)の試作機を連想するのですが、「The Banana Peel」は、お手軽「ウェアラブル・PDA」化ケースですね。

追加情報【98/09/25】『まっTel』に「サービス提供の前提条件」が..
 この「モバイル虎の穴」の常連の中山様から、『アステルの「まっTEL」ですが、アステル加入者のみが対象になっているようです。つまり、残念ながら,「まっTEL」のみの契約は不可みたいですね。』との、メールを頂きました。情報有り難うございます。

 早速、「アステル関西お客様センター」(06-947-3613)へ電話にて問い合わせしましたところ、「まっTEL」サービスは、「アステル関西 開業3周年記念企画」として「アステル関西契約者」のみに対する特典として提供されるサービスのようです。その為、やはり「まっTEL」のみの契約が出来ないということになります。

 アララ..という結末です。だったらWebページでも、「サービス提供の前提条件」をもう少しハッキリ記載して欲しいものです。結果として「モバイル虎の穴」の報告が情報不足の内容になってしまい、済みませんでした。

 尚、他のニュース・サイトでもこの「サービス提供の前提条件」は、記述されていませんので、気になる方は「アステル関西お客様センター」(Webページで公開されている正式なPHSサービス全般に関する各種問合せ先)に、直接確認されたらよいと思います。

【98/09/24】ライバルPHS通信事業者は、こ『まっTel』!?
 株式会社アステル関西から、基本使用料0円の着信専用サービスの実施を含む「新料金サービス等について」が9月22日付けで公開されています。98年10月16日サービス開始予定です。

 サービス名称は「まっTel」ですが、これは文字通り、着信のみ可能なPHS端末を基本使用料0円で、利用可能な業界初のサービスです。また、110(警察)・119(消防)には発信可能ですので、いざという時にも安心です。勿論、着信には制限が無く、PHS(全社)・携帯電話・一般加入電話・公衆電話のいずれからの発信も受けることが可能です。

 また、アステルPHSユーザ及び、新規申込み者には、着信専用サービス用向けPHS端末が、特別価格 2,000円で販売されます。

 しかしこれは、強烈なサービスです。関西の人はタダに弱い(本当?)という話も聞きますが、基本料金がタダでしたら、取りあえず加入しようか?という潜在ユーザを取り込めます。また、人間は弱いものですからPHSというコード・フリー・フォンの便利さに気づいたら、通常契約に移行してくれるだろうという期待感が、見え隠れするサービスです。

 尚、ライバルPHS通信事業者は、NTTパーソナル「パルディオ・おはなしプラス」や、DDIポケット電話「お気軽コース(低額基本使用料金コース)」等の新料金プランを発表したばかりでも、追随しない訳にはいきませんので、頭を抱えているのでしょうか?(アステル関西 開業3周年記念企画という位置付けの「まっTel」の契約期間=サービス期間は、2年間限定のようですから、様子見かな?)

 しかし今日の「モバイル虎の穴」の表題じゃ、スポーツ新聞のノリだってばっ..(^^;)。

【98/09/23】お休みゲット大作戦 「ミニ・ノート」、「ホイールマウスUSB」、「ゲームボーイカラー」
 最近迷っていた私の次期ノート・パソコン機種選定ですが、「小型CCDビデオカメラ内蔵、ミニノートVAIO『PCG-C1』 」か、「Cyrix MediaGX」を採用した6.7型SVGA(800×600ドット)高精細液晶を搭載したA5サイズ・ミニノートPC「Microsoft Windows 98搭載“CASSIOPEIA FIVA”」か? しかし、ようやく決定しました。現在、入手待ちです。フフッ、機種は入手後、お知らせしたいと思います。

 また、気になっていたUSBマウスを、マイクロソフト自身が情報を取りまとめた「USB 製品カタログ」で事前チェックし、ゲットしました。ホットプラグ&プレイ対応し、通常のホイールマウスよりスクロールのレスポンスが高速な光学式ホイールマウスであるLogitech「ホイールマウスUSB」です。手にした時のバランスも最高です。

 そして、この「モバイル虎の穴」で【98/08/26】に報告した、「ゲームボーイカラー」を、得意のローソンのマルチメディアステーション「ロッピー(MMS)」で、予約しました(数量限定、10月21日発売予定)。カラーは、勿論日本では初登場のクリア(スケルトン・タイプ)です。

 う〜ん、物欲絶好調、いえいえ調査・研究用ですよ。(^^;)

【98/09/22】Palm Computing platformを融合させたPDA一体型携帯電話 発表
 Qualcomm社から、デジタル携帯電話と米3ComのPalm Computing platformを融合させたPDA一体型携帯電話「The pdQ smartphone」が公開されています。1999年前半に発売予定です。

 デジタル携帯電話、Webブラウジング、電子メールやポケベル・メッセージの送受信、スケジュール管理等が、これ1台でまかなえます。

 本体外形寸法は、15.7 cm x 6.7 cm x 3.5 cmで、重量は、229gです。この「モバイル虎の穴」で【98/03/10】に報告した、「Palm III」より、少々長く約2倍の厚さになっています。

 こうしたPDA一体型携帯電話って、古いものでは、海外で定評のあるノキアの携帯電話と、名品「HP 200LX Palmtop PC」相当をくっつけた「HP OmniGo 700LX」という強引な合体ロボ(^^;)形態や、最近のものでは、「NOKIA 9000 Communicator」等があります。 (見よ!(^^;) 「HP OmniGo 700LX」の変形合体の勇姿を!)

 しかし一見便利そうな反面、実は各デジタル携帯電話とPDAの良さがスポイルされてしまうという、正直言って難しい分野ではあります。

 尚、ワイアード・ニュースの9月21日付けの関連翻訳記事「理想のモバイル機器?」があります。

【98/09/22】「モバイル虎の穴」来訪者数 33万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が33万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

【98/09/21】速報! Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」 やや早い(^^;)発表
 カシオ計算機株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/09/02】に報告した、「Cyrix MediaGX」を採用した6.7型SVGA(800×600ドット)高精細液晶を搭載したA5サイズ・ミニノートPC「Microsoft Windows 98搭載“CASSIOPEIA FIVA”」が9月21日付けで公開されています。

 11月21日から発売開始予定で、価格はオープンプライスです(実売価格は、20万円前後?)。しかし、発売の2ヶ月前から早々に発表するとは、完全に「小型CCDビデオカメラ内蔵、ミニノートVAIO『PCG-C1』 」の発売開始を牽制したものでしょうね。えっ、確証はあるのかですって? VAIO『PCG-C1』購入の方向に、ほぼ転んでいたのに、早速迷い始めた男がここに約1名います。それは、私だってばっ...(^^;)。

 A5サイズ(幅210×奥行132×高さ25.4mm)で、質量は 840g(MPC-101M32)/825g(同M31)の薄型・軽量マグネシウム合金ボディです。(VAIO『PCG-C1』の本体外形寸法は、幅240×奥行140×高さ37 mm で、質量は約1.1kgです。)

 CPU「Cyrix MediaGX 200MHz(MMX対応)」、メモリ32MB(最大96MB)、HDD3.2GB/2.1GB、独自の6.7インチ高精細HAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)液晶SVGA(800×600ドット)、65,536色、PCカードスロットTYPEII×1(CardBus対応)です。また、標準3時間/最大約6時間(大容量バッテリ装着時)、横15mmキーピッチ/1.5mmストローク、V.90/K56flex高速モデム内蔵(MPC-101M32のみ)です。

 本体の外部接続端子として、USB×1、拡張コネクタ×1(ポートリプリケータ)等を有し、また外付けのポートリプリケータ(約190g)には、USB端子×1、CRT×1(ミニD-sub15pin メス)、キーボード/マウス×1(PS/2)、FDD専用コネクタ×1、シリアルポート×1(D-sub9pin オス)、パラレルポート×1(D-sub25pin メス;ECP、EPP対応)が、接続可能です。

 尚、サムパッド(Thumb Pad)と呼ばれる液晶右側、クリックボタンをキーボード左上に配した新しいオペレーションスタイルを採用しています。

 ちなみに、一番実機のイメージに近そうなのは、約950g,画面表示モード:変則SVGA,800×480ドット表示の7.1インチワイドTFT液晶を持つ「Libretto 100」ですね。本体外形寸法は、幅210×奥行132×高さ35 mm です。しかし、“CASSIOPEIA FIVA”の、正統派 SVGA(800×600ドット)と本体のUSB端子や大きなキー・トップは、大きなアドバンテージです。

 実に迷ってしまいます。でも、嬉しい迷いなので、楽しみながらもう少し情報収集することにします。う〜ん、カシオの早期発表の狙い通りですね。(^^;)

【98/09/20】新VAIOミニノート用メモリ早速登場
 株式会社アイ・オー・データ機器から、この「モバイル虎の穴」で【98/09/03】に報告した、「小型CCDビデオカメラを内蔵し、取り込んだ動画や静止画等を手軽に電子メールで送信できる“VAIO(バイオ)” 『PCG-C1』 」や、PCG505G/GX用メモリ「SONY新VAIOノート用メモリがついに登場」が9月18日付けで公開されています。

 64Mバイトタイプで、価格は 29,800円、9月末出荷予定です。う〜ん、ナイス・タイミング!

 また、本製品の取り付け作業は、秋葉原ラジオ会館にある「I・Oマルチメディアプラザ」等の有償取り付けサービスを利用する必要があります。(利用者自身が取付作業を行うとメーカー保証が無効となります。しかし、有償取り付けサービスを利用した本製品の増設時の保証規定は、ソニー株式会社に準じるようです。安心ですね。)

 しかし、予定通り 9月19日から入手可能になっている VAIO 『PCG-C1』 ですが、正直言って購入を、ややためらっています。特にUSBに期待している私は、マイクロソフト自身が、情報を取りまとめた「USB 製品カタログ」なんかをチェックして夢を広げているのですが、不安なのがやはり8.9型ウルトラワイドXGA(1024×480)対応TFTカラー液晶です。横は1024ドットに広がるものの、縦が600ドットに慣れてしまった私が、480ドットで我慢できるのか?実物を店頭で見ながらチェック開始です。

【98/09/19】DDIポケット 月額基本使用料半額、データ通信料金同一の「お気軽コース」発表
 DDIポケット電話グループから、新しい料金プラン「お気軽コース(低額基本使用料金コース)」の提供を柱にした「新料金メニューの設定と各種料金サービスの充実について」が9月17日付けで公開されています。

 低額基本使用料メニュー(お気軽コース)は、月額基本使用料を1,350円に設定し、通話料金は通話時間帯に限らず標準コースの倍額を適用するサービスです。また、携帯・自動車電話への通話や短時間通話(Pメール利用など)、データ通信に関する料金は倍額適用の対象とはなりません。

 あまり通話はしないけれども、連絡用などのために利用したいという人に適したサービスという位置付けになっていますが、データ通信に関する料金は倍額適用の対象では無い為、月額基本使用料2,700円の「標準コース」に比べ半額というメリットを活かし、モバイル向け!と、言いきってしまいます。

 この「モバイル虎の穴」で【98/07/09】に報告した、利用可能な通信先を2ヶ所までに限定する代わりに月額基本料金が980円と格安なサービスである「Two LINK DATA」サービスより、お勧めです。

【98/09/18】速報! Internet Explorerの「Cross Frame Navigate」問題パッチ公開(日本語対応版)
 マイクロソフト株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/09/06】に報告した、Internet Explorerの「Cross Frame Navigate」問題によるセキュリティーホールの日本語対応パッチ「Internet Explorer の Cross Frame Navigate 問題の修正プログラムがご利用になれます」が、9月18日付けで公開されています。

 問題の内容に関する「Cross Frame Navigate 問題の詳細」という簡単(^^;)な解説もあります。IEを標準のブラウザに設定していなくとも、IEの HTML 機能を利用するソフトウェア(Outlook Express等)を利用している場合は、修正プログラムをインストールすることが推奨されています。

 「Internet Explorer 3」は、今回対応パッチが無い為に、「Internet Explorer 4.01」にアップグレードする必要があります。(Macintosh版の「Internet Explorer 3」は影響無し。)「Internet Explorer 4.x」を普及させたい Microsoft社の、究極?の作戦ですね。

【98/09/17】速報! 初めてXGA(1024×768ドット)対応したVAIO 505シリーズ発表
 ソニー株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/06/29】に報告した、パソコンやAV機器をつなぐi.LINK(IEEE1394)端子を標準装備したB5ファイルサイズ ノートブック型パソコン“VAIO” 2機種の後継機種にあたる「VAIOノート505」シリーズで初めてXGA対応ポリシリコンTFT液晶を採用し、薄さ19.8mm、質量1.24kgの薄型・軽量を実現した機種などB5ファイルサイズ ノートブック型パソコン“VAIO” 3機種 発売が9月17日付けで公開されています。従来と同様の10.4型SVGA対応 TFT液晶タイプは、10月10日から発売され、今回初めての10.4型XGA対応ポリシリコンTFT液晶は、10月17日から発売です。価格はオープン・プライスです。(XGA対応ポリシリコンTFT液晶タイプである「PCG-505RX」は、35万円程度の実売価格が予想されています。)

 今回の「VAIO 505シリーズ」のフラッグ・シップ機「PCG-505RX」のこだわりは、唯一10.4インチのXGA(1024×768ドット)のポリシリコンTFT液晶(色の再現性やコントラストが良い)が搭載されたことだけでは、ありません。実は薄さが 19.8mmと、B5スリムパソコンで世界最薄の19.8mmと最軽量の約1.19kgを実現した「DynaBookSS PORTEGE 3010/3000」と、同等になったのです。しかし、「*注」の文字があったので注意深く見ると、「(薄さが 19.8mmは)PCG-505RXの手前部分の厚みで後部は22.2mm(突起物除く)」との説明が...後部はやや厚い(^^;)です。また、重量は 1.24kgと、やや重いです。しかし、以前の「VAIO 505シリーズ」より薄く、軽くなりました。

 いずれにしろ、そんな少々のハンデをぶっ飛ばすのが、やはりXGA(1024×768ドット)のインパクトです。こうなると、私がデスクトップで使用している15型液晶ディスプレイと同じ解像度です。

 しかしソニーは、「小型CCDビデオカメラを内蔵し、取り込んだ動画や静止画等を手軽に電子メールで送信できる“VAIO(バイオ)” 『PCG-C1』 発売」を、8.9型ウルトラワイドXGA(1024×480)対応と言い張った(^^;)実績がありますので、「XGA」という文字が目に飛び込んできた時は、一瞬疑ってしまいました(^^;)。

 でも、こうしたインパクトの強いニュースがあると、三洋電機から、1個のバッテリで最大約10時間バッテリ駆動が可能(オプションのL型バッテリ使用時)なB5ファイルサイズノートパソコン WinkeyG1を新発売が9月16日付けで公開みたいなニュースが、つい後回しになってしまうんですよね。クラス最大約3oストローク、2つのポインティングデバイス (スティックタイプとパッドタイプ)が選択可能等の、特徴があるんですけど...。

【98/09/17】速報! 「HP 620LX」が煙を吐く?
 日本ヒューレット・パッカード株式会社から、カラーWindowsCE2.0マシン「HP 620LX」パームトップPCの初期の出荷品の一部が煙を吐く可能性があるという「HP 620LX」コンデンサの故障についてのお詫びが、7月17日付けで公開されています。

 但し、発煙しても難燃性の材料が使用されてあり、外部への類焼を押さえるように設計済みとのことです。

【98/09/16】『自称』BackOrifice除去ソフト「BoSniffer」や、「NetBus」に注意
 NTSecurity.netから、この「モバイル虎の穴」で【98/08/07】に報告した、遠隔地のパソコンを乗っ取るプログラム"BackOrifice(バック・オリフィス,通称:BO)"問題の続報「BoSniffer is Really a Trojan」が、8月31日付けで公開されています。

 現在、「"BackOrifice(バック・オリフィス,通称:BO)"伝染に伴う治療用」として広く配送されているプログラムである「BoSniffer.zip」は、実は「BO server」そのものだったとのことです。(ここで言う「BO server」とは、乗っ取られるパソコン側に不当にインストールされる機能です。)また、「BoSniffer.zip」とは違った名称でバラ撒かれている可能性もあります。

 全く、激しい話です。

 また、ISSが公開した「ISS Security Alert Advisory」の「Cult of the Dead Cow Back Orifice Backdoor」(紹介済み)の続報として、「Windows Backdoors Update」が、9月10日付けで公開されています。

 これによると、対象は、Windows 95、Windows 98のみであり、Windows NTは影響を受けなかった"BackOrifice(通称:BO)"に加え、Windows NTも影響を受ける「NetBus」("BackOrifice"と同等の機能?)と呼ばれるプログラムがインターネットで入手可能になっているようです。

 "BackOrifice(通称:BO)"の対策は、レジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices」に、自分が意図的にインストールしていないサービスが無いか?を探し、regedit(c:\windows\regedit.exe)で、不要なものを取り除きます(紹介済み)。また、UDPポートの「31337」を使用して情報の受け渡しをする為、UDPポートの利用状況を監視します。

 もし、『netstat -an | find "UDP"』というコマンドを入力して、『UDP 0.0.0.0:31337 *:*』のような結果が表示されれば、ポート31337でUDPサービスが使用されていることを、あらわしています。(必ずしも「31337」であるわけでは、ないようですが...)

 "BackOrifice(通称:BO)"に関する検出や除去に関するより詳しい情報は、「The Back Orifice "Backdoor" Program」にあります。

 一方、「NetBus」は、TCPポートの「12345」と「12346」を使用して情報の受け渡しをする為、TCPポートの利用状況を監視します。

 『netstat -an | find "12345"』というコマンドを入力しても発見出来ますし、「telnet」クライアントで、「localhost」にポート12345で接続して、'NetBus 1.53' や 'NetBus 1.60 x'とのプロンプトが出れば、「NetBus」が不当に仕掛けられています。除去方法は、「NetBus 1.5x removal」と、「NetBus 1.6 removal」にあります。

 尚、この"BackOrifice(通称:BO)"を作ったグループ(原文:A hacker group)『Cult of the Dead Cow(カルト・オブ・ザ・デッド・カウ:通称 cDc)』は、「Back Orifice Tシャツ」なんか作って喜んでるんで、イヤになっちゃいますね。

【98/09/16】「モバイル虎の穴」来訪者数 32万突破
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が32万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 今日みたいなセキュリティ関連の報告って、結構時間が掛かってしまいます(今回の場合、3時間程度。今日ようやく時間が取れて、まとめることが出来ました。)。まあ、自分の仕事関連のメモ代わりなんで、あまり苦労とは感じていませんが....(^^;)

【98/09/15】不定期 お休みチャレンジ特集! 「HP 200LX Palmtop PC」+「32Kパルディオ341S」で快適Webブラウジング
 HP 200LX Palmtop PCにも特化した、強力な D&A Software社のHP 100/200/700LX Series Palmtops用Webブラウザ「WWW/LX Plus」に含まれるモジュールがアップデートされ、「コンパクトカードスロット」を使用可能なデータカード一体型PHS「32Kパルディオ341S」と組み合わせて使用可能なバージョン「WWW.EXE version 1.2b」が、9月5日付けで公開されています。(「WWW/LX Plus」も Version 1.2bになりました。)「32Kパルディオ321S」もOKのようです。価格は 89ドルで、評価用モジュールも公開されています。

 これまでは、「WWW/LX Plus」と、「32Kパルディオ341S」は相性が悪かった為、Webブラウジングが得意なパーソナルモバイルツール ザウルスカラーポケット「MI-310」にクラッときていましたが、もうこれで私にとっての最強PDAは「HP 200LX Palmtop PC」と、自信を持って再び言えるようになりました。

 普段は、倍速&32MBメモリに改造したHP 200LX Palmtop PC に、コンパクト・フラッシュカードを通常のPCカード・スロットに装着可能なように変換する「PCカードアダプタ」+「30MBコンパクト・フラッシュカード」で使用しています。通信時は、「30MBコンパクト・フラッシュカード」だけを外し、替わりに「コンパクトカードスロット」を使用可能なデータカード一体型PHS「32Kパルディオ341S」を、サクッと装着します。Internet利用ソフトは、「dosppp」,「D-Mail」,「Lnet(Tiny telnet)」,そして、今回紹介したHP 100/200/700LX Series Palmtops用Webブラウザ「WWW/LX Plus」を使用します。

 尚、標準では日本語を表示出来ないHP 100/200/700LX Series Palmtops用Webブラウザ「WWW/LX Plus」のスマートなセットアップ方法は、この「モバイル虎の穴」ではお馴染みの、本田亮二さんの「PROTEUS'S SPACE」の、[HP 200LX The COOL! palmtop PC]のコーナーの〜「WWW/LX」紹介ページ〜に記載されています。(補足:このページでは、「32Kパルディオ321S」は接続不可となっていますが、今回の「WWW.EXE version 1.2b」からは、OKのようです。)詳細な解説のページ有難うございます。

【98/09/14】「Netscape Communicator 4.5 PR2」(英語版)公開
 Netscape Communications社から、この「モバイル虎の穴」で【98/07/29】に報告した、長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールに関するセキュリティーホール「長いファイル名のメールに対するセキュリティ上の弱点」に明らかに対応した英語版の「Communicator 4.5 Preview Release 2(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」及び Mac版がFTPサイトで、9月11日付けで公開されています。

 しかし、その一方で、「Netscape Communicator 4.5 Preview Release 1(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」の日本語版が、FTPサイトで、9月11日付けで追加公開されています。

 ちなみに、7月27日付けの「長いファイル名のメールに対するセキュリティ上の弱点」では、「Communicator 4.5 Preview Release 2(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」でセキュリティーホールに対応と読めますが、8月14日に更新されている英語情報の「Long Filename Mail Vulnerability」では、「Communicator 4.06」と、新版の「Netscape Communicator 4.5 Preview Release 1」(原文:new version of Communicator 4.5 Preview Release 1 )は、対応済みとなっています。さすがに、セキュリティーホールを含む日本語版は、さすがにリリースしないでしょう(^^;)から、たぶん今回公開された「Netscape Communicator 4.5 Preview Release 1(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」の日本語版は、対応済みと思われます。

【98/09/13】携帯電話とPHSの分野では、製品の共有化はドンドン進展中
 NTT中央パーソナル通信網株式会社から、「32Kパルディオ」に接続して、手軽にインターネットメールを利用できるEメール専用端末「パルディオ・Eボード」の発売が公開されています。9月下旬より発売予定で、価格は 19,800円です。

 パルディオEメールは、NTTパーソナルの契約者は、別なサービス申し込み手続きや、ISP(インターネット接続事業者)との契約は不要で、10秒当たり7円の接続料でメールを送受信できるサービスです。

 ちなみに、「パルディオ・Eボード」は、NTTドコモが97年12月から発売し、累計販売台数 7万5000台(8月末)の隠れたヒット商品である「10円メール」サービス専用端末「ポケットボード」と同型の製品です。

 尚、ポケットボーダーズ&インプレス書籍編集部 著の解説本「できるポケットボード」も、9月29日から発売予定です。

 他にも携帯電話とPHSの分野では、製品の共有化はドンドン進展中で、NTT移動通信網株式会社 埼玉支店から、小型軽量ボディに携帯電話とPDAの両方の機能を持たせた、GENIO(ジェニオ)の携帯電話版であるWWWブラウザ、メールソフト搭載「Dialo」(ディアロ:会話、対話「DIALOG」の略から造語)が、本体販売価格 72,200円で、9月11日より発売開始と公開されています。

【98/09/12】「イリジウム」サービス開始延期 ライバルの「グローバルスター」もご難
 日本イリジウム株式会社から、66個の衛星を約780kmの低軌道に周回させて、全世界を通話エリアとする衛星携帯電話システムであるイリジウムの商用サービスの開始日を、当初の98年9月23日から98年11月1日に延期するという「イリジウムサービスの開始日について」が9月9日付けで公開されています。

 理由は、より品質の高いサービスを提供出来るよう、さらに通話試験を行う必要があると判断した為となっており、9月23日からは、世界で約2,000端末を用いて、実際のユーザーの使用環境を想定しての通話試験を実施することが強調されています。でも、打ち上げられた衛星は合計74個で、現在稼動中の衛星は67個(予備衛星1個を含む)ですから、もう7個が「スター・ダスト(星屑)」なんですよね?(^^;)。

 尚、WIRED NEWSの9月9日付けの関連翻訳記事「イリジウムのサービス開始遅れる」が、公開されています。

 また、同じく低軌道に衛星を周回させるネットワーク「Globalstar」の12基の衛星を積んだロケットが、打ち上げに失敗したという、WIRED NEWSの9月10日付けの関連翻訳記事「グローバルスター社、ロケットと共に株も急落」が、公開されました。

 全48個の衛星ネットワーク(予備に別途8個)の内の12個なんで、こちらは株価が一時40%も急落等、深刻な事態です。1999年末までの通信サービス開始には、影響無しと言われていますが、やや心配です。

 衛星を低軌道に周回させて、全世界を通話エリアとする衛星携帯電話システムは、他にも日本衛星電話株式会社のパーソナル移動衛星通信サービス「ICO(アイコ)サービス」(2000年サービス開始予定)等がありますが、この「モバイル虎の穴」で【98/05/26】に紹介した通り、私が好きなサービスですので是非頑張って頂きたいです。

【98/09/11】重量20グラムの「マイクロドライブ」と、「ウェアラブル・パソコン」試作機登場
 日本アイ・ビー・エム株式会社から、IBM社が世界最小・最軽量のハードディスク・ドライブ(HDD/以下マイクロドライブ)を開発したことを発表した「世界最小・最軽量のハードディスク・ドライブを開発」が9月10日付けで公開されています。

 「マイクロドライブ」の重量は20グラム、大きさは全長42.8mm×幅36.4mm×高さ5.0mmという500円硬貨なみの超小型サイズでありながら、 最大340メガバイト(ディスクは1枚)の容量を持っており、1999年半ばの発売が予定されています。また、現行のコンパクトフラッシュより、やや厚みがある「コンパクトフラッシュType IIスロット」対応のATAカードとして使用可能です。

 Iomegaが提唱している容量40MBの小型ディスクメディア「clik!」への影響は、やはりあるでしょうね。

 尚、この重量20グラムの「マイクロドライブ」を採用する「ウェアラブル・パソコン」(wearable PC)の試作機関連の、PC Watchの9月11日付けの関連記事「着るパソコン?日本IBMがウエアラブル・パソコンを発表」が、公開されています。

 これはもう、マンガの「ドラゴンボール」の世界の、「スカウター」(片目に掛け、敵の戦闘能力等を計測可能)を彷彿とさせる「wearable PC」ですね(^^;)。

【98/09/10】「Netscape Communicator 4.06」日本語対応版公開
 Netscape Communications社から、この「モバイル虎の穴」で【98/08/27】に「Netscape Communicator 4.06」日本語対応版は9月上旬にリリース予定と、報告した通り、「インターネットのリーディング・ブラウザの最新版、Netscape Communicator 4.06」FTPサイトで、公開されています。

 長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールに関するセキュリティーホールの対応「Long Filename Mail Vulnerability」と、Javaに関するセキュリティ・ホールの対応「ClassLoader Java Vulnerability」も、含んでいます。

 しかし、長いファイル名(200文字以上)の添付ファイル付きのメールに関するセキュリティーホールは7月27日付けで公開され、「Netscape Communicator 4.5 Preview Release 1(Windows 95、Windows 98、Windows NT版)」も対象ですが、問題に対応した「Communicator 4.5 Preview Release 2」は、なかなかリリースされませんね。

【98/09/09】速報! モバイル Pentium IIプロセッサ 300MHz版登場/搭載製品も発売開始
 インテル株式会社から、この「モバイル虎の穴」で【98/04/02】に報告した、ノートブック・パソコン向けの最初の PentiumIIプロセッサ「モバイルPentium IIプロセッサ」(クロック周波数は233MHzと266MHz)の強化版ノートブック・パソコン向けに最高性能のプロセッサ「モバイル Pentium IIプロセッサ 300MHz版」を発表が9月9日付けで公開されています。98年9月9日から出荷開始です。

 「モバイルPentium IIプロセッサ300MHz版」は、「Pentium IIプロセッサ266MHz版」と比較して、ベンチマークWinbench98 CPU32で 9%(整数演算処理)、Norton Multimediaで 12%、Winstone98で 6%、Winbench98 FPUで 12%の性能の向上を記録しているようです。

 また「モバイルPentium IIプロセッサ300MHz版」は、前回の「モバイルPentium IIプロセッサ266MHz版」と同様に、消費電力:7.8ワットで動作する電力大食い(^^;)です。(従来から使用されてきたモバイル用「MMX Pentium(コード名:Tillamook/ティラムーク)」である「266MHz版MMXテクノロジPentium」は、消費電力:5.3ワットで、「166MHz版MMXテクノロジPentium」は、消費電力:2.9ワットです。)

 但し、バッテリをもたせる為に、ノートブック・パソコンが待機もしくは非稼動時におけるプロセッサの消費電力を0.4ワットに抑える低電力モードに移行させる「Quick Start(クイック・スタート)」と呼ばれる機能が、新たに加えられています。

 「モバイル Pentium IIプロセッサ 300MHz版」を搭載したニューマシンが、続々発表されていますが、こうした新しいCPUチップが出れば、従来のCPUチップの値段がこなれるのが、嬉しいですね。

 尚、CNET Briefs Tech Newsの9月4日付けの関連翻訳記事「ノートパソコンも300MHzへ」が、公開されています。

【98/09/09】「モバイル虎の穴」来訪者数 31万突破  『日本最大級のモバイル情報ページ』
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が31万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 日経BP社のインターネット雑誌「日経ネットナビ」 10月号(8月29日発行)の、特集記事「お気楽モバイル・インターネットのススメ」の「ホームページでモバイルをお勉強」(P213)のコーナーで、「モバイル虎の穴」をちょこっと紹介して頂きました。『最新情報と充実したリンク集を持つ、日本最大級のモバイル情報ページ』という、日本最大級の賛辞付き(^^;)です。有り難うございます。

【98/09/08】DOSベースのパソコンから、Windows 95、Windows 98、Windows NTを遠隔操作可能
 日本アイ・ビー・エム株式会社から、CPUやメモリーの制限によってWindows等のオペレーティング・システムを利用することが困難なパソコンでも、インターネットにアクセスすることを可能にする「DOS/V専用のコンパクトなWebブラウザー」が機能強化された「IBM WebBoy for DOS Version 4.0 日本語版」が9月7日付けで公開されています。98年10月21日から出荷開始予定です。

 100% Pure Javaのリモート・コントロール・ソフト「Desktop On-Call for Multiplatforms Version 2.5」がインストールしてあるパソコン( Windows 95、Windows 98、Windows NT、OS/2) を、この「IBM WebBoy for DOS Version 4.0 日本語版」のブラウザー画面経由で、遠隔操作することも可能です。

 8MB以上のメモリー、486SX以上のCPUを搭載したDOSベースのパソコンさえあれば、Windows 95、Windows 98、Windows NTを遠隔地から、リモート操作可能とは、面白いですね。

【98/09/07】「CCDカメラ付きのVAIOミニノートパソコン」あれこれ
 この「モバイル虎の穴」で【98/09/03】に報告した、「小型CCDビデオカメラを内蔵し、取り込んだ動画や静止画等を手軽に電子メールで送信できる“VAIO(バイオ)” 『PCG-C1』 」は、9月3日の発表日にソニー株式会社が出したプレスリリース資料では、「プロセッサー: MMX Pentiumプロセッサー 233MHz(内蔵2次キャッシュ32KB)」と記述されていたようですが、実は「内蔵1次キャシュ」の誤りで、2次キャッシュ容量は256KBです。(私の愛読誌である某技術雑誌の編集部に確認しましたら、丁寧に教えて頂きました。有難うございます。)

 「モバイル虎の穴」では、リリースを見ておかしいな?と思い、敢えてキャシュ容量は記載しませんでしたが、変なとこでケチったマシンだな〜と、一瞬疑ってしまいました。まあ嬉しい誤算(^^;)です。

 改めてチェックすると、う〜ん、敢えて記載しませんが、主要なニュースサイトは、キッチリ書き換わっていますね。(^^;)

 尚、ASCII 24の「【INTERVIEW】ソニー『VAIO PCG-C1』ってどんなモノ? 開発担当者に直撃」[9月7日]が、公開されています。

 また、「最愛のiMacを創る会 中仙道 太郎」さんから、「最愛のVAIOを創る会」の、開設の案内を頂きました。やっぱり、こだわり心をくすぐるマシンですよね。他の方からも、「VAIO(バイオ) 『PCG-C1』 」買うんでしょ!と、mailを頂いていますが、執筆の為という言い訳をしながら(^^;)、きっと買うんでしょうね!

【98/09/06】Internet Explorerの「Cross Frame Navigate」問題によるセキュリティーホール公開
 Microsoft社から、セキュリティ関連の警告レポート「Microsoft Security Bulletin (MS98-013)」「Fix available for Internet Explorer Cross Frame Navigate Vulnerability」が9月4日付けで公開されています。

 対象は、以下のように広範なInternet Explorerです。

    ○Windows NT 4.0、Windows 95版  「Internet Explorer 4.0、4.01 、4.01 SP1」
    ○Windows 98に統合されている   「Internet Explorer (version 4.01 SP1) 」
    ○Windows 3.1、 Windows NT 3.51 版「Internet Explorer 4.0 and 4.01」
    ○Macintosh 版          「Internet Explorer 4.0 and 4.01」
    ○Macintosh 版以外の       「Internet Explorer 3.x」

 また、Internet Explorer により提供されるHTML機能を利用するソフトも影響を受ける為、Internet Explorer を、自分のコンピュータで標準のブラウザとして使用していなくとも、パッチを適用するようにとされています。

 Internet Explorerのセキュリティのカードをかいくぐって、悪意があるWebサイトオペレータが、あなたのコンピュータのローカルのファイルを読み出す可能性があるとのことです。


 この問題に対する「Internet Explorer 4」の英語版のhotfixes(パッチ)は、「Fix available for Internet Explorer Cross Frame Vulnerability」で、公開されています。

 この問題に対する「Windows 98」の英語版のhotfixes(パッチ)は、「Microsoft Windows Update」で、公開されています。

 この問題に対する「Internet Explorer 3」の対応は、最新版の「Internet Explorer 4」にアップグレードし、パッチを適用することのようです。(^^;)

 尚、Microsoft Knowledge Base (KB) article Q168485「Fix available for Internet Explorer Cross Frame Vulnerability」(英語情報、IEのみ閲覧可能)があります。

追加情報【98/09/09】:CNET Briefs Tech Newsの9月8日付けの関連翻訳記事「IEのセキュリティー・ホールにパッチ」と、ZDNetの9月7日付けの関連翻訳記事「IEに新たなバグ。MSが公表とともにパッチ用意」と、WIRED NEWSの9月8日付けの関連翻訳記事「マイクロソフト、IEのバグを修正」が出ています。

【98/09/05】「ゲームボーイ ポケットプリンタ ピカチュウ・イエロー」登場
 任天堂株式会社から、ポケットプリンタにピカチュウやモンスターボールのイラスト入りで、カラーはピカチュウと同じ黄色の「ピカチュウバージョン」が加わった「ゲームボーイ ポケットプリンタ ピカチュウ・イエロー」が8月27日付けで公開されています。98年9月12日より発売予定で、価格は 5,800円です。

 何と言っても、ゲームボーイの画面がシールになるという特徴があります。対応ソフトは限られておりますが、同日発売される、この「モバイル虎の穴」で【98/08/16】に報告した、「ポケットモンスター ピカチュウ」は、勿論OKです!(但し、ポケットモンスター 赤・緑・青はポケットプリンタに対応していません。)

 う〜ん、商売うますぎだってばっ...(^^;)。

【98/09/04】厚さ0.5mmの超薄型コイン形リチウム電池登場
 松下電池工業株式会社から、業界初 厚さ0.5mmの超薄型BR系コイン形リチウム電池である「ペーパーリチウムセル」を新開発が9月3日付けで公開されています。98年12月より、順次発売されます。

 これであれば、非接触カードやIDタグなど1mm程度の各種カード機器でも十分使用可能ですね。

【98/09/03】速報! 「Windows World Expo Tokyo 98」で参考出展だった、変則SVGA(1,024×480ドット)を採用した動画も撮影可能な「CCDカメラ付きのVAIOミニノートパソコン」正式登場
 ソニー株式会社から、本体に内蔵した小型ビデオカメラ「モーション・アイ」で動画や静止画の撮影・取り込みが行えるほか、取り込んだ画像・音声を電子メールに添付して送信したりホームページへのアップロード等が手軽に行える「小型CCDビデオカメラを内蔵し、取り込んだ動画や静止画等を手軽に電子メールで送信できる“VAIO(バイオ)” 『PCG-C1』 発売」が9月3日付けで公開されています。発売予定は 9月19日で、価格はオープン価格です。(実売価格は、25万円前後の見込み) 「製品情報のページ」もあります。

 この「モバイル虎の穴」で【98/07/01】に報告した、Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」という位置づけの厚さ約25ミリ程度のミニノートパソコン「6.7インチSVGA(800×600ドット)TFT液晶搭載PC」と、一緒に「Windows World Expo Tokyo 98」で参考出展中だったものですが、こちらは、もう製品投入です。

 VAIO 505シリーズのように本体4面でなく、今回は本体上面にマグネシウム合金が採用されています。主なスペックは、MMX Pentium プロセッサー233MHz、HDD 3.2GB、SDRAM 64MBメモリー、8.9型ウルトラワイドXGA(1024×480)対応TFTカラー液晶、ビデオメモリー2.5MB(1024×768でも最大約1677万色)、PCカードスロットTYPEII×1(CardBus対応、ZVポート対応)です。

 またI/Oボックス等の外付け装置は無く、本体の外部接続端子として、USB×1、外部ディスプレイ出力(D-Sub15ピン、専用mini端子)、i. LINK(IEEE1394)端子、赤外線通信ポート等を、有しており文句無しです。(外部ディスプレイ出力が本体に無いと、出先でのプレゼンが面倒なんですよね)

 VAIO 505シリーズ(高さ 23.9mm)と同じように、スリムな印象がありますが、本体外形寸法は、幅240×奥行140×高さ37 mm で、質量は約1.1kgです。(私が使用中の「Let's note mini」が、幅225×奥行172×高さ36 mm で、質量は約1.0kg)

 私が、VAIO 505シリーズで不満だった「タッチパッド」から、左右の2ボタンに加え、中央にもボタンを配置した「スティック型ポインティング・デバイス」に変更されています。またキーボードは、約17mmキーピッチ/2mmストロークが確保されています。(「Let's note mini」は、キーピッチ 15mm/1.5mmストローク)

 正直言って、理性が吹き飛びました。東京出張の際に、もし“VAIO(バイオ)”『PCG-C1』の現物があったらフラフラと買ってしまうかもしれません。

 ちなみに、筐体にマグネシウム合金を採用した「本体質量3.7kgでA4ファイルサイズを実現、持ち運びに便利でスマートな縦型デザイン採用のデータプロジェクター 発売」も9月1日付けで公開されていますが、ついついセットで買ってしまいそうで、怖いです。“VAIO(バイオ)”『PCG-C1』とセットにしても総重量 5kg未満で、どこでもプレゼン可能とは、夢のような話です。でもこっちは、価格が 798,000円なんで、いくらなんでも正気にもどるってばっ...(^^;)。

 尚、ASCII 24の「【INTERVIEW】『Libretto』、『DynaBook』のモデルチェンジは一段落〜田島正興東芝パソコンマーケテイング部部長に訊く〜」に、『Libretto』の外観などの面では、当分モデルチェンジはないとの趣旨の発言がありますが、私が何回も言っているように、変則SVGAを採用した「Libretto 100」の後継機種は、やはり必要ですヨ。

【98/09/02】Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」は、Cyrixを採用
 ナショナルセミコンダクタージャパン株式会社から、カシオ計算機が年末商戦に向けて発売を準備している「A5サイズ・ミニノートPC」に米サイリックスの低価格CPUが採用されたという「Cyrix MediaGX カシオ計算機が発売予定のA5ノート機のCPUに採用決定」が9月1日付けで公開されています。(ナショナル セミコンダクター社は、97年11月にサイリックス社を吸収合併しています)

 今回、カシオ計算機が採用を決定したのは、新開発の「モバイル用MMX対応MediaGXローボルテージ版」です。ローボルテージ・テクノロジーにより、このチップの消費電力は従来のMediaGXの半分となっているようです。

 この「モバイル虎の穴」で【98/07/01】に報告した、Windows98を搭載した「CASSIOPEIAの最高峰」という位置づけの厚さ約25ミリ程度のミニノートパソコン「6.7インチSVGA(800×600ドット)TFT液晶搭載PC」は、重さは850グラム程度を目標として準備中のようです。変則SVGAを採用した「Libretto 100」の後継機種は事実上出ないという現状になっていますので、このSVGA(800×600ドット)で重さは850グラム程度を目標としているこの「CASSIOPEIAの最高峰」は、非常に楽しみです。

【98/09/02】「モバイル虎の穴」来訪者数 30万突破 
 この「モバイル虎の穴」のトップページのカウンタ(来訪者の方)が30万を突破致しました。これからもご愛顧お願い致します。

 今日は一日大阪で、インターネットとモバイルに関する最新動向のセミナを開催し、その足で東京に移動して、明日はNTのセキュリティを意識した設定に関する打ち合わせです。この文章もホテルで作成しています。モバイル絶好調ですね。(^^;)

【98/09/01】ThinkPad 235 Windows95モデル追加投入
 日本アイ・ビー・エム株式会社から、発売されたばかりのThinkPad 235 に、Windows95モデルを追加する「ThinkPad 235 Windows95モデル(2607-15J)の発表」が8月31日付けで公開されています。

 9月18日より出荷開始予定で、価格はオープン価格です。ちなみに、通販のIBM PC DirectではWindows98モデルと同一の 235,000円ですが、他の「強化版チャンドラ2」と比較しても、インパクトのある価格です。

 また、この「モバイル虎の穴」で【98/07/22】に報告した、「ThinkPad 235 Windows98モデル(2607-10J)」と、ハードウェアとしては同一のものです。

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